密教の聖者 空海 (日本の名僧 4)

  • 吉川弘文館 (1899年12月31日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (258ページ) / ISBN・EAN: 9784642078481

作品紹介・あらすじ

四国遍路や入定信仰などを通して、今も多くの人びとの心に生きつづける弘法大師空海。遣唐使に従い中国に渡り、恵果から正統な密教を受法。帰朝後、高雄山寺・東大寺・東寺に真言密教の道場を開き、のちに高野山を開創して真言宗の基盤を確立する。密教受法、即身成仏、曼荼羅の世界、衆生救済の思想や詩人・三筆と称賛されたその実像と魅力に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 本書は「日本の名僧」シリーズの中の一つで、真言宗の祖師でもあり密教を日本に持ち帰った空海についての本になります。著者は一人ではなく、空海もしくは密教研究者の錚々たるメンバーによって書かれた本になります。本の見た目は空海入門書かのような雰囲気もあるのですが、決してそうではありませんでした。かなり読み応えのある本で、空海あるいは密教の知識がある程度ないとなかなか読み進めないかもしれません。しかし内容は非常に濃かった。空海という人は宗教家であるだけでなく、哲学者でもあり、文筆家でもあり、土木建築の監督もするなど、レオナルド・ダ・ヴィンチなみのマルチタレントな人ですが、本書では異なる専門家の方が空海の多面的な特徴をあまねく紹介してくれていましたので、個人的にはとても勉強になりました。密教と顕教の関係、大真言と小真言、言葉で表現できずに図像(曼荼羅)で表現されている密教の真理を、空海は梵字というコトバの中に見出したこと、などは非常に面白かったです。即身成仏、如実知自心、梵字のア字に秘められた真理など、空海という人は日本史史上最大の思想家ではなかったかと、ただただ感銘を受けました。

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