ぬまばあさんのうた (こそあどの森の物語 8)

  • 理論社 (2006年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (190ページ) / ISBN・EAN: 9784652006184

感想・レビュー・書評

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  • こそあどの森を真っ赤に包み込む夕焼けを、住人がそれぞれの場所で息を詰めて見惚れている
    静かで穏やかな一日が暮れようとしている・・・

    しかし、今回も何か起こりそうな深くドキドキの物語のスタート

    ぬ、ぬ、ぬ、ぬ、ぬまばあさん
    こどもがくると でてくるぞ
    つかまえられたら さあたいへん
    おおきなおなべで ぐつぐつぐつ

    双子のクッキーとキャンディの歌と挿絵にまんまと騙されて
    ぬまばあさん、暖炉にのせた大きな鍋でぐつぐつ
    双子たちを掴み、煮て食べようとしているのかと、ハラハラしたが、ストーリーは意外な展開に

    「ずいぶん待ったのよう」
    「もどってくださいよう!」
    ぬまばあさんが追いかけてきそうで、気味悪かったこの言葉

    これは、殿様から預かった4人の子供達にスープと魚料理を食べさせる約束を果たすために、何百年もひたすら子供達が訪れるのを待ち続けた老婆の悲痛な叫びだったとは!
    それが叶わなければ、永遠の命を持つ水の精に戻れない老婆

    ポットさんのおじいさんとスキッパー、そして双子ちゃんで4人の子供達

    〈夕陽のしずく〉とよばれる深紅水晶の記憶を読み、全ての謎を解いたスキッパー、お見事!

    ポットさんのおじいさんのミハラ釣りもミハラ料理もみんな繋がり、全てのピースがピタッと収まった

    そして、最後はお決まりのように湯沸かしの家のテーブルに一同勢揃いの食事風景
    「イタダキマス キノイノチ、クサノイノチ、サカナノイノチ」
    素晴らしい終わり方だった

  • 20年ぶりに続きが読みたくなり、図書館で借りて読了。

    一見バラバラにみえるお話が最後にすべてつながる快感は、児童書とはいえ大人でも楽しめるミステリーになってる。
    最後はのめり込んで読んでしまった。

    岡田さんのこまかな書き込みの挿し絵が素敵で眺めているだけでわくわくする。



  • 本当のことにびっくりした。

  • 超面白いですね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。

  • 「ぬまばあさん」の正体とは?

    「ぬ、ぬ、ぬ、ぬまばあさん いつもいねむり ぬまのそこ こどもがくると でてくるぞ つかまえられたら さあたいへん」。石の記憶を「読む」練習をするスキッパー。夕陽のかけらを探しに行くふたご。マス釣りをするポットさんとトワイエさん。こそあど森の愉快な住人の行動は、すべて「ぬまばあさん」の秘密につながっていく。

    「この世で大切なのは〈聞くこと〉だ」
    「それは、その、ひとの話を聞く、というだけではなく、ですね、天気がなにを教えているのか、木や花がなにをいっているのか、畑がなにをほしがっているのか、ええ、そういったこともですね、聞く、そういうことではありませんかね。」

  • はじめの頃を思うと、スキッパーはずいぶん話すようになったし、馴染んできたね。

  • シリーズの最初の方よりホラーというかドキドキさせるシーンも多くて、後半の内容も少し重め、幼かったら怖かったかもしれないなと思いながら読んでました。
    最後全てが繋がった!と感動しました。

  • 面白いなあ、相変わらず。
    石読みとポッドさんの釣りと双子の話が繋がらなくて、???となってたのが、途中から全部繋がった超弩級ファンタジーになってびっくりした。この設定だけで一冊まるまる本書けるよね…?

    ただの石でなく、宝石だと伝わる力がある、っていうの、人の間でどれだけ大切にされてきたかもあるかもね。石はただそこにいただけで、流転の人生(石生?)を巡ってて、話を聞く人に伝えてくれるっていうのロマンよねー。「深紅水晶」って言葉の響きも素敵。
    あと名前をつけると精霊が人の姿をとれる、というのも良いね。精霊よりも長く存在する宝石が見てきた、人と精霊と土地の物語、というのがなんともロマン。ファンタジー好きの心くすぐる。宝石の漢字読み好きなのよねー。全て浪漫だ(笑)

    話の構成が凄い。全然関係ないように見えるエピが、全部繋がるんだもん。最初まったりしてて???となってすみませんでした、という気分ですわ。

  • ぬまばあさんのうた 岡田淳 理論社
    こそあどの森の物語8

    水の精と石読みのお話
石が環境を記憶しているという言い伝えで
それぞれの石の個性にもよるのだけれども
邪心にない状態の子供だけが
そんな石を手に取った瞬間に
その記憶をそっくり読み取れるのだという

    子供を煮て食うと怖がられていた沼婆さんの伝説は
    とても優しく純真な水の精だった真相を
    水晶を手に取った瞬間に理解し
    水の精を助ける冒険のお話

