水と人の列島史 農耕・都市・信仰

  • 吉川弘文館 (2024年8月21日発売)
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  • 本 ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642084567

作品紹介・あらすじ

豊かな水資源に恵まれた日本列島。水と不可分の関係をもち発展してきた社会と文化の様相を、権力・異界・記憶をキーワードに追究する。水田や古墳、治水から古代国家の成立をとらえ、神社や雨乞い、墓、沖縄の御嶽など列島各地の水に関わる信仰と儀礼を分析。水をめぐる営みの多彩な姿を描き出す。理解が深まるビジュアルなコラムも付載する。

感想・レビュー・書評

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  • 河内の人達読んでね!
    河内湖の歴史が分かります。

  • 権力・都市と水;
    弥生時代の水田稲作
    レジリエンスー適応サイクル
    水から読み解く古墳の世界観―心の考古学の挑戦
    普遍的・一般的過去復元+多様性・偶然性
    都市の形成と水の管理
    ため池の造営伝承と記録
    岡山城下町と後楽園
    琉球諸島における水・農耕・王権
    年中行事ー日常生活の平穏無事を求める庶民の願い
    信仰・儀礼と水;
    水からみた日本古代国家―雨乞い儀礼と祈雨祭祀
    神祇→仏教→陰陽道
    神社と水
    葬墓と水ー保存と記憶・放棄と忘却
    沖縄の井戸と祭祀
    考古学+歴史学+民俗学→分析視点・技法活用→より広議の歴史科学

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著者プロフィール

松木 武彦(まつき・たけひこ)
1961年愛媛県生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。岡山大学文学部教授を経て、現在、国立歴史民俗博物館教授。専攻は日本考古学。モノの分析をとおしてヒトの心の現象と進化を解明、科学としての歴史の再構築を目指している。2008年、『全集日本の歴史1 列島創世記』(小学館)でサントリー学芸賞受賞。他の著書に『進化考古学の大冒険』『美の考古学』(新潮選書)、『古墳とはなにか』(角川選書)、『未盗掘古墳と天皇陵古墳』(小学館)『縄文とケルト』(ちくま新書)などがある。

「2021年 『はじめての考古学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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