おれがあいつであいつがおれで (山中恒よみもの文庫 11)

  • 理論社 (1970年1月1日発売)
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本 ・本 (226ページ) / ISBN・EAN: 9784652021613

感想・レビュー・書評

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  • 男女入れ替わりのドタバタ劇。一夫が女の大変さを知り、最初は乱暴に扱っていた身体も徐々に丁寧に扱うようになり、心に少し余裕ができてくると一美のことを心配したりしていた。美人で頭の良い一美が男性から暴力を受けそうになった時に助けたり、男子からちょっかいをかけられた時に仕返しをしたり、一夫はとても優しい男の子だと感じた。入れ替わって、会話がカタカナで表記された時はもう大爆笑。読みづらさもありながら、2人が頑張って慣れない言葉遣いにてんやわんやしている様子が伝わってきた。1番最初に違和感を抱くのは親だと思うが、まさか入れ替わりなんて…って考えると、頭がおかしくなったと思うのだろうか笑
    女の面倒くさいジメジメした人間関係に疲れた時とか、生理の時など男に生まれたかった…って心底思うことはあるが、男は男なりに苦労があるのだろう。入れ替わってみないと分からないが、今まで積み上げてきた生活がある分、他人になった時の苦労は大きいのかなと思った。久しぶりに声を出して笑ってしまった本。完全にコントを見ているようなエンタメ作品。

  • 面白くてさくさく読み進められました。男らしさ女らしさが求められているから2人は入れ替わってとても苦労をして、でも異性の立場になることでなにかを掴んでいて、経験しないと分からないことはやっぱりたくさんあるんだなと思った。結局のところどうだったのかは正直分からないが、楽しく読めてよかった。

  • 映画「転校生」の原作。
    映画「転校生」の原作ということもあり、
    確か映画観たあとから読んだんで
    さくさくっと読めた気がする。

    映画とは若干違ってた気がする…

  • ある日突然、おれがあいつであいつがおれになっちゃったら……!?
    斎藤一夫は小学六年生。ある日クラスに転校してきた斎藤一美という女の子は、幼稚園の幼なじみのやっかいな子。ひょんなことからある日、一夫の体に一美の心が、一美の体に一夫の心が入ってしまって戻らなくなった!

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    有名なのにしっかり読んだことなかったから借りてきた!
    昔、小学校の芸術鑑賞会かなんかでお芝居でみて、すごい楽しかった思い出…

    本は結構前のだから今学校の教科書とかに載せたらジェンダーだなんだかんだ、って叩かれそうだなって感じ笑
    読みやすくて面白かったよ!
    最後まで下ネタ落ちという潔さがなかなか好きだ笑

  • おれは斉藤一夫。小六。ある日、斉藤一美という転校生がやってきて、おれの幼なじみだという。おしゃべりで、昔から好きだったと、オレを追いかけまわしてくる。
    そんなこんなで、二人で身代わり地蔵のところで一緒に階段を落ちてしまい、オレの心とあいつの心が入れ替わってしまった!
    でも男の子と女の子が入れ替われと、どうなる?女言葉をしゃべる男子とオカマみたいな女子。思春期入りかけの体は?


    映画「転校生」やドラマ「放課後」などの原作でもある。設定だけで、ちょっとエッチっぽくて読みたくなる子は多いだろう。
    今再読すると、ちょっと古いところもあるけど、まあ、名作?

  • 小学生の時、図書館の角の方で友達とコソコソ読んでた一冊。

  • 男のコが優しくってキュンとした~。

  • 懐かしいなあ。小学生の頃、山中恒シリーズがお気に入りだった。で、最も記憶に残ってるのが、やはりこれ。小学校の図書館で借りたような気がするけれど、「転校生」の映画を見たあとも読み返したように思うから、自分でも持ってるのかなぁ。

  • ちゅーがっこのときよんだ。
    当時はなかなか刺激的な

  • 子供の頃うちにあって、懐かしくなってついつい購入。
    久々に、おもしろかった。

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著者プロフィール

1931年北海道小樽市生まれ。児童読み物・ノンフィクション作家。戦時下を描いたノンフィクションに『ボクラ少国民』シリーズ(辺境社)、『アジア・太平洋戦争史』(岩波書店)、『戦時児童文学論』『靖国の子』(大月書店)、『新装版 山中恒と読む修身教科書』(子どもの未来社)などがある。

「2025年 『増補版 戦時下の絵本と教育勅語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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