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- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784652011294
感想・レビュー・書評
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沖縄に生きる人たちのようすが終始描かれています。大人たちは必死に生き、自らの哲学をもって子どもたちに語りかけます。子どもたちは無邪気に、ひやりとする傲慢なことを言ったり、賢しくなってみたり、していて可愛くないようすもあります。
心のまま振る舞って空まわり、素直でないのが子どもだし、大人が求める素直がわからないの子を可愛らしく思う私は、可愛くないことを言う子どもたちに共感します。灰谷健次郎先生…さすがです。
人として、大切にしたいものを確認できる本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
久しぶりに読んだ灰谷さんの物語。
美しく厳しい自然と強く明るく優しい沖縄の離島の人々。
歴史に刻まれた悲惨で辛い出来事、そして、教育の大切さ。
とてもとても大切なことがわかりやすい言葉でつづられていて、悪く言えば、一見教科書みたいなのだけれど、くもりのないまっさらな子供たちが読むには、むしろ、こんな風にシンプルに大切なことが書かれていることこそ大切なのかも…とも思う。
たくさんの大切な言葉を心にメモした。小学生の娘にも読んでもらいたい。 -
本当に素敵な話