もしもし、こちらメガネ病院 (キッズパラダイス 2)

著者 :
  • 理論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (137ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652007327

感想・レビュー・書評

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  • 何か、天才バカボンの世界観を彷彿とさせる。

  • オジイサンの院長先生とオバアサンの看護婦さん(儘)がいるメガネ病院は眼科です。
    眼科なのに目の病気じゃない人や、人じゃない人がやってきます。
    のどの骨をとってほしい猫、拳銃を打ちたくてたまらないおまわりさん、公園のフクロなどなど。
    オジイサンとオバアサンは仲がいいのか悪いのか、いつも言い合いをしています。

    ※テンポのよい会話と変な患者さんとのやりとりも面白いです。
    私は笑いましたが、ちょっと言葉が乱暴なところもあり、ばかとか平気で出てきます。ユーモアと受け取れるところも父兄からするとちょっと心配な場面もあり、積極的にすすめるのは難しいかも。
    時代背景もきちんと反映されていて古臭いこともなく、とんでもない展開にはなっていますが(オジイサンがフラスコをばりばり食べて口のまわりが血だらけとか、おかしいよね。)私自身は嫌いじゃないお話です。
    夢見てるみたいなへんてこなお話集。

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著者プロフィール

1928年8月16日生まれ。京都生まれ。同志社大学文学部文化学科卒。『ひげよ、さらば』で日本児童文学者協会賞、京都新聞五大賞文化賞を受賞。児童文学評論多数。創作には『さらば、おやじどの』『日本宝島』など。一般向けの小説には映画化された『砂の上のロビンソン』などが、エッセイ集には『ただいま故障中』などがある。2002年1月27日没。

「2023年 『ひげよ、さらば』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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