教養としての最恐怪談 古事記からTikTokまで

  • ワン・パブリッシング (2024年7月18日発売)
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本棚登録 : 120
感想 : 8
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  • 本 ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784651204529

作品紹介・あらすじ

イザナミの祟り、四谷怪談、雪女、牛の首、口裂け女、生き人形、きさらぎ駅、そしてバックルーム……。気鋭の怪談研究家が名だたる「怖い話」を厳選し、その恐怖の歴史的、文学的系譜を解説する。男たちを震えさせる女の亡霊とは? 小泉八雲の怪談がコインロッカーを舞台に転じて……。本書を通じて、日本の「こわい」を知るべし!

感想・レビュー・書評

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  • 思っていたよりも、とても勉強になりました。古事記のイザナミから、アクロバティックさらさらなど比較的新しいものまで掲載されていました。自分もいろいろこういった話の本は、読んできたつもりですが、江戸時代の牡丹灯籠や、近代の累の話などは知らなかったので興味深かったです。
    いづれの話も、過去の話と共通した部分が多く、時代やその当時の文化が強く反映されている気がしました。

  • 日本に伝わる怪談や都市伝説の概略を現代風に述べその原点を辿る。時代と共に形が変わり根本がわかりづらくなる怪談を丹念に紐解く本だ。私たちが何となく知っている怖い話の共通点や怖さの仕組みの一端を覗くことができる、まさに「教養」というタイトルが相応しい良書。

  • 系統立てがされていてどれがどの怪異と関係あるかとか考えたりするのに面白いと思って読んだ。
    ざっくりしたはなしが多くて怖さみたいなのはあんまりないし、普通に怖いはなしを読みたいなら実話怪談本読んだほうがいい。
    ワタシは吉田悠軌さん好きなので読んだけどね。

  • 古典からインターネットまでの有名怪談を載せた本。 原文が長い場合バッサリとダイジェスト化されてる。解説が本体。

  • 暇つぶしには良いかなって言うレベル。
    きちんとした論考ができてるわけでもないし、ちょっと中途半端かも。

  • 目新しい話はないが、系統立ててまとまってはいたので、教養本の入り口としてはよいのでは。
    ただ、ボリュームはそこまでないので怪異の理解を深めたいのであれば、朝里樹さんの本を読んだ方が満足感は高そう。

  • 2024/8/15 読了

  • 亀スープ良かった

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著者プロフィール

怪談研究家。1980年、東京都生まれ。早稲田大学卒業後、ライター・
編集活動を開始。怪談サークル「とうもろこしの会」の会長をつとめ、
オカルトや怪談の研究をライフワークに。テレビ番組「クレイジージ
ャーニー」では日本の禁足地を案内するほか各メディアで活動中。
著書に『一生忘れない怖い話の語り方』(KADOKAWA)、『オカルト探
偵ヨシダの実話怪談』シリーズ1~4巻(岩崎書店)、『怖いうわさ 
ぼくらの都市伝説』シリーズ1~5巻(教育画劇)、『恐怖実話
怪の残香』(竹書房)、『日めくり怪談』(集英社)、『禁足地巡礼』
(扶桑社)、『一行怪談(一)(二)』(PHP研究所)など多数。

「2022年 『現代怪談考』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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