京を支配する山法師たち 中世延暦寺の冨と力

  • 吉川弘文館 (2011年4月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784642080552

作品紹介・あらすじ

白河上皇に「三不如意」の一つといわしめた「山法師」の嗷訴(ごうそ)。比叡山延暦寺が、中世を通じ権力の一角として力と富を持ち続けたのはなぜか。中世都市坂本を繁栄させ、神輿(みこし)振(ふ)りをもって、朝廷・幕府に自分たちの要求をつきつけ、戦乱を生き抜いた寺僧たちの姿から世俗権力としての実態を解明。延暦寺が果たした政治的・社会的な役割を浮き彫りにする。

みんなの感想まとめ

中世の権力構造を深く掘り下げ、比叡山延暦寺の影響力とその変遷を描いた作品は、寺僧たちの力と富の背後にある複雑な人間関係や政治的な駆け引きを明らかにします。特に、延暦寺がどのようにして朝廷や幕府に対抗し...

感想・レビュー・書評

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  • 読了

  • 山門の権勢が膨れ上がっていく過程を追っていくことはできたが、応仁の乱後突然衰退した理由がよくわからない。人類はなぜ中世人の精神性を喪失したのか。

  • 中世延暦寺が果たした政治的・社会的役割の変遷をたどり、その武力や経済力において京都に及ぼした影響力の実態に迫る一冊。必ずしも一枚岩ではなかった衆徒の実情や、その富の源泉を巡る朝廷・幕府とのせめぎ合いが興味深い。

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著者プロフィール

1948年石川県生まれ。大谷大学大学院文学研究科修士課程修了。博士(文学、立命館大学)。京都大学大学院人間・環境学研究科客員教授、京都国立博物館学芸課長、文化庁美術学芸課長、帝塚山大学教授、奈良大学教授などを歴任し、京都国立博物館名誉館員、八坂神社文書編纂委員、清水寺史編纂委員などを務める。著書に『中世寺院社会の研究』(思文閣出版、2001年)、『描かれた日本の中世―絵図分析論―』(法藏館、2003年)、『京を支配する山法師たち―中世延暦寺の富と力―』(吉川弘文館、2011年)、『中世寺院社会と民衆―衆徒と馬借・神人・河原者―』(思文閣出版、2014年)などがある。

「2021年 『祇園祭千百五十年記念 中近世祇園社の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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