森のなかの海賊船 (こそあどの森の物語 3)

  • 理論社 (1995年1月1日発売)
4.23
  • (130)
  • (66)
  • (68)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 812
感想 : 69
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784652006139

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

感動的な冒険が描かれた物語は、古い海賊船と魔法が織りなす幻想的な世界を舞台にしています。主人公たちは、森の奥深くで海賊船を見つける過程で、フラフラというキャラクターの壮大な人生や魔術の魅力に引き込まれ...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 読後 こんなに感動するとは思わなかった。
    「船出だ!」 魔法! 古い海賊船に力がみなぎり、こそあどの森の中を、進んでいく。
    「いまこそわたしの宝をみせてあげよう!」
    海賊と呼ばれた男、フラフラの宝とは。そして、最後の魔法。……魔法が消えたとき。
    、、、スキッパーといっしょに、胸のなかがいっぱいの気持ちになり、目が熱くなった。

    ラストの余韻が、良かった。

    、、、この本を紹介してくれた、ほっぺプニプニマンさん、読んで頂いた皆様、どうもありがとうございました!

    りまの

  • 皆さまは、岡田淳さんの「こそあどの森」シリーズ、ご存知でしょうか?
    「この森でもなければ 
     その森でもない
     あの森でもなければ  
     どの森でもない
      こそあどの森 こそあどの森」
    内気なスキッパーを主人公に、「こそあどの森」に暮らす住人たちのちょっとふしぎな体験を描くお話です。
    小学生の頃、よく市内の図書館に連れて行ってもらいまして、そこで出会ったのがきっかけ。すでに何冊かシリーズが出ていましたが、背表紙のやわらかい色合いが綺麗で、思わず手に取ったのでした。
    大好きな本だったのですが、実は1冊目の『ふしぎな木の実の料理法』ばかり何度も読んでいて、実は続刊はほとんど読んでいなかったんです。
    ということで、大人になって改めて触れる「こそあどの森」でございます〜。

    前置きが長くなりましたが。
    このシリーズの魅力はなんといっても、作者・岡田淳さんによる挿絵だと思っています。
    岡田さんは長らく図工の先生をされながら作品を執筆されていたそうで、つまり絵の腕前もばつぐん!
    デフォルメ化されたスキッパー達登場人物と、細部まで描き込まれたスケッチの対比は見応えたっぷりで、人物のポーズや部屋の装飾なんかから、よく練り上げられた人物像が浮かび上がってきます。
    本書では特に、舞台の様子を描いた3枚の挿絵が素晴らしかった……!
    迫力たっぷりで、思わず細かいところまであちこち見入ってしまいました。

    見どころは挿絵だけでなく、もちろんストーリーもとっても面白い。
    予想がつく部分もありましたが、完全に初見なこともあり、「本当に森の中に船があるの?」とワクワクしながら読み進めました。
    岡田さんへのインタビューを読んで初めて知ったのですが、スキッパーには「船長」という意味があるそうで。
    心躍るファンタジーが突然終わってしまったのは少し残念ですが、こんな経験をしたスキッパーたち+ナルホドとマサカがあのあとどんな会話をしたんだろう……と想像が膨らみますね。


    子どもの頃に夢中になった本って、やっぱり特別です。
    そしてそんな本は、大人が読んでも面白い。成長したからこそ、わかることもありますし。
    たとえば、船に乗り込むのをトマトさんが拒否するシーンがありますが、子どもの頃だったら「どうしてみんなと乗らないの?!」とイライラしていたはず。でも、トマトさんの言っていることだって正論だし、周りに流されず主張できるのは自分の意見があるからできること。
    ……なーんて見方ができるくらいには、一応私も大人になれたのかなぁ。笑

    あの頃の純粋な気持ちを思い出しつつ、好きだった本・気になってたけど読めなかった本をこれからも読んでいきたいなと思います(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)

  • こそあどの森の奥に海賊船現る!

