200CD音楽史を聴く (200音楽書シリーズ)

  • 立風書房 (1996年5月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784651820309

作品紹介・あらすじ

グレゴリオ聖歌以来、約1000年の時を刻んできたクラシック音楽の歴史をCDでたどる。人々の感性の支持を受け、歴史を映じた名曲の流れをとらえ、簡潔にまとめて解説。聴く楽しみに読む喜びを加えて編み上げた入門書であり教養書。

みんなの感想まとめ

音楽史をCDで辿る本書は、クラシック音楽の名曲を年代順に紹介し、聴く楽しみと読む喜びを融合させた入門書です。各ページでは曲名とお勧め盤が掲載され、その下に解説が続くスタイルが採用されていますが、1ペー...

感想・レビュー・書評

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  • 他の「200音楽書シリーズ」同様、基本は1ページ内で完結している。ページ内のフォーマットは、ページの上部に曲名とお勧め盤が掲載され、その下に本文、左脇に関連盤1~2枚掲載というものである。

    1ページ1曲で完結するフォーマットで音楽史を説明するのは難しい。曲を年代順に並べても、各ページの文章が繋がっていないので、どうしても、パッチワーク的な繋ぎ合わせの感じがする。また、1ページという文字数の制約から、説明不足に陥ってしまっている部分も少なくない。一つ例を挙げれば、ミヒャエル・ハイドンのページで、ヨーゼフ・ハイドンの弟ということが一言も書かれていない。

    取り上げられている曲も、この作家家でなぜこの曲なのか疑問に思うこともある。また、ヨーゼフ・ハイドンは3曲取り上げられているが(合計3ページ分)、バッハは「無伴奏チェロ組曲」1曲しか取り上げられていない(1ページのみ)のも少々疑問が残る。

    国民楽派の作曲家が一切取り上げられていないのも不思議だ。休憩時間と題したコラムでさらりと紹介してはいるが、メインページではロシア五人組はもとより、チャイコフスキーもドヴォルザークもスメタナもグリーグも、誰一人として取り上げれていない。

    以上の様な点から、西洋音楽史の本として見れば、不満も出てくるが、楽曲を音楽史の流れに沿って年代順に並べた名曲名盤の紹介本として見れば、なかなか良い本だとは言える。

    この本に向いているのは、門外漢やビギナーではなく、何冊か音楽史の本を読んでいて、音楽史の流れがわかっている中級者以上ということになろう。

  • ざっと目につくところを読み、かつ聴く。サンマルティーニの「シンフォニア ニ長調JC14」が収穫。すっきりとした味わい。スクリャービンの交響曲第5番「プロメテウス」は、youtubeで、色光ピアノならぬ色光管弦楽を実現して聴きごたえ、見応えがあった。ウェーベルン「管弦楽のための5つの小品op.10」は点描、凝縮された。集中して聴きとろうすると、手触りの明瞭さが。ラヴェル「ピアノ協奏曲ト長調」は新鮮な響き。いずれもyoutubeで手軽に聴けた。

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