刀剣と格付け: 徳川将軍家と名工たち

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  • 吉川弘文館
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感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642083348

作品紹介・あらすじ

武家社会において重要な贈答品であった刀剣は、江戸時代にも将軍への献上、大名への下賜の品として重用された。八代将軍吉宗は、古刀重視の風潮を改め新刀を奨励し、贈答の簡素化を目指す。本阿弥家による刀剣の鑑定、「享保名物帳」の成り立ち、歴代将軍治世における刀剣贈答の実態、各地の刀工とその詳細な格付けなど、奥深い刀剣の世界へ誘う。

感想・レビュー・書評

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  • 最近なぜか理由も解らず、刀剣に関わる展覧会やら寺社仏閣などを巡ったりしてしまっていて、そこでの解説で享保名物帳の存在を知り、ちょっと面白そうだったので調べて見よう、という感じで手に取った一冊。
    そもそも「享保名物帳」という書物はないと言う事ではあるけど、吉宗が行った享保の改革の一面をになう一つの政策の典拠となるような、そういう書類だったようだ。
    あくまで文献調査とその解説、という感じで、その中心になかなかスパッといかないのがあくまで歴史論文という感じで、色々考えた。

  • 多分作者は、もっと沢山のサンプルを写真に撮って比較して論じたかったのではないか。国宝もさることながら、個人蔵の刀剣はなかなか目にすることができないだろうし、難しいものがあったと、勝手に推測しました。

  • 基本的には刀の本ではない。贈答品として用いられた刀、について取り扱った本である。ここでの「格付け」は江戸時代におけるものであり、特に吉宗前後における変化を重視した記載になっている。
    内容は、諸大名と徳川将軍家との贈答に用いられた刀剣の列挙、贈答刀における古刀偏重に対して吉宗が新刀奨励を行ったことによりそれ以降の贈答刀の格が下がったこと、など。
    贈答が行われる機会や実際に行われる空間(御殿の平面図あり)についての説明、また付録資料など、なかなか面白い内容が含まれているのだが、いかんせん書名と内容に若干の齟齬がある。内容は☆5つだが書名により☆一つ減。

  • 東2法経図・6F開架 756A/F71t//K

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著者プロフィール

1948年、広島県生まれ。1992年、国学院大学博士(歴史学)。国学院大学栃木短期大学、聖心女子大学文学部教授を歴任。現在、財団法人徳川黎明会徳川林政史研究所副所長。 ※2018年11月現在
【主要編著書】『徳川将軍政治権力の研究』(吉川弘文館、1991年)、『江戸城御庭番』(中央公論社、1991年)、『図解江戸城をよむ』(原書房、1997年)、『江戸城』(中央公論新社、2008年)、『綱吉と吉宗』(吉川弘文館、2012年)、『刀剣と格付け―徳川将軍家と名工たち―』(吉川弘文館、2018年)

「2018年 『江戸城御庭番 徳川将軍の耳と目』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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