    事の発端は、トワイエさんの持っている世界で一冊しかない古い本『フラフラ劇場』

    フラフラが魔術を使った興行のシナリオのようだが、その出し物が素晴らしい挿絵で語られ、紙面狭しとばかりに存分に繰り広げられる場面に目が釘付けになる

    さらに、裏面には波乱万丈のフラフラの人生が綴られている
    想像力をかき立てながら、トワイエさんが読むフラフラの人生に没頭するスキッパー

    こんな壮大なフラフラの物語に、1巻で出てきた笛吹きの旅人ナルホドとマサカが絡んでいたとは、まさかまさかである
    ひいお爺さんから聞いた森の海賊船探しが人生の宿題だと世界を巡っている二人の心に動かされ、
    森の住人8人まで巻き込んでの海賊船探しとなる

    こんな複雑なストーリー、子供たちが理解できるのだろうかと余計な心配をしたが、今の子供達は私たちが考えるより遥かにぶっ飛び、楽しめるのだろう

    森の奥へ奥へと進み、フラフラの海賊船をついに見つけた10人の驚きと感動
    フラフラスキッパーが叫んだ
    「船出だ!」
    その途端・・・・

    まさしく森の奥で繰り広げられたスペクタクル・ファンタジー
    感動の連続だった

    この巻で例の双子ちゃんは、ジンジャーとミントと名前を変えていた
    ここまでくると、これから先、双子ちゃんの名前がどう変わっていくのかまで楽しみになってきた

  • シリーズ3

    見て!表紙。
    スキッパ、どんどんたくましくなるな。
    また双子が名前かわってんの。
    今度はジンジャーとミントだって。
    つぎはブラックとホワイトじゃね?
    この本、ちょっと悲しいんだ。区切りがつくまで読むのやめられない感じ。
    S10

  • 大好きな本を再読。
    こそあどの森の物語3冊目。主人公スキッパーは冒頭旅の2人組と出会い、2人は海賊の宝を探して居るのではないか?と疑う。1人が口にしたフラフラの宝、の言葉にヒントを得て、海賊の事を調べることに。実はその海賊には様々な噂があって…、という具合に物語は続く。

    こそあどの森の物語全体に言えることだが、岡田淳先生の書く世界観がとても好き!
    言葉のチョイスや間のとり方がそのキャラクターらしかったり、合間に出てくる挿絵が愛くるしくて愛着をもてたり。
    海賊の物語単体を見るととても悲劇的なのに、一人一人の登場人物に共感できる内容だった。噂と真実はかくも違うものか…と先生の手腕に脱帽である。

    途中、トマトさんが海賊船に乗り込むことを拒否するシーンがある。最初読んだ頃は「なんて勝手な人なんだ!」と思ったものだが、今もし自分が同じ立場だったらやはり躊躇するだろう。それは自分の中で勇気がなくなったからなのか、それとも客観視出来るようになったからなのかは分からないが、より物語に没入できるようになったのでよしとしよう。

    最後に海賊フラフラに関する言葉で印象的なものをひとつ。
    「フラフラって、きのどくなひとだったんだ」
    「でも、しあわせなときも、ええ、あったんですよ、ね」
    人の人生を最期だけ切り取って決めつけるのは容易いが、一瞬一瞬全てが不幸だった訳では無いと改めて考えさせてくれる言葉だった。

  • まさか宝物が金貨とかじゃないのが意外だった。

  • こそあどの森シリーズ3作目
    いちばんすきかも はあ本当すき
    スラスラしゃべるトワイエさんは
    きっとイケメンなんだろうなあ
    切ないけど優しい気持ちになれるお話

    好きなシーン


    ーーーそういうふうに思えるってのが、マサカ、おめえのいいところさ。

    ーーーもういちど歌えるさ、きっと歌えるさ、フラフラはいいつづけていました

    ーーーだきしめていたフルフルのやわらかさはおぼえていましたし、フラフラの残した悲しさが、心の底にあるのを感じても、いました。

  • 再読です。
    こそあどの森シリーズ3作目。

    こそあどの森に伝わる不思議な海賊の真実。
    1作目でスキッパーが出会った旅の笛吹き、ナルホドとマサカの目的も明らかに。そんな2人に疑念を抱く人、そうでない人。森の住人たちの良い面だけでなく、ちょっと残念な面も見えたりするのが人間味を感じられて好きだったりします。

