ふしぎな木の実の料理法 (こそあどの森の物語 1)

著者 :
  • 理論社
4.16
  • (173)
  • (84)
  • (107)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 891
レビュー : 129
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652006115

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • なんてよくできていて、幸せに満ちたお話なんでしょう!自分の子供時代に出会っていたら、どんなにこの本が思い出になり、拠り所となったことか!

    1人が好きで、バーバさん以外の人に心を許したことのないスキッパー。
    でも、木の実のせいで森の人たちと少しずつ関わっていくうちに、読む本が変わっていくんです。きのこの標本ばかり読んでいたのに、人間の出てくる物語を読むようになる。みんなにお茶をいれてあげたくなる…

    素敵な人に囲まれて暮らすということの幸せを、つくづく教えてもらえる物語です。

  • 人とつながることって楽しい。内向的で、1人でゆっくりお茶を飲んだり本をよんだり空想するのが好きなスキッパーが、届いた手紙がぬれてしまったハプニングから、少しずつまわりに住んでいるこそあどの森の住人たちとつながりを持っていきます。そのうちスキッパーの生活にある変化が。人とつながることのあたたかさが沁みるおはなし。こそあどの森に住む住人たちの住まいの間取り図もとっても楽しい。みんな生活を楽しんでいる様子が伝わってきて、もっとこのシリーズが読みたくなります。小学3年生ぐらいから、大人まで。

  • 小さい頃に読んで今でも好きだっていう本、たくさんあるよね。これは雰囲気がたまらなくイイです。主人公に届いた、親からの手紙の文末がすき。

  • この森でもなければ
    その森でもない
    あの森でもなければ
    どの森でもない
    こそあどの森

    シリーズ1
    家で誰にも会わず一人の楽しみに浸ってくらすスキッパーへ旅行中のバーバから木の実が届く。
    料理の仕方を誰かに聞かなくてはいけないけれど、誰かと話すなんて、と戸惑うスキッパー。

    みんなの暮らすお家が素敵。
    絵が可愛くて眺めてニヤニヤしている。
    トマトさんとポットさんのラブラブぶりにもニヤニヤ。
    どうなっちゃうのかドキドキしながら読んで、最後はほっこり。
    お茶にお呼ばれしたくなった。
    ポアポアはどんな味なんだろう。

    チビちゃんたちに読んで欲しくて借りたけれど、すっかり私が夢中に。よしよし次も読もう!

    ポアポアのジャム、僕も食べてみたい。
    あとお茶もー!S10

  • 2015年1月12日
    こそあどの森の1冊目
    登場人物や家の様子がよくわかる。文章力プラス図工の先生だからストレートにイメージを受け取れる。
    スキッパーの自閉的性格がゆるやかに溶け出す森の住人の温かさがすてきです。
    不思議の木の実をみんなでわくわくかこむところがよい。一緒にお茶したくなります。

  • 児童書なんだけど大好きなシリーズ「こそあどの森の物語」の第一作。

    どう料理しても硬い殻を保ったままの「ポアポアの実」
    人嫌い、引きこもりの主人公・スキッパーが料理法を探して人と触れ合って成長していく物語。

    硬い殻のポアポアは心を閉じたスキッパー自身。
    そのポアポアの実の調理法がわかるとき、スキッパーも心を開いて大きな変化を果たす。

    家の図など細かいところまでしっかり書いてあって創造が膨らみます。
    昔から何度も何度も読み返している本。

  • 児童文学ははつらつとした元気な主人公が多いけれど
    この本は違って、
    人とかかわるのがうまくない引っ込み思案な男の子が主人公だった。

    挿絵が時々入っていて、
    瓶ややかんで作られた家の図などがかわいらしかった。

    ちょっとの勇気を出し続けたことで
    生活がいい方向に変わったスキッパー。
    読んでいて心がじんわりとあたたかくなる。
    このシリーズをもっと読みたい。

  • 今で言う、引きこもりのニート、スキッパーが主人公。一緒に暮らしていた学者のバーバさんは南の島に行ってしまった。バーバさんから南の島の木の実、ポアポアが送られてきました。添えられていた手紙は雪解け水でにじんでいて肝心なところが読めません。ポアポアの料理方法は、どうやらこそあどの森の誰かに聞けばわかるようです。

    はじめは億劫そうで、森の住民との間に距離を感じ、ほんと引きこもりのニートで人間不信!って感じたけれど、徐々に変わっていくスキッパーの姿をみて、ああなんかいいなあと思いました。微妙な心の変化をこんなにも丁寧に描けるのはすごいとしか言いようがないですね。
    人との触れ合い、関わり合いがあるからこそ、一人の時間も心地よいものになる。それは孤独に引きこもっていた頃には味わえなかった気持ちなんですね。

  • 本を一人で読むことになれているなら、低学年から読める。
    これからどうなっていくのかな?という展開がゆっくりと、少しずつ進んでいく。
    読みやすい。
    そして、とてもあったかい気持ちで終わる。
    こそあどの森の物語シリーズなので、長く楽しめる。
    少しずつ読書をする、読書を楽しむ力を自然と鍛えられる。
    毎日、一章づつ読み聞かせするのも楽しそう。
    10章あるので、1週間とちょっとで読めるね。

  • 児童文学。シリーズ。雪。1月~3月~6月。
    引っ込み思案のもと送られてきたポアポアの食べ方とは。
    少しずつ変わっていく様子がいじらしい。
    みんなの住んでるお家の絵が!地図も素敵だ!

全129件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

岡田 淳(おかだ じゅん)
1947年兵庫県生まれ。神戸大学教育学部美術科在学中の1966年に「星泥棒」を自費出版。西宮市内で小学校の図工教師をつとめながら1979年に『ムンジャクンジュは毛虫じゃない』(偕成社)を発表。1981年『放課後の時間割』で「日本児童文学者協会新人賞」を受賞。教壇に立ちながら1年に約1タイトルのペースで作品を発表。数々の賞を受賞する。「こそあどの森」シリーズ(理論社)は国際アンデルセン賞オナーリストとなる。アジア各国では翻訳本も出版されている。岡田淳作品で読書嫌いが治った、本好きになったという人は多い。自著の挿絵も手がけている。
代表作に『二分間の冒険』、『選ばなかった冒険―光の石の伝説』など。

岡田淳の作品

ふしぎな木の実の料理法 (こそあどの森の物語 1)に関連する談話室の質問

ふしぎな木の実の料理法 (こそあどの森の物語 1)を本棚に登録しているひと

ツイートする