兎の眼 (理論社の大長編シリーズ)

著者 :
  • 理論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652010020

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  • 名作

  • 大学を出たばかりの新任の小谷先生。受け持った一年生のクラスには口をきこうとしない鉄三がいる。心を開かない鉄三に打ちのめされる小谷先生。でも鉄三のおじいさんや同僚の先生たち、そして学校の子どもたちとふれ合う中で、苦しみながらも鉄三と徐々に向き合っていく。子どもと本気で付き合おうと思ったらこっちも本気でいかないと無理だ。親や家族を含めてどこまで向き合えるものなのか。先生っていうのは大変な職業だ。職業っていうよりも一人間として。今の時代はそこまで求められないかもしれないが、それでも子どもの側にいる大人としてその存在は薬にも毒にもなるから。特に苦しんでいる子に対しては。本気で付き合うとか何かできるとか言葉では簡単に言えても本当はすごくすごく難しいね。

  • ■伊藤忠093
    #兎の眼
    #1階本棚
    #小学高学年から

    ■出版社からの内容紹介
    先生の,子どもたちにたいする愛情と,子どもたちの先生にたいする信頼と…。読者から読者へ,感動の輪をひろげたベストセラー。2021年3月25日 朝日小学生新聞で紹介されました。

    #286ページ
    #伊藤忠寄贈図書

  • ともに学び共に育つってこういうことなんだな。

  • 子どもたちと向き合うということは、気持ちだけ向き合うということではなく、その生活にも向き合うことだと教えてくれる本でした。

  • 小学4年のときに、担任の先生が読んでくれた。
    ひたすら切ない。

  • 小学四年後半

  • 本の内容と 挿し絵がとてもマッチしていて より本のなか入り込めます。同じ本ならば 是非ともこちらを オススメします。
    何度読み返しても 心に優しさと熱いものが込み上げる名作です。

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著者プロフィール

1974年に発表した『兎の眼』が大ベストセラーに。1979年、同作品で第一回路傍の石文学賞を受賞。生涯を通じて、子どもの可能性を信じた作品を生み出し続けた。代表作に『太陽の子』『天の瞳』シリーズなど。2006年没。

「2009年 『天の瞳 最終話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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