- Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
- / ISBN・EAN: 9784643920529
感想・レビュー・書評
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今まさに死ぬ瞬間ではなく、死に至るまでの患者の精神的葛藤やその家族の対応などを客観的に描いている。患者の殆どは死を受け入れ難いものとしていて、この世への未練なり執着が様々な言葉や態度から表出している。生あるものにはもれなく死もあるというのは必定なのだが、文章で書くほど容易なことではない。ここに宗教の存在意義があるのだろう。
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所在:紀三井寺館1F 請求記号:W50||K8
和医大OPAC→http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=20382
【併読のススメ】
日野原重明『命をみつめて』
和医大OPAC http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=21192
ブクログ http://booklog.jp/users/wmulk/archives/1/4006030363 -
名著という評判である種のバイブル的本という事だったが、そのような印象は殆ど受けなかった。多分肉親の死とか自分の死とかに少し距離を置いた今の状況と言うこともあるのだろう。
死の間際に臨んでいる病院の入院患者にヒアリングをすることでその否認から受容までの5段階のステップを経過することを確認しているが、本の内容事態はインタビューの書き起こし部分が多く、日本人と違う宗教観がかなりの部分を占めているのも余り心に響かない一因か。 -
死について書かれた本として、最初に読んだ本。そしてもっともショックを受けて本でもある。 「夜の霧」同様すべとの人に読んで欲しい
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看護学生時代に熟読必須の本として教務部から提示されました。
それから多くの人の死に立ち会い、自らも人生経験を積むことにより
なるほどこういうことだったのか・・・と新たな見解が生じる本です。 -
このセミナーを開始した最初は,患者ではなく医師らから強烈な反発があったそうです。(患者からの強い抵抗はなく,インタビューを見る限り,むしろ対話を望むケースが大半だった様子)
死に瀕した患者と死について語ることに対する医師の不快,困惑,敵意は,医師自身が己の患者の死(ひいては,やがて自分に訪れる死への原始的恐怖)に直面することが出来ないことに由来するのではないか、と著者は分析しています。
頭ごなしに詰り怒鳴り激高する医師,やんわりと冷たい拒絶を表す医師、諸々の敵意と不理解の中で,医師の管理下にある患者との接触を図ろうとするのは,酷く地道で根気のいる作業だったと思います。
本文では,著者の困難と苦悩についてはほとんど触れてはいないけれど,静かにあくまで穏やかに信念を貫き,たくさんの患者を精神的に救った著者を尊敬します。
医療従事者として,真に患者の望んでいることは何なのか,人としての尊厳のなかで末期患者が死にゆくことを助けようとした,その信念がこの本にはこめられていると思いました。
現に病に伏す者だけではない,わたしたち全員がいずれ自分の死に向かい合うことからも,この本はとても意義深いと思います。 -
家族が死に直面した時、泣いてばかりはいられない。その時、本人の精神的な支えとなれるような自分でいられるだろうか。普段から生と死に目を向けておく事は、大事な事かもしれませんね。
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これ・・
まだ途中なんだ・・
自分が死と直面したときに読みたい・・
この本・・大好きな親友の本なんだけど・・
いま どこにいるかわからない・・
やつには 替わりに
「マドンナの真実」の本がいってる。
( ̄m ̄〃)ぷぷっ! えらい違いのある本交換だけどっ。
著者プロフィール
エリザベス・キューブラー・ロスの作品





