ぬまばあさんのうた (こそあどの森の物語 8)

著者 :
  • 理論社
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本棚登録 : 446
感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652006184

作品紹介・あらすじ

ぬ、ぬ、ぬ、ぬ、ぬまばあさん。ぬ、ぬ、ぬ、ぬ、ぬまばあさん。いつもいねむりぬまのそこ。こどもがくるとでてくるぞ。つかまえられたらさあたいへん。おおきなおなべでぐつぐつぐつ…。みんなが知っている遊び歌。「ぬまばあさんのうた」を知っていますか。

感想・レビュー・書評

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  • 20年ぶりに続きが読みたくなり、図書館で借りて読了。

    一見バラバラにみえるお話が最後にすべてつながる快感は、児童書とはいえ大人でも楽しめるミステリーになってる。
    最後はのめり込んで読んでしまった。

    岡田さんのこまかな書き込みの挿し絵が素敵で眺めているだけでわくわくする。



  • 本当のことにびっくりした。

  • 超面白いですね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。ね。

  • 「ぬまばあさん」の正体とは?

    「ぬ、ぬ、ぬ、ぬまばあさん いつもいねむり ぬまのそこ こどもがくると でてくるぞ つかまえられたら さあたいへん」。石の記憶を「読む」練習をするスキッパー。夕陽のかけらを探しに行くふたご。マス釣りをするポットさんとトワイエさん。こそあど森の愉快な住人の行動は、すべて「ぬまばあさん」の秘密につながっていく。

    「この世で大切なのは〈聞くこと〉だ」
    「それは、その、ひとの話を聞く、というだけではなく、ですね、天気がなにを教えているのか、木や花がなにをいっているのか、畑がなにをほしがっているのか、ええ、そういったこともですね、聞く、そういうことではありませんかね。」

  • はじめの頃を思うと、スキッパーはずいぶん話すようになったし、馴染んできたね。

  • 親子で寝る前にこそあどシリーズを読んでいる。
    こそあどの森に住む人みんなが、自分たちの家族のよう。それぞれの性格を知っているから、一つ一つのセリフが「その人らしいな」と感じられて面白い。

  • 面白いなあ、相変わらず。
    石読みとポッドさんの釣りと双子の話が繋がらなくて、???となってたのが、途中から全部繋がった超弩級ファンタジーになってびっくりした。この設定だけで一冊まるまる本書けるよね…?

    ただの石でなく、宝石だと伝わる力がある、っていうの、人の間でどれだけ大切にされてきたかもあるかもね。石はただそこにいただけで、流転の人生(石生?)を巡ってて、話を聞く人に伝えてくれるっていうのロマンよねー。「深紅水晶」って言葉の響きも素敵。
    あと名前をつけると精霊が人の姿をとれる、というのも良いね。精霊よりも長く存在する宝石が見てきた、人と精霊と土地の物語、というのがなんともロマン。ファンタジー好きの心くすぐる。宝石の漢字読み好きなのよねー。全て浪漫だ(笑)

    話の構成が凄い。全然関係ないように見えるエピが、全部繋がるんだもん。最初まったりしてて???となってすみませんでした、という気分ですわ。

  • ぬまばあさんのうた 岡田淳 理論社
    こそあどの森の物語8

    水の精と石読みのお話
石が環境を記憶しているという言い伝えで
それぞれの石の個性にもよるのだけれども
邪心にない状態の子供だけが
そんな石を手に取った瞬間に
その記憶をそっくり読み取れるのだという

    子供を煮て食うと怖がられていた沼婆さんの伝説は
    とても優しく純真な水の精だった真相を
    水晶を手に取った瞬間に理解し
    水の精を助ける冒険のお話

    人生の何たるかを考えるキッカケともなる
尽きることのない話

  • こそあどの森 8

    どんなに練習しても石の言葉が読み取れなかったのに、赤い石<夕陽のしずく>の言葉は読み取れたスキッパー。ふたごの用心棒になり冒険の末、ぬまばあさんは水の精だとわかる。
    長い長い年月、ずっと待っていた水の精の役目も果たせ、願いも叶い生まれ変われた。
    一人目の子供はポットさんのおじいさんじゃないかなと思っていた。
    “人の話はよく聞く事。”

  • それぞれの家から見える夕日は
    きっととっても綺麗なんだろうな~
    と想像力を膨らませた。

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著者プロフィール

1947年兵庫県生まれ。神戸大学教育学部美術科在学中の1966年に「星泥棒」を自費出版。西宮市内で小学校教師をつとめながら1979年に『ムンジャクンジュは毛虫じゃない』(偕成社)を発表。1981年『放課後の時間割』で「日本児童文学者協会新人賞」を受賞。教壇に立ちながら1年に約1タイトルのペースで作品を発表。数々の賞を受賞する。「こそあどの森」シリーズ(理論社)は国際アンデルセン賞オナーリストとなる。アジア各国では翻訳本も出版されている。岡田淳作品で読書嫌いが治った、本好きになったという人は多い。

「2008年 『人類やりなおし装置』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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