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Amazon.co.jp ・本 (128ページ) / ISBN・EAN: 9784642084215
作品紹介・あらすじ
明治5年、湯島聖堂博覧会開催を機に誕生した東京国立博物館。初期収蔵品や明治期の展示風景、関東大震災、第二次世界大戦などの難局をどのように乗り越えたか、話題を呼んだ展覧会など豊富なトピックと写真で150年のあゆみ、現在の活動の舞台裏や展示施設の特色を紹介。文化財を守り伝えることの大切さを感じながら博物館の魅力に迫ります。
感想・レビュー・書評
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わかりやすく、読み応えもあり。
東京国立博物館とは、これだけの広さを持ち、複数の建物から成り立っているということを知ったのは昨年のことだ。
それまでは、そういう構造とは知らずに、ここには、特別展に過去2度行っていた。
本当ならその時、特別展の入場料だけで、このエリア内を全部観ることができていたらしいが、そういうことを全く知らずに特別展を観るだけで帰ってきてしまっていたのだ。
なんという不覚。
そういうことに気づいたのは、昨年ここトーハクとのコラボで謎解きイベントに、友人に誘われて参加した時だった。
この時はエリア入場料とイベント参加費を支払った。
複数の館内をぐるぐると、しかしかなり足速にまわって謎解きをするイベントだった為、「うわ〜!ここってこんなところだったんだ!知らなかった。あの時(特別展に来た時)ここ全部観られたのかぁ。
絶対に今度ひとりで来て、丸一日かけてじっくり観て回りたい!」と決意したのだ。
本書を熟読したので、絶対に行こうと思う。
博物館、大好き。
どんな博物館でも私が異様に時間をかけるので、昔から家族旅行の時など家族からは嫌がられていた。
イライラされるこちらも嫌なので、展覧会や博物館は1人で行くに限る。
特別展抜きで、一日をかけたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
150年の激動する社会のなかでの、東京国立博物館の活動の歴史。
・東京国立博物館のあゆみ
写真でたどる東京国立博物館の歴史
明治 大正 昭和 平成
・東京国立博物館のいま
・東京国立博物館 館内めぐり
東京国立博物館の150年のあゆみの紹介ですが、
概要が簡潔で分かり易いので、入門書としても良い内容です。
明治5年、文部省博物館として発足後、
所管の移動、建物の移転、名称の変更、収蔵品の区分の変化、
関東大震災や戦禍での疎開を経て、終戦へ。
「東京国立博物館」と成り、文化庁の所管に。
独立行政法人の国立文化財機構が設立され、現在に至る、歴史。
そのあゆみの説明に添えられた画像や写真が、当時係わった
人々や展示の様子など、その時期の状況を示してくれます。
また、収集と保管や作品の修理と修復、教育活動、
国内外での日本文化の発信等についても紹介されています。
館内の展示施設や資料館、構内の紹介には平面図があり、
点在する銅像や碑は知らなかったものも多く、
この本を持参して巡るのも楽しいと思いました。 -
まず建物が好き。日本と西洋が融合した圧巻の姿に、入館前から心が躍る。
そして展示品も超一級品ばかり。眼福。特に尾形光琳の螺鈿硯箱。もちろんこの本にも掲載されている。ナイスチョイス。
東京国立博物館の歴史を知ることができて、トーハク愛がさらに深まった。 -
一、二度行ったことはあるけど、そんなに“歴史”を意識したことが無かったな。そりゃ、いろんなことを経験しているよね。
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戦火から貴重な文化財を守ってくださった職員の皆さん、ありがとうございます!
宝物の魅力だけではなく、後世に伝えるために尽力された方々の思いも想像しながら、展覧会を見に行きたいなと思いました。 -
写真で見る東博の歴史と現在。その概要を知るには適した本。
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東京国立博物館の150年の歩みを100ページちょいというボリューム感にまとめたもの。記載内容はちょうど文学館なんかで売ってる図録ぐらいのレベルをイメージするとちょうど良く、トーハク入門書としても良い感じです。
確か、別途「東京国立博物館百五十年史」は編集中だったと思いますが、そちらは150周年記念に1冊と気軽に買える予定価格ではなかった気がするので、一般のお客さんは150周年記念に買うならこの本がオススメですね。 -
069-T
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