「史料学」講義 歴史は何から分かるのだろう

  • 吉川弘文館 (2024年12月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784642084659

作品紹介・あらすじ

文書・絵画・遺跡・村落・祭りや伝承…。過去の人々が作り、関わったすべての物に歴史が宿っている。文字の配置、印の押し方、絵画の発注者、石塔の形、城館の分布など、さまざまな「史料」を横断して、その特質と分析方法について、図版を交えて講義形式で平易に解説。史料が作られた目的や機能を知れば、過去の社会や人々の思いが見えてくる。

感想・レビュー・書評

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  • 史料に対する、講義内で言うところの「センサー」が整理される感覚。なるほどこれも拾えるのか、ここはこういうチャンネルに分類されるのか。など、新しい知識が得られるというより、新しい視点が得られるもの。高等教育の講義ではこういう話を聞きたかった。

  • ふむ

  • 主題はやはり洛中洛外図

  • 第一部 「史料」とは何だろう?(史料とは何か(1) 歴史と史料の関係/史料とは何か(2) 史料をめぐる「統一理論」/史料とは何か(3) 不在史料論の試みと視点・史観の問題)/第二部 さまざまな史料を研究する方法と視点(絵画史料(1) 洛中洛外図?風における「6W1H」/絵画史料(2) 洛中洛外図?風における「Why」と「Whom」/絵画史料(3) 洛中洛外図?風における「Why」と「Whom」(続)/絵画史料(4) 絵の中の人と風俗/文字史料(1) 文字で書かれた史料とその機能/文字史料(2) 文書の様式の歴史(一) ほか)/第三部 史料と歴史像(歴史はどう表現できるかー史料と歴史ー)

  • 歴史的事実の理解には、史料を多角的に捉え、文脈や記録の背景を深く考慮する必要

    史料の信頼性評価の重要性 - 史料の真正性を検証し、誤解を避けるための批判的分析が必要​

    一次史料と二次史料の区別 - 一次史料の直接性と二次史料の解釈性の違いを理解し、混同を避ける必要​

    史料の文脈の重視 - 史料が作成された背景や意図を理解し、その時代の社会的文脈を考慮する必要​

    史料の多角的解釈 - 複数の視点から史料を読み解くことで、偏りのない歴史理解を目指す​

    記録の目的と意図の考慮 - 史料作成者の意図や背景を考慮することで、より深い理解を得る​

    史料の保存と劣化 - 史料の保存状態が解釈に与える影響を考慮し、劣化が歴史理解に及ぼす影響を評価する​

    史料の形式と内容の分離 - 史料の見た目(形式)と実際の内容の差異を理解し、視覚的要素にも注意を払う​

    原本と複製の差異の理解 - 原本とその複製、写本の信頼性の違いを意識しながら解釈する​

    史料の不完全性の受容 - すべての史料が完全ではないことを理解し、欠落部分や解釈の限界を考慮する​

    史料の翻訳と再解釈 - 史料の翻訳や後世の再解釈が元の意味に影響を与える可能性に注意​

    視覚史料と文字史料のバランス - 絵画や図像などの視覚史料と文字史料の両方を活用して歴史を理解する​

    歴史像の多様性 - 単一の歴史像に固執せず、多様な歴史解釈を受け入れる姿勢の重要性​

    史料の分類と整理 - 史料の体系的分類とその分類方法の意義を強調​

    歴史的事実と表現の違い - 歴史的事実とその表現の違いを明確に区別する必要性​

    現代史観との関連性 - 現代の視点で過去の史料を見直し、現在の価値観と過去の出来事を比較する視点の重要性​

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著者プロフィール

国立歴史民俗博物館・総合研究大学院大学教授。専門は日本中近世史。
主な著書に『戦国・織豊期の都市と地域』(青史出版、2005年)、『信長とは何か』(講談社選書メチエ、2006年)、『中世の古文書入門―読めなくても大丈夫!』(河出書房新社、2016年)などがある。

「2020年 『古文書の様式と国際比較』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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