雪の夜のあと

  • 読売新聞社 (1997年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784643970449

みんなの感想まとめ

人間の複雑な感情と時代の重みを描いた作品は、主人公の悔恨とともに、救いようのない結末へと向かう物語です。父親との関係に苦しむ娘や、彼に惚れ込む女性たちの姿が、静かに心に響きます。読者は、正解のない展開...

感想・レビュー・書評

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  • 北原亜以子さんのモノ初めて読んだ。しんみりさせてもらえる本。どうしようもない父親を持った娘と彼にどうしようもなく惚れ込んだ女達とが遂に救いようのない結末をたどり、それを防げなかった主人公の悔恨が混じり合う。静かに沁みてくる時代物ですね。

  • どうしてこれを読んでなかったんだろう?? それとも読んだのか忘れたのかな??

    慶次郎シリーズでは重要な話なのに。でも、おぶんと喜平次が巡礼の旅に出るのは知っていたから、読んだのかもしれない。ただ、レビュー忘れ&印象に残らなかっただけかも。

    慶次郎シリーズでは重要なターニングポイントなのに、忘れてしまった。でも久しぶりに北原亞以子を読むと、やっぱりこの正解の無い突き放した展開に「やっぱりいいな」と感じる。

    最近の小説は、凄く分かりやすい。「感動作!!」を狙ってか涙をこれでもか!!って勢いで誘う。北原の作品は分かり難く、悪も善も線引きされていない。この染み入る小説は「やっぱりいい」

  • 「慶次郎縁側日記」シリーズ。最新作ではないが、文庫になっていないようで、読み逃していたと見える。孫の八千代が生まれる前後の話で、慶次郎の娘・三千代を強姦した常蔵のその後を描いている。
    つかもうホントに…この男、まじで抹殺してえ!! 三千代の名誉のためとはいえ、作中慶次郎が言っているように、なぜ捕らえて裁きを受けさせなかったのか。そうすれば、不幸になる人間が減ったのに!
    慶次郎の気持ちが少し楽になるものの、なんだか不幸な話。
    相変わらず左七のやきもちには笑う。

  • 早く続きが読みたくて次のページをめくりたいと思えるような作品は結構あるけど、北原亜以子さんの作品は、
    あぁ このページをめくりたくない、このページのこの言葉をしっかり心に焼き付けて飲み込んで・・って思える。
    彼女の作品はどれもこれも、私にとってなにか人と人との繋がり方のお手本的な要素がたくさんあるように感じる。
    なんか褒めすぎな気もするけど、それほど彼女の作品がダイスキ。いちいち心にくるからまたスキ。

  • 三千代の自害の因、常蔵こと喜平次とその娘おとしことおぶん・・・「傷」のその夜の雪の続展開から終末へ、大勢の役者が持ち味を発揮。

  • 『その夜の雪』の続編。
    人間の哀歓が心深くにしみこむ作品。

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著者プロフィール

作家

「2017年 『化土記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

北原亞以子の作品

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