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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784642083935
作品紹介・あらすじ
日本は明治憲法下で強国の建設を進めた。内閣や首相は自身の機能を強化し、やがて戦争の主導権を得ようとしていく。近代はこの試みと挫折の繰り返しであった。明治政府発足からアジア・太平洋戦争の敗戦までの各内閣が取り組んだ内閣機能強化策を、制度や組織運営に着目し評価する。近代政治の歩みを総括し、現代政治の課題解決の糸口を探る。
感想・レビュー・書評
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明治政府発足から太平洋戦争の敗戦までの期間、内閣の強化をいかにして目指してきたかをまとめている(政体書体制などの内閣制以前の体制では如何に政府内の意思統一を強力に行うかという視点)。内閣制度以前は参議と省卿の関係性が大きな議論となったが、内閣制度が始まり大日本帝国憲法が公布されると、天皇の輔弼機関である内閣が如何にして天皇の統帥権の下にある軍を統制するかが課題となった。歴代内閣は政府の機能を強化するために各種会議を設置したり、無任所大臣や参議を活用しようとしたりと模索したが、結局太平洋戦争の終戦は天皇の「聖断」によらざるを得なかった。本来、天皇に政治責任を負わせるべきではないのに、政府と軍の双方の上に立つ者(機関)が天皇しかいなかったという大日本帝国憲法の欠陥を最後まで克服できなかったと感じた。
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東2法経図・6F開架:312.1A/Se27t//K
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