平等院鳳凰堂 現世と浄土のあいだ

  • 吉川弘文館 (2010年1月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (228ページ) / ISBN・EAN: 9784642080323

作品紹介・あらすじ

平安時代、藤原頼通により現世と極楽浄土を結ぶ空間として建立された平等院鳳凰堂。そこには定説がない壁画や、朱色に塗られた阿弥陀如来像の胎内など、多くの謎が存在する。これまで個別に論じられてきた鳳凰堂の建築・仏像・絵画・庭園などを総合的に捉え直し、その美しい造形の背後にある平安仏教の豊かな世界観と人々の祈りの姿を読み解く。

みんなの感想まとめ

平等院鳳凰堂の謎を解き明かし、平安時代の信仰世界を深く掘り下げる作品で、その魅力は多岐にわたります。特に、専門知識がなくても理解しやすい現代語訳や図解があり、誰でも安心して読み進められる点が評価されて...

感想・レビュー・書評

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  • 『平等院鳳凰堂 現世と浄土のあいだ』
    2022/2/3 読了

    平等院鳳凰堂の5つの謎を軸とし、鳳凰堂の造形の背景にある平安時代の信仰世界を解き明かそうとするものだ。

    経典の記述や仏画の構成を言及することもあるが、わかりやすい現代語訳があったり、図によって明示していたりするため、専門知識のない人も安心して読み進めることができる。

    永承7年、日本は末法に入るとされ、関白藤原頼通が平等院を創建した。末法とは、仏が亡くなってから二千年後、仏の教えがすたれて意味をなさなくなる一万年もの時代を指す。
    また、時を同じくして、天然痘の大流行もあったようだ。

    まさしく今の私たちが直面している「コロナ禍」と同じ状況ではないか。
    世界的災害の只中にいる私たちにとって、同様に危機に瀕していた平安時代の為政者の祈りや思いは、生きる上での指針になるのではないだろうか。

  • 宇治在住の私は何回か平等院に行ったがいろいろなことを学んだ。

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    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00545202

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著者プロフィール

1966年生まれ。1992年京都大学工学部建築学科卒業。1998年京都大学大学院工学研究科建築学専攻博士後期課程修了。同年博士(工学)。現在、滋賀県立大学環境科学部助教授。著書(共著)に『院政期文化論集第三巻時間と空間』(森話社)、『シリーズ都市・建築・歴史2古代社会の崩壊』(東京大学出版会)、主要論文に「相国寺七重塔―安置仏と供養会の空間からみた建立の意義―」(『日本宗教文化史研究』第5巻第1号)、「平泉柳之御所遺跡出土部材にもとづく板葺屋根の復元考察」(『建築史学』第43号)、「九体阿弥陀堂と常行堂―尊勝寺阿弥陀堂の復元と位置づけをめぐって―」(『仏教芸術』283号)、復元設計に平泉無量光院阿弥陀堂・毛越寺金堂(CGによる復元。岩手県平泉町『甦る都市平泉』に収録)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

「2007年 『密教空間史論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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