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Amazon.co.jp ・本 (244ページ) / ISBN・EAN: 9784642083867
作品紹介・あらすじ
熊本藩細川家には、6万点近くの歴史資料が伝えられ、近年その全貌が明らかになってきた。戦国乱世を駆け抜けた細川幽斎・明智光秀・ガラシャをめぐる人間模様、忠利の所望した国産葡萄酒、江戸初期の震災と熊本城の修復、維新の激動に見舞われた歴代当主の甲冑のゆくえなどを取り上げ、細川家の歴史の深奥に迫る。永青文庫設立70周年記念出版。
感想・レビュー・書評
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序によれば、2020年が公益財団法人永青文庫70周年にあたるため刊行されたようである。
その一部は熊本大学附属図書館に寄託されているようで、冒頭はその資料群についての解説と論考になっている。
内容は多彩で、明智光秀についての論考や熊本城と災害について考えたもの、歴代の甲冑についての解説などもある。
特に興味を覚えたのは、「一六二〇年代細川家の葡萄酒製造とその背景」(後藤典子氏、p98-p134)だった。
江戸時代は長崎からの輸入品としての葡萄酒は知られているが、製造の記録が残っているのは珍しいようだ。細川忠興とガラシャの子で小倉藩藩主細川忠利が命じて四年間だけ製造した記録が残っている。
発酵に黒大豆を使用している、醸造酒だったとみられることや江戸にも送り、消費していたとみられることなどがわかるようだ。
また、「アヘン」を製造し、江戸に送っている記録もあるようだ。ぶどう酒とともに薬として作られていたものらしい。
長崎からの輸入葡萄酒も親友の大名から頂いたり、真田信之への贈答や弔問に送ったりするなど、さまざまな味を楽しんでいたというのも面白い。
甘口がお好みだったようだ。
ところで私の遠縁の親戚は食用の葡萄を作る農家だが、デラウエアは食べずに、収穫したものを麻袋に入れて一気に絞り、ジュースにして飲むらしい。
お殿様は葡萄酒だけでなく、葡萄ジュースも飲んだりしたのだろうか。
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東2法経図・6F開架:219.4A/E39e//K
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