ぼくは王さま (フォア文庫 A)

著者 :
  • 理論社
4.16
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本棚登録 : 398
感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652070116

感想・レビュー・書評

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  • こういうわけわかんない話、好き。

  • 小学校の頃大好きでよく読んでいた本を図書館で見つけたので。
    像のたまご探す話覚えてるわ~。懐かしい。今読むと王様横暴すぎて面白い。
    「ウソとホントの宝石ばこ」は今読むとちょっと怖かった。のほほんとした世界で、あっさり戦争が始まるところとか、ラストのブラックさにもぞっとする。子供の頃には気づかなかった深さがあるなぁと思いました。
    小学校の頃よく読んだ、海賊ポケット、わかったさん、こまったさん、すべて同作者の作品だったと今日始めて知りました。今でもおいしい食べ物が出てくる本が好きなのは 寺村輝夫さんのおかげなのかも。

  • 小学校の1年生か2年生の時に図書室で出会った、王さま。
    すごくすごくおもしろくて、夢中になって読んでたことを
    大人になっても鮮明に覚えてる大好きなシリーズの1つです。

    たまごやきが大好きで、ワガママで、ウソつきで
    でも素直だったり、まっすぐでかわいかったり
    ほんとに小学生そのままな王さま[*Ü*]

    キレイなしゃぼん玉を見ては、消えないシャボン玉を作って
    ネックレスを作ったり、大きな大きな卵焼きを作ろうとしたり、
    コドモの頃に憧れることがいっぱい詰まってて
    王さまとコドモの距離はとても近くて魅力的です。

    自分のコドモにも大切に受け継いで楽しい王さまの世界を
    体験させてあげたいです[^-^]

  • 「王さまは、たまごやきがだいすき。朝も、ひるも、夜も、いつもたまごやきを食べます。ある日、王さまは、とびきり大きなたまごやきをつくるために、「ぞうのたまご」をとってこいと、めいれいをだしました。いいだしたらきかない王さまのお話」

  • 僕は王様は面白かったからシリーズがいっぱいあるって聞いて嬉しくなった。

  • 教訓めいてない児童書の先駆なのかな、ファンタジーの混ぜ込み具合がいいし、側近たちのキャラクター設定もいい。解説は蛇足。

  • 子供の頃にも読んでみたかった。その時ならどう思うんだろう。働いてる大人になった今「しっかり働けばいい事あるよ」と言われてる気がした(笑)

  • 絵が和歌山静子さんじゃないと、ダメなんです!

  • 寺村輝夫先生、大好きすぎる。

  • 子どもにゆっくりと読み聞かせてました。小1なら、一人でも読めそうな内容です。世間知らずのおもしろ話にちょっとしたファンタジーがあり、楽しく読めます。

  • いつ読んでも
    楽しい気持ちになれる。

    にくめない王さま。
    それがいい。

  • 再読。
    何十年も前、小学校低学年の時に買ってもらった本。整理してたら出てきたので読んでみた。

    王さま暴君じゃんとか思ったけど、意外に優しかったり。根底がピュアなのね。

    『ウソとホントの宝石ばこ』はすごくブラック。

    「……というところからお話を始めます」とか「……というところでそろそろこのお話は終わりに近づきました」という語り口調がなんかおもしろい。
    (150901)

  •  寺村輝夫さんの「ぼくは王さま」シリーズの1冊目。
    「ぼくは王さま」シリーズは、私が子どもの頃に既に存在していたようですが、なぜか今まで読む機会はありませんでした。
     多分、小学校の図書室に入ってなかったのでしょう。


     巻末に上野瞭(児童文学者)という方の、
    「卵の王様について」
    という小論文が、解説として収められています。

      
    「寺村さんは、そうした風潮の中にあって、じつにまじめに「でたらめ」な物語の効用を考えた人である。最近になって「でたらめ」は「ナンセンス」などというしゃれた言葉で市民権を獲得したが、寺村さんはその出発点を切りひらいた人である。王さまと卵料理に万才!」

     
     私も何十年も生きてきて考え方・発想が教条主義的で硬直化してきていたのですね。
     もっと「でたらめ」「ナンセンス」を楽しむ姿勢が必要です。
     とりあえず、男の料理を作り出すことから始めることでしょうか?

      
     しかし、なぜ私が最初にこの物語を読んで違和感を感じたのかというと、最近、現実の政治が「でたらめ」「ナンセンス」化していて、それに憤慨することが多く、そのことを思い出したからなのです。


     社会がしっかりしているからこそ「でたらめ」「ナンセンス」を楽しむ余裕が生まれてくるのではないでしょうか。
     今後の日本は「でたらめ」「ナンセンス」な作品やお笑いを楽しめる社会ではなくなっていくのではないでしょうか。
     そして、ある日突然、身に覚えなく逮捕されて抹殺されるというシュールで不条理な社会になっていくのでは……。
      http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20140614/p1

  • 大好きな王さまシリーズ。わがままだけど、優しくて、ぐうたらだけど、行動力のある、たまごが大好きな王さま。また読みたいな

  • 有名作品なので読んだはずと思っていたら、まだ読んでいませんでした。ぞうのたまごを探そうとしたり、シャボン玉の首飾りをつくろうとしたり、王さまは好き放題やり放題。それが楽しいんですよね。働くのは大切だとか、ウソはいけないとかも読み取れますが、それより何より面白ければいいのだと言わんばかりのハチャメチャさが素敵です。
    またラッパの音がプルルップ トロロットてな具合に擬音が楽しく、文章もリズムがいいんですね。声に出して読むのも面白かも。