    悲しい話が続きますが、悲しいだけでは終わりません。高揚感と安堵と切なさと、その余韻をいっぺんに感じられるラストシーンが見どころです。

  • どことなく切ない余韻が残るお話でした。
    フラフラがフルフルとの約束を果たす場面では、ちょっと目頭が熱くなりました。大人が読んでもしっかり読み応えがあります。

  • ワクワクしてページめくる手が止まりませんでした。ちょっぴりせつない終わりかたでした。
    挿絵がステキでした

  • 最初さから最後までワクワクとドキドキが止まらない作品です。
    こそあどシリーズの中ではなんだかもの悲しいさがのこりました。

  • 森のなかの海賊船 岡田淳
    こそあどの森3

    物欲に歪んだ社会の
    理不尽で複雑な関係の中で
    少し悲しいけれど
    美しくもある物語

    海賊船と言われている宝物を
    探し続けて旅をしている
    船大工で笛吹の祖先は
    この幽霊船を作った一人だったと同時に
    船乗りの道化の一人でもあったのかもしれないと
    この本を読む人は
    もどかしく思いながら
    多重次元世界を旅することにもなる
    ふしぎな設定だ

  • 一緒に冒険してるような
    気持ちになって、わくわく
    ハラハラでした。

    ふたごちゃんの自由な感じ
    すきだなあ。

  • すごいですね
    岡田淳さん
    児童向けのこんなにもスリリングで楽しいお話を創り出すなんて
    イラストもすてきです
    めでたし!めでたし!ではないラスト
    でも余韻を残して……
    「こそあどの森」シリーズ、まだまだ楽しませてもらいます

    ≪ 森の中 じっと待ってる 宝物 ≫

  • シリーズの中で一番好き 展開がすごくうまい と思う「突然のギーコさんの話」にシビれた 普段は「無口」な「大工」ってキャラ設定を上手に生かした展開だなー、と。

  • 「すてきよ。ときどき
    やってきたいくらいだわ」
    ースミレさん

    一緒に「船出だぁっ!」って言いたくなった!
    ホーローのカップはそれぞれにとって素敵な宝物になっただろうな。

  • 子どものころ『二分間の冒険』が好きだったけれど、特に著者の他の本を読もうとはしておらず、大人になってから「そういえばこの人の本好きだったなあ」と何気なく手に取った「こそあどの森」シリーズ。まさか…まさか泣かされることになるとは思わなかった。
    ―森のなかに船がある。
    ―乗組員は十人。男が六人、女が四人。船出だ、と叫ぶのだ。
    フラフラの、宝。

  • 面白かった( ; _ ; )
    そして切なかった。

    今回も全く予想できない展開でドキドキしながら読みました。森のなかの船とか素敵すぎる!

  • 第3巻。
    スキッパーはどんどん積極的になっていくなぁと、トワイエさんとお話ししてるシーンを見ながら嬉しくなりました。

    海賊船はウニマルのことかな?なんて、子供のように推理しながら読めて、楽しかった。
    結末にはつい、ほろりと。

  • ≪県立図書館≫

    海賊船は、うにまるのことなんじゃないの?
    とか、
    スキッパーが叫ぶべきなんだよ
    とか、
    いろいろ推理をしながら、楽しく聴いていた子供達。
    楽しかったようだ。

    私は、今回まで、ギーコさんのことを女だと思い込んでいた。
    男だったのか。

全61件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

1947年兵庫県生まれ。神戸大学教育学部美術科在学中の1966年に「星泥棒」を自費出版。西宮市内で小学校教師をつとめながら1979年に『ムンジャクンジュは毛虫じゃない』(偕成社)を発表。1981年『放課後の時間割』で「日本児童文学者協会新人賞」を受賞。教壇に立ちながら1年に約1タイトルのペースで作品を発表。数々の賞を受賞する。「こそあどの森」シリーズ(理論社)は国際アンデルセン賞オナーリストとなる。アジア各国では翻訳本も出版されている。岡田淳作品で読書嫌いが治った、本好きになったという人は多い。

「2008年 『人類やりなおし装置』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岡田淳の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×