鎌倉草創 東国武士たちの革命戦争

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  • ワン・パブリッシング (2022年1月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784651202013

作品紹介・あらすじ

●大河ドラマ「鎌倉殿の13人」中世軍事考証担当者が解き明かす、
これまで語られなかった武家政権成立史!

●さまざまなギモンが氷解! “腑に落ちる"鎌倉幕府成立史
「この年の十月七日、頼朝は伊豆・相模・武蔵と房総三国の武士たちを率いて、鎌倉に入った。石橋山での敗戦から二か月を経ずして、革命軍は南関東一円を実効支配下に置いたのである。かかる驚異的な勢力回復が、なぜ可能だったのだろうか。実は、この頼朝の驚異的な回復にこそ、鎌倉幕府成立のカギが隠されている。そのカギをさぐる上でもっとも大切なポイントは、武士たち――武を生業とする戦士階級――が結集してつくった軍事政権、という幕府の本質的な属性である。」(第一章「折れた革命」より)

歴史好きの方にとっても、戦国や幕末に比べると、深くは理解できていないであろう鎌倉幕府成立期。たとえば多くの方は以下のような疑問を抱いているのではないでしょうか。

・石橋山で惨敗した頼朝は、なぜ瞬く間に勢力を回復し、再び平氏打倒の軍を結集し、平氏打倒を実現できたのか?
・義経は天才と言われるが、具体的にどこがどのように天才だったのか?
・頼朝はなぜ、朝廷を打倒しなかったのか?
・幕府の実権を握った北条氏はなぜ、お飾りの将軍を担ぎつづけたのか?
・鎌倉幕府の成立は結局いつと考えればよいのか?

本書では、鎌倉幕府を、「武士たちがつくった軍事政権」との事実から読み説いていくことで、その本質に迫ります。またその過程でこうしたギモンも解消していきます。

●著者は戦国期の軍事と城の専門家。戦国史ファンにこそ読んで頂きたい武家政権成立の物語
著者は『戦国の軍隊』『東国武将たちの戦国史』『パーツから読み説く戦国期城郭論」など、中世の軍事と城郭に関する本を多数著しており、大河ドラマでは、2016年の『真田丸』では戦国軍事考証を、そして今年の『鎌倉殿の13人』では中世軍事考証を担当しています。

戦国時代と鎌倉時代は、同じ中世といはいえ400年もの隔たり、武士たちが甲冑を着て弓矢や刀剣で戦うのは共通していても、戦い方も軍事力の構成もまるで別物です。ではどこがどう違うのか? こういう点から、本書は戦国ファンの方にこそ読んでいただきたい1冊です。

●頼朝の挙兵から承久の乱までの40年を描く分析的通史
本書は、頼朝の挙兵から承久の乱までの通史の体裁になっています。また各章の末に、より理解が深まるコラムが1本入っています。

感想・レビュー・書評

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  • 戦話を楽しむ講談調のもの。陰謀論が多すぎるが娯楽としては楽しめる。
    なるほどと思ったのは鎌倉政権も巨大な荘園領主、即ち既得権益者だったということ。だから上手く権門体制を構築し、京の貴族や寺社を保護したのかと納得した。

    一方、その立場に固執し、更に権益を拡大したために、御家人から見捨てられ、一瞬で滅亡したのか。その点では、最後は平家と同じ立場なのかもしれない。

    武士、現地支配者の立場に立てば、上への貢納はしたくない。
    最初は管理者の立場に満足していた武士が次第に不満をつのらせ、後醍醐の企てをきっかけに爆発したのは、頼朝の蜂起と同じこと。

    南北朝と室町期を経て、荘園と職の世界は崩壊し、領地支配の一元化が貫通したと見れば、マルクス主義的な下部構造が上部構造を動かすということか。

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著者プロフィール

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で中世軍事考証を担当。大河ドラマ「真田丸」でも戦国軍事考証を務めた、ちょっとマッドな歴史研究家。単著に『東国武将たちの戦国史』(河出書房新社2015)、『土の城指南』(学研パブリッシング2014)、『「城取り」の軍事学』(同2013)、『戦国の軍隊』(同2012)など、共著に『図解 戦国の城がいちばんよくわかる本』(KKベストセラーズ2016)、『北条太平記』(桜雲社2016)、『神奈川中世城郭図鑑』(戒光祥出版2015)ほか、専門の論考や調査報告書、雑誌記事など多数。

「2022年 『オレたちの鎌倉殿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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