    人生の何たるかを考えるキッカケともなる
尽きることのない話

  • こそあどの森 8

    どんなに練習しても石の言葉が読み取れなかったのに、赤い石<夕陽のしずく>の言葉は読み取れたスキッパー。ふたごの用心棒になり冒険の末、ぬまばあさんは水の精だとわかる。
    長い長い年月、ずっと待っていた水の精の役目も果たせ、願いも叶い生まれ変われた。
    一人目の子供はポットさんのおじいさんじゃないかなと思っていた。
    “人の話はよく聞く事。”

  • それぞれの家から見える夕日は
    きっととっても綺麗なんだろうな~
    と想像力を膨らませた。

  • おじいさんのいった、この世で大切なことというのは〈聞くこと〉でした。
    ーポットさん


    ♪ぬ、ぬ、ぬ、ぬ、ぬまばあさん…
    ぬまばあさんが初めて出てきた時はふたごと一緒にドキドキしました。
    後半はスキッパーの勇気と優しさとぬまばあさんの真実に驚きました。

    大事なことはまず聞くこと。

  • シリーズ8
    なんかだんだんと本が薄くなってね?
    ぬまばあさんの歌が怖い。
    スキッパさ、やり方によっては大金持ちになるような大発見するんだよ。
    バーバさん旅行でそれに立ち会えないなんて、もったいないね。 S10

  • 2015年1月4日
    今月講演を聞く予定。少しでも著書を読んでおこうと思って読んで4冊目。
    こそあどの森はなんと連続シリーズものだった。この「ぬまばあさんのうた」は8巻目。1巻から読みたかったなあ。
    でも、森の住人のことや性格はすぐ入っていける。
    5冊目だが(「放課後の時間」「もう一人のぼくとぼく」「びりっかすの神様」)読むたびに発想の新しさと素晴らしさにわくわくしてしまう。
    水の精と殿様の約束や、ぬまばあさんの言い伝え、おじいさんの昔話が全部伏線になっていてすごく納得してしまう。この世界本当にありそう。シリーズの中には、本にバーコードが無いものもあるので、児童書はあまりレビューが無いかと思いきや、このシリーズにはレビューがいっぱい。全シリーズ読んでいる人も多いようですね。

  • ある夕焼けのとてもきれいな秋の日の翌日の出来事。
    三人の子どもたちの冒険が思わぬところで大人たちとつながっていてほんわかした気持ちで読み終わりました。

  • こそあどの森シリーズ・8


    ♪ ぬ・ぬ・ぬ・ぬ・ぬまばあさん
    スキッパーと双子の、ちょっぴりドキドキな冒険

    ぬまばあさん、最初は不気味だったけど
    切ないお話でした。
    ユラの入江の名を、呼び続けよう

  • こそあどの森に出てくる食べ物は、みんな美味しそう。

  • 理論社

    こそあその森シリーズ第8巻

    スキッパーは石を握ってみる

    前作の「だれかののぞむもの」があんまりにもイマイチだったので
    今回はどうだろう…と思っていましたが。

    岡田淳大好き!といったとろです。
    とても面白かった。伏線がなんともいえず効いていて良かった。
    ふたごがぬまばあさんから逃げる所も、ハラハラしながら読めました。
    双子がメインの今作。彼女たちは楽しいそうで良いなー。
    巻貝の家が一番です。(いまのところ)
    こそあどの森の夕日が綺麗だというのも解りました。
    私も「ミハル」食べたい。

    今回の双子の名前も良いです♪

    まさに「童話」作品だったと思います。

    次回も期待です。

  • 8巻です。

    ある日、湖の東に住むふたごが、西の岸辺で沼婆さんに出会った。それまで気付かなかった島があらわれ、卵型の家の中で、手をつかまれ・・・なんとか唄って逃げ出した。

    それから何ヶ月か後、とても素晴らしい夕焼けがありました。その夕焼けを見ていたふたごは、向こう岸に、謎の光をみつけた。夕陽のかけらがおちた!探検しにいこう~~ってことで、スキッパーを誘って出かけた・・・

    少し悲しい、でも、とても嬉しい、そんな物語です。
    可愛らしいなあ、ふたご。
    挿絵も作者の岡田淳さんが描かれているのですが、素敵です。

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著者プロフィール

1947年兵庫県生まれ。神戸大学教育学部美術科在学中の1966年に「星泥棒」を自費出版。西宮市内で小学校教師をつとめながら1979年に『ムンジャクンジュは毛虫じゃない』(偕成社)を発表。1981年『放課後の時間割』で「日本児童文学者協会新人賞」を受賞。教壇に立ちながら1年に約1タイトルのペースで作品を発表。数々の賞を受賞する。「こそあどの森」シリーズ(理論社)は国際アンデルセン賞オナーリストとなる。アジア各国では翻訳本も出版されている。岡田淳作品で読書嫌いが治った、本好きになったという人は多い。

「2008年 『人類やりなおし装置』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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