八月がくるたびに (新・名作の愛蔵版 12)

  • 理論社 (2001年6月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (194ページ) / ISBN・EAN: 9784652005125

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  • 長崎の原爆を扱った数少ない物語で、絵のインパクトが強いので、印象には残るのだが、物語としての練りに欠けるため、何度読んでも記憶がなくなってしまう困った本。
    ことに、主人公が、最初に出てきた妹なのか、苦労をして生き抜く兄なのか、微妙。その兄が亡くなる時、ただ一言、「きよしは、とうとうだめでした。」で済まされてしまう。その後、手記が紹介されるが、それを読んだ妹は、どう考えたのだろうか。
    また、冒頭の「だれが、どうして?」という問いに対しても、誰も(主人公も)考えないし、答えない。
    考えるのは読者の役目なのかもしれないし、作者も悩んでいたのかもしれないが、とても残念。

    ※ちなみに、子どもの頃に読んだ本は、イラストが違った。同じクマさんの絵なのだが、全部描き直されたらしい。インパクトが強すぎたのだろうか(^^;。確かに、その印象で本を読んでしまった記憶があり、生々しい怖さがあったと思う。でも、そのイラストのほうが、悲惨さは伝わったかもしれない。ことにイントロの問いかけは。
    http://futakin.txt-nifty.com/blog/2006/07/__d2f3.html
    ※余談(?)だが、今回、初めて認識したが、作者は女性だった。

  • n.

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