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Amazon.co.jp ・本 (210ページ) / ISBN・EAN: 9784652005149
みんなの感想まとめ
不条理で奇妙な日常を描いたこの作品は、懐かしさと共に新たな視点を提供します。読者は、家族の在り方や日常の当たり前を問い直す体験を通じて、さまざまな感情を味わうことができます。特に、父親の存在や家庭内の...
感想・レビュー・書評
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ブックリストに登録されていたのを見て、懐かしくなってレビューします。
コワい話ですよね〜。
面白い本ないですか?と聞かれると、オススメする本の一冊です。ふしぎに、マチマチの反応が返ってくるのが、また面白いです。
これ、おかあさんバージョンにして、いっぱいのおかあさんが団結して家事分担したらラクになるかなあw
けど、みんな、自分がホンモノだと主張してカオスかな?
わたし、お昼寝担当がいいな♪ 家事じゃないかw
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不条理。奇妙に歪む日常。当たり前を問い直す。/お父さん:お父さん認定。/夢で:現実は夢。/ゆけない道:自宅に辿り着けない。/5階:ドアから外へ出られない。/壁:父は壁の中に家出。
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小さい頃に好きで読んでいたので、久々に手に取ってみた。ほとんどの話で、ハッピーエンドとは程遠い、救いのない結末が待っていて驚いた。小さい頃の自分は深く考えていなかったのか、サイコパスだったのか…
星新一の世界観に似ているかもしれない。但し、闇堕ちした星新一の。
「ぼくは5階で」が最も悪意と絶望に満ちているように感じる。子供への無関心というメタファーかとも思ったが、起こった現象の理由も背景も一切ヒントがない。小泉八雲の「Mujina」を、むじなが動物だと知らない外国人が読んだら、きっとこんな後味になるんだろうなと想像できる。
同じく三田村さんの『キャベたまたんてい』シリーズでも読んで心を落ち着かせたい。 -
いわゆる「不条理モノ」の短編集。
大人が読んでもそれなりに面白いけど、オチも含めて児童書でこの内容は少々闇が深いかも。評価が分かれるのも仕方ない気がする。
でも、安心安全健全な児童書に飽きていた生意気盛りの私(当時小4)には、とても面白く感じられた。理不尽なストーリー展開も、釈然としない読後感も、人の存在価値が地に落ちていくようなドライな雰囲気も、どれも衝撃的で新鮮だった。「これこれ! こういう本を読みたかったんだよ!」と私は歓喜に打ち震えた…と言うと大げさだけど、まあ読むべきタイミングで出会い、違う世界の扉を開いてくれた思い入れのある一冊だ。
芸人のカズレーザーさんもオススメの本として紹介したと知って勇気が出たので、この手の内容を楽しむ子どももいますよ、確かに少し怖いけどホラーやスプラッタではないし、特に悪影響ないですよ大丈夫、たぶん……と小声で言いたい。
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以前『遠くまでゆく日』を読んだ時に知って、面白そうな表紙だと思っていました。
ユーモア調のタイトルと表紙だったので、ユーモアナンセンスの面白い笑える娯楽作品ではないかと想像していたのですが、全く逆でした。これは驚きますよ。
本作品は一見するとSF・ファンタジー・シュール・前衛的・不条理をまとった空想的な作品だと思えるのですが、一方で、夢野久作が描くような狂気の世界のようにも思えるのです。
本作品集は、精神病者が語る異常な体験談という風に解釈できないでしょうか。
メンタルな問題は決して他人事ではなく、いつ自分が直面するかもしれない自分事の問題であります。発狂まではいかなくても神経症やうつ病になることは多いかもしれません。そう考えると、本作品で描かれている物語は決して他人事ではありません。
例えば「おとうさんがいっぱい」は、代替可能な部品と化した人間の不安です。
自分は唯一無二の存在だと思っていたのに、単なるワンオブゼムの存在だったと気付いた時の衝撃!
