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Amazon.co.jp ・本 (344ページ) / ISBN・EAN: 9784642084574
作品紹介・あらすじ
京都市内の地下には、建都1200年に及ぶ平安京の遺跡が今なお数多く眠っている。膨大な発掘調査の成果をもとに、都の全体像をはじめ内裏や役所、貴族の邸宅、寺院などの位置と構造を復元し、豊富なカラー図版を交えてわかりやすく解説。いにしえの大都市の空間とスケールを実感できる。著者自ら描く臨場感あふれるイラストが平安の都へと誘う。
感想・レビュー・書評
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2024年は大河ドラマのブームに乗っかって平安文学を沢山読み、今もまだ陰陽師だのなんだのいろいろ読んでいるけれど、半年くらい前かな、ふと、あれ?今の御所の位置ってなんか違くない?と気づいて調べたら、度重なる焼失で、建て直しの際に1300年代に元の場所より東(今の京都御所の位置)へ移動したらしい。浅学につきこの年まで知りませんでした(^_^;)
周知の事実かもしれませんが…平安遷都されたときの平安京は、南の羅城門をセンターにして左右に東寺と西寺がシンメの位置にあり(ブラタモリでもやってましたね)中央を朱雀通が通っていた(現在の千本通りあたり)。その先に平安宮(大内裏)があり、なるほどこの場所なら確かに鬼門の艮(北東)の位置に安倍晴明の邸(現在の晴明神社)があるわ。今の御所からみたら北西だから変だなと思ってたんだ。
まあそんなこんなで平安宮への興味からこの本を手にとったわけですが、想像してたより専門的な遺跡発掘の話が多く、平安京に詳しいのはもちろんとして、かなり考古学マニアむけの内容でした。著者は1970年代から長年、京都市の文化財保護課や埋蔵文化財研究所の専門技師として遺跡の発掘に関わってこられ、ちょっとしたプロジェクトX味もあり。サブタイトルの「地中に息づく都の栄華」というのはなるほど、そういうことか。
復元イラストはとても上手くてわかりやすく、平安文学を読む際のサブテキストとして手元にあると便利かも。
以下公式から目次コピペ
プロローグ―平安京とその保護
一 長岡京跡
1 東院跡
2 東院跡の保存と復元図
二 平安京とその構造
1 平安京遷都前の風景
2 平安京の位置と構造
3 平安京跡の測量
4 平安京の条坊の数え方
三 平安宮(大内裏)
1 平安宮跡の現状
2 平安宮の構造
3 平安宮にあった建物
コラム1 朝堂院の大きさの実感
四 平安京の邸宅跡
1 平安京右京一条三坊九町跡
2 平安京右京三条三坊五町跡
3 平安京右京六条一坊五町跡
4 平安京右京三条一坊六町(西三条第)跡
5 平安京右京三条二坊十六町(斎宮邸)跡
6 平安京左京三条二坊九・十町(堀河院)跡
コラム2 平安京右京六条三坊六町跡の井戸跡から出土した人形代
五 平安京の表玄関
1 羅城門跡
2 羅城跡
3 西寺跡
4 東寺(教王護国寺)
六 平安京郊外の寺院と離宮、別業
1 仁和寺円堂院跡
2 院政期の京の風景
3 六勝寺跡(京都市左京区の岡崎公園周辺一帯)
4 鳥羽離宮(鳥羽殿)跡
5 法金剛院と平安京
6 法住寺殿跡
7 醍醐栢杜遺跡
コラム3 院政期の画期的な有段瓦の発明
七 平安京周辺の山林寺院
1 山林寺院とは
2 平安京周辺の山林寺院の歴史
3 平安京周辺の山林寺院の実態
コラム4 遺跡調査における航空レーザー測量(赤色立体地図)の成果
八 平安京跡周知への歩み
九 「源氏物語ゆかりの地」ほか平安京関係遺跡顕彰施設詳細をみるコメント0件をすべて表示
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