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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784642083089
作品紹介・あらすじ
活発な通交・貿易、そして戦争と断絶…。古来、日本列島と朝鮮半島は、国境を史的境界としない多様・多元的な移動や交流があり、王権・国家のあり方や対外関係に大きな影響を与えてきた。律令国家群の形成と展開、秀吉の「唐入り」、日韓国交正常化交渉など、双方の関係を東アジア内の広範な交流にも触れつつ解明。広域史の視点から見つめ直す。
みんなの感想まとめ
日本と朝鮮半島の歴史的関係を広範に探求する本作は、活発な交流や貿易、さらには戦争と断絶の背景を丁寧に解説しています。特に、李氏朝鮮時代の社会構造や、白村江の戦いの原因となった国際秩序の変遷についての考...
感想・レビュー・書評
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白村江の戦いの理由となった、倭国による百済援助は「百済を自らの国際秩序に包摂することを目論んだ」(p.40)というのは勉強になった。背景には、中華思想を基盤とする自国中心の対外秩序があったという(p.39)。日本における自国中心意識は、7世紀前半に仏教を基軸としたものとして出来上がったという。その象徴が、飛鳥寺の須弥山石だという。これは、蝦夷や南島人の饗応において機能したという。また、斉明朝の遣唐使は、夷狄と位置づけた蝦夷を帯同し、倭国中心の世界秩序を唐に誇示したという(p.39)。
あと印象的だったのは、日本における征韓論の源流を、19世紀初頭の佐藤信淵などにみてとり、さらに幕末の対馬藩の大島友之允の建白書があって、木戸孝允・西郷隆盛の征韓論につながっていくという話。自分の専門としている時代とも関係があるので、より理解が深まった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本と朝鮮半島の通史で、両者の関係が俯瞰できた。特に朝鮮半島の態度は、当時の中国大陸の情勢に左右されてきた。そして、平和の裡に戦争を孕み、戦争の中に平和が模索されてきた。この知見を今後に役立てたい。
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古代から現代までの日本列島と朝鮮半島の関係について。
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編者:関周一(1936-)
ジャンル 日本歴史 > 通史・概説・歴史一般
出版年月日 2017/02/07
ISBN 9784642083089
判型・ページ数 4-6・416ページ
定価 本体3,500円+税
在庫 在庫あり
活発な通交・貿易、そして戦争と断絶…。古来、日本列島と朝鮮半島は、国境を史的境界としない多様・多元的な移動や交流があり、王権・国家のあり方や対外関係に大きな影響を与えてきた。律令国家群の形成と展開、秀吉の「唐入り」、日韓国交正常化交渉など、双方の関係を東アジア内の広範な交流にも触れつつ解明。広域史の視点から見つめ直す。
<http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b272899.html>
【詳細目次】
→ <http://d.hatena.ne.jp/Mandarine/20170605>
【簡易目次】
はじめに(二〇一六年十二月 関周一) [iii-v]
目次 [vi-xi]
I 古代東アジアの国際関係と交流〔河内春人〕 001
一 倭国と朝鮮三国の登場 004
二 律令国家群の形成と展開 032
三 解体する東アジアとその再編 060
コラム 渤海の裴璆と後唐の姚坤―― 二人の使者からみる国際情勢…澤本光弘
II 中世東アジア海域と日朝関係〔関 周一〕 089
一 日麗関係と海商 092
二 モンゴルの脅威と高麗・日本 103
三 前期倭寇と日麗関係 112
四 日朝通交関係と倭人 120
五 対馬の朝鮮通交独占から豊臣秀吉の「唐入り」へ 143
六 中世日朝関係から近世日朝関係へ 164
コラム 偽造された国書
III 近世の日朝関係とその変容〔木村直也〕 177
一 江戸時代の「交隣」関係と対馬藩 180
コラム 雨森芳洲と「誠信之交」
二 近世中・後期の日朝関係の変質 197
三 幕末の日朝関係――「交隣」の崩壊へ 207
四 日朝関係の転回――「交隣」から「征韓」へ 222
IV 近代東アジアのなかの日朝関係〔松田利彦〕 241
一 朝鮮の開国 244
二 日清・日露戦争 264
三 朝鮮植民地支配 284
コラム 在外朝鮮人
V 敗戦・解放から交流へ〔太田 修〕 323
一 東アジア冷戦の形成と日本と朝鮮半島 326
二 冷戦下の日韓・日朝関係 350
三 冷戦の崩壊と日韓・日朝関係 365
コラム ヘイトスピーチと在日朝鮮人
参考文献 [375-386]
年表 [x-xv]
事項索引 [ii-ix]
執筆者紹介 [i]
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