扉のむこうの物語 (名作の森)

著者 :
  • 理論社
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本棚登録 : 428
感想 : 53
  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652005262

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  • 学校の宿題で物語を作ることにした少年・行也。ふとしたきっかけで作っていた物語の中に入り込んでしまい、元の世界に戻る方法を探していくファンタジー。
    ピンチあり、ホロリとするところあり、少しダークな部分もあり、初版が1987年とは思えないぐらい今読んでも違和感がなく、面白かった。ワクワク・ドキドキの読書時間でした。

  • 子供の頃
    この人の作品に出会えて
    本当にしあわせだったと思う。

  • 小学生の頃読んで、ずっと印象に残っていた本。岡田淳は佐藤さとるとならんで小学校の頃の僕のヒーローだった。登場人物のママと同じくらいの年になってまた出会えたことがうれしい。

  • まだ小学生だった頃、休み時間に本を読んでいて、チャイムとともに本を閉じた瞬間、現実の時間が流れ出すことに違和感を感じることがありました。心が半分本の中に取り残されているような・・・。そんな気分を少しだけ、久々に感じられた物語でした。
    透明なメモ張、ルービックキューブの扉、50音表、分類所・・・こんなに不思議で面白いものをいったいどうやったら思いつくのか。岡田さんの想像力は本当に「豊か」だと思います。

  • 再読。
    初めて読んだのは小学生のときだった。岡田さんの作品は小学生の頃から全体的にすきだけど、そのなかでも1、2を争うお気に入り。

    今読んでも面白いのがすごいと思う。そして時代設定が20年以上も前なのにそれはあまり気にならない。

    何度読んでも五十音表の言葉がすごい。

    何より完全なハッピーエンドじゃないのが良いと思う。

    多分、この作品はいつまでも自分のお気に入りだと思う。

  • 空間と時間がねじれた「むこうの世界」でさまよう行也たち―こちらへもどるための扉はもうないのだろうか。「こそあどの森の物語」シリーズで人気の岡田淳による大長編ファンタジー。(Amazon紹介より)

    小学生の頃に岡田淳さんの作品にハマった時期があり、その中でもこの『扉のむこうの物語』は特におもしろかった印象があったため、図書館で探してもう一度読んでみました。
    読んでみてまず思ったことは「あぁ、こんな話だったかー」でした。何しろあの頃から20年以上経っています。チゴイネルワイゼンと五十音表が出てくること、男の子と女の子が冒険する話であること以外はすっかり忘れていました。小学生の頃は、この物語で大いにワクワクしたのだと思います。その片鱗は大人になった今も感じることができました。と同時に、そこまで大きなワクワクを感じられなかった自分に、歳を取ってしまった悲しさを感じました。
    何はともあれ、今一度、他の岡田淳さんの作品も時間をかけて読み返していきたいと思いました。児童書の作家さんですが、大人でも十分に楽しめます。

  • 扉のむこうの物語 岡田淳 理論社

    並行宇宙の次元がねじれて
異次元に入り込むというようなお話
    小6の生徒が自分で設定するという
    自由宿題で
    主人公は物語を書こうと思い立つが
    
何故か物語のなかに入り込んでしまう劇中劇

    戻れなくなるという冒険SF推理小説へと発展していしまう

    彼が挑んだ作品はあまりにも立派すぎて
    大人がついて行けない程に目一杯複雑怪奇で
    子供たちの思考回路も大人顔負けである
    字も小さく395ページという大長編でもあり
    大人が読むよごれのない童話という感じである

    ただ惜しいことに最後のオチとなる
    一酸化炭素中毒については
    火鉢が出てきた伏線の所で気付いてしまったけれど

  • 読んだことのなかった児童書の名作を。

    何十年も前の話なのに、色褪せず、
    時代感を感じさせず、
    こんなに冒険に入り込ませてくれるなんて、
    本当にお見事としかいえない。すごい。

    なんでもないものがすべて不思議に見える。
    どんなものからでもお話を作り出せるのだろうか、このひとは、、。


    こういう作品を、子供たちにどうやったら
    手に取ってもらえるのか。
    私の仕事はたくさんあるなあ、とおもった。

  • 久しぶりの岡田淳さんの本。本当にこの人はアイディアが豊富なんだなあと思う。
    今回、特に印象に残りそうなのは「おちこみ椅子」。これからは気分が落ち込んだときは、自分が落ち込み椅子に座ってしまったつもりになって、ぱっと立ち上がって気分を変えてみようかなと思ったり。
    お話は今回もよくまとまっていて、相変わらず老成した感じの小学生の主人公も、ちょっと変わってるようなそうでもないような「ママ」も好感が持てた。

  • すごく壮大な話。物語づくりをするうちに、主人公の行也は、他の人のことをすごく考えられるようになっていたりと、精神的にすごく成長している。周りの物事を自分の物差しで"分類"してないか、とか、自分の幸せと他人の幸せのバランスについてなどは、大人にとっても考えさせられるテーマだと思う。

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著者プロフィール

岡田淳:1947年、兵庫県生まれ。38年間小学校の図工教師を務め、その間から児童文学作家として、また、絵本、マンガ、翻訳などさまざまな分野でも活躍。『放課後の時間割』で日本児童文学者協会新人賞、『雨やどりはすべり台の下で』で産経児童出版文化賞、『願いのかなうまがり角』(いずれも偕成社)で同賞フジテレビ賞、『扉のむこうの物語』で赤い鳥文学賞、「こそあどの森」シリーズ(ともに理論社)で野間児童文芸賞など、受賞作多数。ほかの作品に『図書館からの冒険』(偕成社)、マンガ『プロフェッサーPの研究室』(17出版)、絵本『ヤマダさんの庭』(BL出版)、エッセイ『図工準備室の窓から』(偕成社)など。

「2021年 『チョコレートのおみやげ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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