朝はだんだん見えてくる (理論社・名作の森 9)

  • 理論社 (2005年10月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784652005293

みんなの感想まとめ

思春期の葛藤や心の深淵を描いた物語は、米軍基地の町で生きる中学3年生の女の子を中心に展開します。彼女の周囲には、内向的で問題を抱える少年がいて、彼との出会いが物語の核となります。彼は絵を描くことが好き...

感想・レビュー・書評

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  • 思春期のトゲトゲした、でもキレイな、ヒトの核。その核は奥深くにあって自分では探し当てられない。

    米軍基地のある町で生きる中3の女の子のお話。

  • 今回のレポートの資料として読んだこの本は、是非
    中学生くらいの子に読んでもらいたいと思います。
    誰もが通る思春期、自分一人が考えすぎているわけでは
    ないのだ。と気付くきっかけになるのではないかと
    感じました。
    http://www.lib.miyakyo-u.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=127234

  • 20130114

  • バイク、タバコ、登校拒否、世界拒否。デジャヴ感ありありの設定・小物が撒き散らされている冒頭には正直辟易した。「この手のハナシ、苦手なんだけどな」と。
    ところが、ベトナム戦争時代の話なのに、代わりに「湾岸戦争」とか入れても違和感がほとんどない。湾岸戦争どころか、ほんの数年前(震災以前)の時代設定でもいけるぐらい主人公の悩みは古びてないし、若い子を取り巻く社会状況は本質的に変わってない。
    たぶん、デジャヴ感は逆なのだ。先にこの物語があって、後を追うように似た設定の物語やドラマが溢れてきたのではないか。あくまで私見だけど。

  • 岩国などを舞台とした作品です。

  • 図書館で借りて、きのう読了。挿絵が長新太さんというのも驚きだったのだけど、装丁が池田進吾さんというのにもびっくり。
    うーん…、というのが、正直なところの直後の感想。書き手の焦燥感はかなりダイレクトに伝わってきて、それが奈々の気持ちとシンクロしている感じはけっこうする。ことばになりきらない思いがある。いい切れない迷いや不安やゆらぎがある。そういう部分を描こうとしている姿勢には共感しつつ、でもふらふらと話題が散って、それとともに気持ちも散っていってしまって話がまとまらない。ことばにならないならことば以外のところで、いい切れないのならいい切らない形の腑に落ちた感覚があれば良いと思うのだけど。どうして基地の話題だったのかしら、という思いも少し。そして「大人」の描かれ方がステレオタイプすぎるのじゃ、という気も少し。
    出た当時、リアルタイムに手に取っていたらだいぶ印象が違うのかな。

  • 中学生の奈々が主人公。奈々の言うことに「お前はまだ何もわかっていない」「今は他に大事なことがあるだろう」と言う父。「あなたのことは信じているのよ」と言いながら、本気で奈々と話をしようとしない母。奈々は夜の街を歩き、学校では禁止されている反戦喫茶「アリス」に行くようになる。

    とはいえ、こういう家庭が大方なんであろうなぁと思うし、自分のムスコが思春期を迎えて奈々と同じような行動を取っていたら、自分はどうするか...と考えると難しい。ただ、「お前のことをよくわかっているのは父母だ!だからこうしろ」みたいなことは言いたくない。「よくわかっている」っていうけど、ホントか?と思うし。


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著者プロフィール

1950年、山口県生まれ。
『朝はだんだん見えてくる』で日本児童文学者協会新人賞、『「うそじゃないよ」と谷川くんはいった』で小学館文学賞と産経児童出版文化賞、『ステゴザウルス』と『迷い鳥とぶ』の2作で路傍の石文学賞、『そのぬくもりはきえない』で日本児童文学者協会賞、『あたらしい子がきて』で野間児童文芸賞、『きみは知らないほうがいい』で産経児童出版文化賞大賞、『もうひとつの曲がり角』で坪田譲治文学賞を受賞。そのほかの作品に、『まつりちゃん』『ピース・ヴィレッジ』『地図を広げて』『わたしのあのこあのこのわたし』『ひみつの犬』などがある。

「2023年 『真昼のユウレイたち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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