  • すごいなと思ったところが、「王さまは、きになることをすぐやる」ということが、すごいなと思いました。

  • 文庫版は初めて読む。
    「ぞうのたまごやき」は絵本で読んだことあったので、最初は絵が少なくて文字ばかりだと詰まらないと思ったけれど、どんどん話に引き込まれていった。

    小さい子が読んでも面白いのだろうけれど、大人が読むと風刺が効いていて面白いと感じる。
    子どもっぽい振る舞いをする王さまが仕出かすことだからこそ、逆に物事の良し悪しが浮き彫りになる。
    地の文、作者の語り掛けも面白く感じる要素なのだろう。

    4話目の「サーカスにはいった王さま」の冒頭でたまご料理がずらずら並べられている文章では読んでそうぞうするだけで、たまごはもういいわ、と思えて来た。

  • 王さまシリーズ大好きでした。
    たまごやきが大好きな王さま。
    大臣、コック、博士も魅力的。

    私が本好きになったきっかけの本で、何度も読み返していました。
    今も家に置いてあります。
    久々に読み返そうかな。

  • 王さまのわがままを聞く大臣えらい

  • うちの4歳男児に読み聞かせてみたところ、とっても気に入ってくれました。
    王さまがこんなに人間味あふれてていいんでしょうか!?ウソをついたり、お城を逃げ出したり。
    タララッタ、テレレッテ・・・のような楽しい擬音も、お気に入りです。

  •  教科書で出会った小学校の思い出の一冊。
    これはシリーズのうち3、4冊は持っていました。

  •  児童書なぞには目もくれなかった小学校低学年時。
     高学年になって、そんな私を驚愕の眼で見詰め、「それではいかん!」と司書さんと友人の熱き説得の末に手を取らざるを得なかった『寺村輝夫童話全集(ポプラ社)』。
     そこから「児童書=字が大きい・単純・つまらない」という固定概念を見事に打ち破り、このシリーズを買い揃えてしまうまでに至ったのは、偏に寺村氏の力量それのみである。
     故に彼は、私の中では未だに「ぼくは王さま」ではなく「私の『王さま』」であり、かつ「児童文学の王様」である。

  • 小学校の頃、毎朝学校で先生が朗読してくれた王さまシリーズ。

    タララップ トロロット テレレッテ タッタッター

    びりりりっ が が が がっちん

    ピーン ロロロロ ポロロロ ポーン

    不思議なおかしな擬音が沢山で、先生がその言葉たちを抑揚をつけて発音する度に、みんな目をキラキラさせてニコニコケラケラしながら先生の朗読を聞き入っていた。

    擬音だけでなく、王さまのキャラクターも面白くって。
    王さまは大人なのに、遊ぶの卵が大好きで勉強と注射が嫌い。ワガママで嘘もついちゃういけない王さま。
    でもそんな王さまって、どこにでもいる身近な人…と言うよりなんだか自分みたいで親近感。

    そしていい大人になった今でも、王さまシリーズを読むとニコニコケラケラキラキラ。
    子供大人関係なく、王さまシリーズは人をニコケラキラにさせる力があると思う。

    このシリーズのおかげで、私は本が好きになった。
    本って面白いんだと思う様になった。
    もし、本なんて嫌い、本なんか面白くないって思ってる子供(もしくは大人)がいたら、そっとこの本を卵焼きと一緒に渡したいなぁ。

  • なつかしいです

  • フォア文庫A
    古本で購入

  • わがままで、でもどこかにくめない、王さまのお話。
    子どもみたいに、好奇心いっぱいの王さまに大臣や家来は
    ふりまわされるけど…

    短いお話がたくさん入ってるのも魅力。

    シリーズでおもしろいよ!

  • このシリーズ、ちょっとシュールで好きすぎる。

  • 小さいころ、夢中で読みました。
    memo)おしゃべりなたまごやき/王さまめいたんてい/王さまロボット/王さまかいぞくせん

  • 6歳のお誕生日に購入
    私が子どもの頃に読んでいて面白かったから。
    自分でも読めるかなぁと思うのですが、やはり読んでもらうほうがいいみたいです。

    こどもも気に入ってくれて、続編の王さまばんざい、王さまロボットも自分の図書券で買ってました。
    やっぱり和歌山静子さんの絵じゃないとね

  • 子供の頃、一度は読んだことがあるのでは?きっと王様に親近感が沸いて、「王様より全然賢いよ」と思ったのでは?

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著者プロフィール

1928年東京生まれ。戦後、早稲田大学に入学、早大童話会に入り坪田譲治氏の元で童話を書き始める。1956年以後王さまを主人公とした作品をライフワークとして書き続け人気を博す。作家の他、児童図書の編集、大学での児童文学や幼児教育の指導、地域の図書館創設や文庫活動、毎年のアフリカ旅行等、活動は多岐にわたった。2006年没。

「2022年 『ぼくは王さまおしごとコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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