ふしぎな木の実の料理法 (こそあどの森の物語 1)

著者 :
  • 理論社
4.19
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本棚登録 : 1492
感想 : 162
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652006115

感想・レビュー・書評

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  • 本好きになったきっかけの本。どこかにある森の優しい住民たちのお話。登場人物も登場する物たちもちょっと不思議でワクワクします。いつかウニマルに住みたいなー。

  • 面白かった!なるほど名作ですね。

    イラスト:作者恩自ら筆を取ったペン画。流行りの絵柄じゃないからなんだというのでしょう。この絵を見てわくわくしない子どもはいないと思います。
    レイアウト:びっくりするほど読みやすい。文字が大きいので本が分厚くなっており、読む子どもが怖気づかないといいなぁ。
    漢字:ぱっと見、2年生がならうものまでふりがな無しかな…?「ふしぎな木の実料理法」の法も4年生ですね。笑 あまり学年を気にせず、覚えやすく簡単な漢字をふりがななしにしておられる感じもします。

    読もうと思えば3年生とかでも読めるだろうし、話の内容的にそのくらいに出会ったほうが面白く読めそうだけど、話の長さから挫折は心配。(挫折も経験ですけどね)
    男の子でも女の子でも勧めやすいのはとってもありがたいです。

  • 小学生の頃好きだったなあと思い出しつつもどんな話だったのか、どんなところが好きだったのかは思い出せず久しぶりの再読。

    すいすい読めて心が温まる素敵なお話でした。
    森の住民たちのお家の断面図(?)の挿絵を見てるとわくわくしちゃう。私はウニマルと双子のお家に住みたいな。

    ジャムのすてきな作り方。
    1回ずつ混ぜるごとに楽しかったり嬉しかったりしたことを思い浮かべる.....そしてジャムを入れた紅茶を一口飲むたび、またその思い出が思い浮かぶ。
    心も身体も内側からほったこりと温まりそう。

  • #ブックサンタ

  • 一人で静かに過ごすのが好きなスキッパー、人と話したり関わることが苦手。そんな彼のもとに届いた、インクがにじんで読めない手紙と木の実。料理法を知るために、色々な人に話を聞きに行く。彼にとっては大冒険。少しづつ、その変化を楽しむようになっていくのがいい。何か問題に一緒に取り組むことで得られる連帯感ってあるなーと思う。木の実の料理法のほかに、友達が得られたみたいでよかった。派手な話ではないけれど、ほっこりとあたたかい。

  • 木の実といっしょに届いた手紙。「そこで、これの料理法です。まず、これを・・あまいにおい・・つくりかたは・・さんにたずねるとわかるでしょう。・・」水にぬれて手紙が読めない。

    (『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部より紹介)

    人付き合いが苦手なちょっぴり暗めな主人公、スキッパー。私はなんだかスキッパーのドキドキや、おしゃべりなトマトさんといると自分から会話をしなくてよいから楽だと感じるところや、トワイエさんみたいに物静かな人が大好きだけれど自分はしゃべるのが下手なのでシーンとしてしまう・・みたいな心境、よくわかるなぁ。
    スキッパーが一巻で好きになったら、こそあどの森は全巻おもしろい。

  • #ふしぎな木の実の調理法
    #岡田淳
    #こそあど森の物語
    #理論社
    #児童書
    #読了
    いつか読みたいなと思っていたこの本。独特の世界観で最初つかむのに苦労したが、この世界が大好きに。登場しないが、バーバさんが素敵だ。バーバさんからの贈り物と偶然が重なって幸せが増えていくのがかわいらしい!

  • 大人になって読み返してみると、家の絵に感動した。家具だけでなく、水道や換気などの設備類まで細かく記載されていることに驚いた。お気に入りはウニマルの浄化槽。さすが岡田淳さん。

    物語では、きのみの謎を解いていくミステリーな雰囲気もありつつ、スキッパーが変わっていく姿が丁寧に描かれていた。
    最初は周りの人と付き合うのが心底嫌そうであったが、だんだんと輪の中に入っていく感じが良かった。
    そして何よりこそあどの森の住人たちは素敵な人ばっかり。

  • こそあどの森シリーズのTシャツを見て、小学生の時以来の再読。お話も好きだし、それぞれの家の図も大好き。

  • 内気な少年スキッパー。同居人が旅先から送ってきた木の実の調理法が分からず、こそあどの森に住む住人みんなに聞いてまわります。
    静かだったスキッパーの暮らしは、少しずつ変わっていって……最後はみんな笑顔で木の実を味わいます。
    子どもの頃から大好きなお話!大人になってから再読しても色あせません。

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著者プロフィール

1947年兵庫県生まれ。神戸大学教育学部美術科在学中の1966年に「星泥棒」を自費出版。西宮市内で小学校教師をつとめながら1979年に『ムンジャクンジュは毛虫じゃない』(偕成社)を発表。1981年『放課後の時間割』で「日本児童文学者協会新人賞」を受賞。教壇に立ちながら1年に約1タイトルのペースで作品を発表。数々の賞を受賞する。「こそあどの森」シリーズ(理論社)は国際アンデルセン賞オナーリストとなる。アジア各国では翻訳本も出版されている。岡田淳作品で読書嫌いが治った、本好きになったという人は多い。

「2008年 『人類やりなおし装置』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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