本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (96ページ) / ISBN・EAN: 9784651930220
作品紹介・あらすじ
すぐそばにあるほんとうの豊かさに気づくために・・・。80年以上も前に西洋文明に感じた素朴な疑問は現代にも通じる。21世紀を迎えて先の見えない未来へ強力なメッセージが込められている。世代を超えて和田誠ワールドに引き込まれるだろう。
みんなの感想まとめ
本当の豊かさについて深く考えさせられる一冊で、シンプルながらも心に響く内容が魅力です。読者は、現代社会における仕事や生活の意味を再考し、他者との「わかち合い」や自然との共生の重要性を感じ取ります。特に...
感想・レビュー・書評
-
この本を読んで、2つのことを思い出しました。
1つは、ゴールデンウイーク明けに会社に行く朝、行きたくないので「どうして人は仕事をしなくちゃいけないのだろう」と考えたことでした。
人間の原罪のために働かなくてはならないのは”男”だったはず。私は”女”だ。ああ、そうか。”女”は、子どもを産まなくちゃいけなかったんだ。私は産んでないな。仕方ない。仕事に行こう。
こんなしょーもない自問自答の後会社に行く途中、バイクとの接触事故をしたのでした。幸い両者ともケガも損害も大したことなかったんですけどね。
もう一つは、日経新聞に連絡されていた漫画家水木しげるさんの「私の履歴書」。
戦争で南の島(ラバウル)に派兵された時、島の方と仲良くなって名前まで付けてもらったそうです。現地の人たちと一緒に生活するうちに、働かなくても、こうして自然の恵みで生きていかれることに気づかれ、除隊してそのままそこに残ることも考えたと書かれていました。
でも、帰国して、生活のために働いて、やっと現地を再訪問した時には、友人たちは「働く」ようになっていたそうです。
南の島であれば、豊かな資源があるから原始取得とわずかな加工だけで生活できるのでしょう。でも、ヨーロッパなどの北の大地ではそれだけではむずかしいのではないでしょうか。
もちろん「わかち合う」ことや必要以上に求めないことは重要なことだと思います。
本当はみんながこの酋長さんの島のようにみんなが暮らしていけたらいいですよね。
ああ、もう一つ、「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ(くさば よしみ、 中川 学)」も、思い出しました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何人の人に手渡したことだろう
何百人の人に話したことだろう
何千回反芻したことだろう
時代が積み重なっていくたびに
時間が過ぎていくたびに
ツイアビさんの金言が
未来への指針に思えてくる -
本当の豊かさとは何か、考えさせられる一冊です。
シンプルだけれど、深い。
数年毎に読み返していて、きっと数年後にまた手に取る。
私にとって、そんな一冊です。-
はじめまして。
「パパラギ」、大学生の頃に最初に読んで、今も本棚にあります。
バブリーな頃、のんきな学生として読んでもいろいろ考えさせら...はじめまして。
「パパラギ」、大学生の頃に最初に読んで、今も本棚にあります。
バブリーな頃、のんきな学生として読んでもいろいろ考えさせられた記憶があります。
久々に読み返そうと思います。2011/03/04
-
-
和田誠さんのイラストがとても素敵です。ストレートに語られる酋長の視点は、普段私たちが忘れてしまっている『人間らしさ』を思い出させてくれます。サモアで暮らす人々が、私たち現代人の生活を見たら、さぞかし不思議で理解し難いのでしょう。私たちはどこかで麻痺しているのだということに気付かされます。いつも手元に置き、読み返したくなる一冊です。
-
南海の酋長ツイアビの演説集。文明について,時には立ち止まって考えてみよう。
-
ウーン
-
構造主義に先立つ文明批判
-
先輩に進められて読んだ。現代社会、現代人への風刺。第一次大戦前に書かれた本なのに、今も説得力があるのは凄い。自身の振り返りに良い本。
-
2008-05-14
国の人間(パパラギと呼ぶ)はどうして,体を布きれで覆うのか?
そのけっか,体の色は不健康な程に青白い.
仕事をする人は,ひとつのことしかやらない結果,つまらなそうだ.
サモアの酋長の視点から見た,先進国の暮らしは,私たちについつい忘れがちな視点を思い出させる.
なんのために,私たちは現代の文明を貨幣経済,法体系を通じて必死になって維持しているのか?その結果,私たちは自然の恵みに浴し,
幸福を享受できているのだろうか?
そんなことを考えさせられる絵本でございます.
必読書. -
(2012-11-17)(2017-04-30)
-
-
専門化した職業は魔物、窓のない石の建物のの中の風が通らない区切られたもの、出会っても不機嫌そうに唸るだけ、等々、名言がたくさん
-
久しぶりに読んだ。物は毒を塗った矢だというのは真実かも、今回はそれが印象に残った。生まれながら、抜け出すことのできない文明に組み込まれているパパラギの一人としては、放っておいても、椰子の実がなるような島で、世界も文明も知らず、まずしさも、服も労働も、自殺も、ない暮らしは憧れるけれどファンタジーでしかない。ここでは神様は椰子に実をつけてくれない。前に読んだ時は純粋に感動できたのに・・・
-
この本の内容の逐一に賛同するかは別として、価値観をリセットするにはとても良い。
今、自分が重要視しているものは、本当に何をおいても大切なものか?毎日の生活を見直すヒント満載です。 -
何十年も前にサモアの酋長がヨーロッパを旅して感じたあれこれを描いた本の絵本化したものだそうです。「パパラギ」とは白人、文明人のことだそうです。
知ろうとせず、考えず、欲しがらず、ただ自然の恵みを受け、感じ、皆で喜びあうことを失いたくないと結論づけています。かなり共感できますが、ぼくらはもう文明という毒を流し込まれていて、依存しきっているので、恥ずかしく感じ、きっとそれだけで終わってしまうでしょう。
酋長さんの観察力が鋭く、わかりすぎているようにも思え、この本じたいフィクションのように見えないでもないです。
なにより和田誠さんの絵が魅力的です。
(2006年04月30日読了) -
…ええ、そうですね。
でも文明にどっぷりと浸りきった私にはもはやそこから脱出することができないのです。
はるか昔に書かれた「パパラギ」を子供向けにわかりやすくした一冊。
(植民地化における)新しい文化の流入は必ずしも歓迎されるものではないと言うこと。価値観の押し付けはするべきではない。 -
日本人の忘れた心がある。
-
文明が人々にもたらしたものを考えさせられる。
この本に書いてある視点が全て正しいとは思わないけど、
心の豊かさに関してはもっともだと思う。
約100年前の話だけど、現在でも遜色なし。
読みやすいので、小中学生にも読んで、色んな世界からの視点があるということを学んでほしい。
文庫も読んでみようと思う。
メモ
私は喜びたい。私たちのからだが太陽と話すことができることを。14
だが、物は毒を塗った矢だ。私たちは自然の大きな力が作った物のほかは、物などほとんど必要ではないことを忘れてはいけない。32
私がこの世にきたときは、丸い金属も強い紙も持ってこなかったのだから、この世から出てゆくときも、なにもなくていい と考えられないのだろうか。45 -
人と自分を比較したり、たくさんのものを欲しがってあくせくしたり、身を粉にして働いたり、考えすぎたりするのは病的だと語る、南の島の長。
のんびり暮らしたいけど現実はそうもいかないので、エッセンスだけ取り入れさせていただきます。 -
人間がはじめから21世紀の今と同じ環境だったらどう感じるんだろう。
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
和田誠の作品
本棚登録 :
感想 :