そして傍観者の立場から当事者の立場に転換する。これは怖いですよ。
色々検索して、三田村さんはトラウマになりそうな怖い作品を色々と描かれている方だと知りました。
そういう方向性では、佐野美津男さんの作品と通じるところがあります。
三田村信行さんの他の作品も読んでみたいと思いました。
また、挿絵を描かれている佐々木マキさんの作品も拝読したくなりました。
色々読んでいると、読みたい本がどんどん広がっていくものです。
20世紀少年少女SFクラブ
世界は今でも落とし穴がいっぱい
【おとうさんがいっぱい】三田村信行
https://sfklubo.net/kiel_multaj_miaj_patroj_estas/
https://sfkid.seesaa.net/article/501629261.html -
小学生の頃に読んで自分の中の『こっちの道いったらどうなるんやろ…とか時計の後ろに部屋があったら』とかいうのは、ここから来てたんやな。ってつくづくおもった笑
ふと思い出したのを機に買ってみて20年越しぐらいに読んだけどふつうに怖かった、だけどやっぱり挿し絵なんかもなつかしいが勝ってた。
おとうさんが壁の中に入っていく話がすごく印象的で、幼い頃に手にした時は『へぇ』ぐらいにしか感じなかった。それよりも周りで目まぐるしく起きるすべてのことがこの本よりも新鮮で頭に残ってたのかなっておもった。でも何十年経ってもこの本を覚えていたということはやっぱり幼いながらにすごく印象に残る本だったんだろうなとおもった。 -
ネットでこの本の存在を知る。
有名なトラウマ児童書らしい。初版は1975年。
作者名を見れば、次男がよく読んでいた、キャベたまたんていの作者ではないか。
普通の児童書も手掛けている作家だという点がすでに怖い。
全部で5話収録。
三年生くらいなら読めると思うが、まあ、責任はとれません(-_-;)
まず、表題作を読む。
うん、やばい。
この佐々木マキの白目イラストもやばい。
ほかの短編もどれもやばいし、怖い。
不条理系が繰り返すだけでなく、どれも増長していく系で先が消えていく読後感。
星新一に悪意と乾いた視線を足した感じ。
特にラストの かべは知っていた は印象的。
(似たような話が岩波少年文庫の金原瑞人翻訳の海外ホラーシリーズにもあったが、三田村版のほうが怖い)
最後にはなぜか、からりと新しい一歩まで描かれる。
でもそれがまた不気味なんだよなー。
しかしこういう怖さって、子供がふと考えていく世界の先にあるもの、でもある。
そこを面白いと思えるタイプの子には、楽しめるかもしれません。
怖がりなうちの男児たちには、アフターケアが要りそうな一冊。
というか、これをかつて読んできた平成キッズも今からでもアフターケアをしたほうがよい一冊ではないのか…? しかし、あのころのテレビやまんががもっと野放図で、この手の感覚にはもっと慣れていたのかもしれない…。 -
「気持ち悪くて嫌だ」と読むのを途中で放棄。
ブラックユーモアや不条理系は初めて読ませるのでどうかと思ったがまだ駄目でした。星新一から出直します。 -
こわいなぁこわいなぁ
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この夏のホラー本
レビューでトラウマ本らしいということで
読んでみた。小学生の時に読んだ盗まれた明日を思い出した。家に帰ったら自分とそっくりさんが家族と話していて居場所がなくなっていた。そんな不気味さが詰まった短編集。個人的には僕は5階でとかべは知っていたが印象的だった。 -
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図書館で表紙の楽しげな雰囲気に目を引かれ、気になって検索してレビューを見たところ、数々の方のトラウマ本であることがわかり、気になって借りてみた。
いずれも、日常から突然奇妙な世界に入ってしまう話。
表紙の絵はかわいかったのに、中の絵はほぼがらんどうのような白目をしている。そ、その目をやめてくれー!
「世にも奇妙な物語」のようで、子供の頃に読んだら私もトラウマになったかもしれない。大人になった今、トラウマになるほどにはこわがれなかったのが、ちょっとさびしい。
作中の「中古」に「ちゅうぶる」とルビが振ってあって間違いかと思ったら以前はそういう読み方もあったそうだ。1970年代の作品だが、文章に全く古く感じるところがないと思ったが、意外なところで歴史を感じて面白かった。
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不思議で恐ろしく気味の悪い5つの話。
子ども向けの本なのだろうけれど大人にも刺激的だ。
子どもの時に読んだらトラウマになりそうな強烈な印象。
SFというのとも違う、現実とちょっとしたズレの恐ろしさ。
そして深読みすれば色々な意味合いで読めてしまうような
そんな気味の悪いザワザワするお話。 -
シュール。こわいこわいこわい。佐々木マキさんの絵もまたこれが。なにこの感じ。これは大人になっても残りそうだなあ。
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『おとうさんがいっぱい』
三田村信行さんが描くSFミステリー小説の短編集。
やみつきになるような独特な世界観と、何気ない日常がふとしたことで変わってしまうかもしれないという、じわじわした恐怖感が読み手に押し寄せてきます。
ある日主人公は、自分のお父さんが何人も増えてしまう光景を目の当たりにします。
それぞれが「自分こそ本当のお父さんだ」と主張をしはじめ、ついに家族を巻き込んで争いを始めます。
最後には誰が本物のお父さんかを選ぶよう、主人公と母親に選択を迫るのですが‥‥。
1人のお父さんを決めた後、無事に取り戻した平和な日常。
しかし、ある日主人公が家に帰ると、もう一人の自分と鉢合わせをすることになります。
この物語を何度か読むたびに、「選ぶ側から選ばれる側へ回った恐怖」を感じながら、普段ではあり得ないと思うような世界でも、もしかしたら存在するかもしれない‥‥
そんなことを考えています。
例えば、同じ時間軸を生きている別世界のわたし。
例えば、当たり前に帰る場所、それすら自分が思っているだけで、本当は存在しないかもしれない。
この物語はホラーともとれるし、クスッとさせるような場面もあるので、ブラックジョークのようにもとれます。
他のお話も、三田村信行さんの描く世界観は、私たちが日々当たり前だと思っている日常を違う視点から見せてくれる、当たり前を当たり前と思わないエッセンスが随所に散りばめられているのです。
そしてなんといっても、小学3年生の頃、この本の表紙とタイトルに惹かれ手にとった日から、この本は大人になった今でも手放せない一冊になりました。
価値観は一つではない、そんな私の考え方に大きく影響しています。
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子どもの時に読みたかったなぁ
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カズレーザーさんが紹介していた本を図書館で借りてみた。
世界観がすごい。子どものころよんだら影を落としそうな印象でした。が、本当に子どもが読んだら意外と大丈夫なのかしら。うっすら怖さの残る、読了感でした。
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