ゆきおと木まもりオオカミ

著者 : いぬいとみこ

• 理論社

感想・レビュー・書評

[ハリモグラさんの感想 · 2016年1月10日]

低学年から読める。
宅地開発で近所のオオカミ原っぱがなくなるという頃、一年生のゆきおが一人でこっそりローラースケートを練習しに行き、オオカミに出会う。枝の上の猫だと思ったオオカミは小さなゆきおに力をくれ、不思議な楽しい体験をする。「また来いよ」というオオカミと約束をして2度目も会うが、しばらく来れない間に工事は進み、オオカミの木にも終わりが近づいていた。ゆきおはわからないながらも必死にオオカミの変身をを助ける。
緑と子どもの遊び場の守り神でもあるようなオオカミが今もどこかで子ども達を見守っていると願いたくなる。

著者プロフィール

いぬいとみこ

「2002年 『くらやみの谷の小人たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」