おとうさんがいっぱい (フォア文庫)

著者 :
  • 理論社
4.24
  • (31)
  • (22)
  • (11)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 191
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652070710

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 『世にも奇妙な物語』のような短編が5つ。

    今いる世界で確かだと思っていたことが急にあいまいになったら?

    不思議な世界に引きずりこまれるような恐さが、初めて読んだ小学生の時から強く心に残っている作品。

    なのに、何度もその恐さを確かめるように読み直してしまう。

    佐々木マキの挿絵が場面と雰囲気にピタリとはまっていて印象的。

  • 児童書だけれども、内容はむしろ大人向けのホラーだと思える。文体を変えるだけで十分一般向けのホラー小説になるだろう。

    こんな作品を子供の頃に読んだ人は……「子供の頃読んでトラウマになった」というレビューがあるけれども、この物語―作者の描く本当の恐ろしさ、冷たさは、大人の方がより痛烈に感じるんじゃないだろうか。

  • 初めて読んだのは小学生の時ですが未だにあの衝撃は忘れられない。全話めっさ怖い。

  • 児童書に置いてある5話の短編集。「怖い」って感情の中でも、精神的に不安になる怖さを持つお話。これ小学生が読んだらトラウマになること間違いないと思う。大人も読み終わったら、違和感を持つよ、この世界に。

  • 小学校低学年のころに読んでからずっと印象に残っている本。ずっと好きだったので大人になって、買い直した。改めて読むと、本当に児童文庫にあるまじき怖さ。佐々木マキ氏の挿画も若干子供向けに難解度が押さえられているものの、「ガロ」時代の恐ろしさがそのまましっかり盛られている。たぶん、一生手元に置いておく本。

  • 小学校6年生のときに題名にひかれて買ってもらった本です。

    ふむふむ…と読んでいったけど、どれも内容があまり入ってこなくて、いつの間にか読み終わった本でした。
    お父さんが壁に入ってしまうとか?だった気がします。
    小学生だった私にはそれがすっごい怖くて読むのがイヤになった思い出があります笑

    今も実家にあるのかな、この本。
    10年以上前の話です。

  • 小学校の図書室でであった。
    怖いという感覚はなく、ふしぎな世界にただ引き込まれた。
    いま読むとこわい。

  • これは妹が買ってもらった本で、貸してもらって読んだんですね。
    おとうさんが壁に閉じ込められて、息子に遺言を書き留めさせる話が、ふしぎで悲しくて怖くて、すごい印象に残りました。
    いまでも時々思い出す。

  • 談話室で怖い本として話題になっていたので。

    うん、奇妙な味。トラウマになるのも頷ける。読書経験の浅い子供の頃に読んだなら、なおのこと。
    何気ない日常がふとしたきっかけで見知らぬ姿に変わってしまう。その瞬間のぞっとする感覚は、おばけなんかよりずっとずっと恐ろしい。平和な町を上機嫌で散歩していて、ふと家と家の間の暗くて狭い隙間から何かがこちらをじっと見つめているのに気づいた、そんな感じ。『おとうさんがいっぱい』というひらがなの題名が、またグロテスクさを添えている。

  • 小学校高学年の時に母親に「本を読む習慣をつかたほうが良い」という事で買ってもらった本でした。多分自分で選んだと思いますが、表紙のお父さんが可愛くて面白くて目に止まったのだと思います。内容は短篇集だったと思うのですが、唯一覚えているのは、子供が家から出られなくなる話でした。これはハラハラしながら読んで、小学生の頃に読んだ本の中で、特に記憶に残っている内容でした。SF好きのお子さんにオススメ。

全26件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1939年東京都に生まれる。早稲田大学文学部卒業。主な作品に「キャベたまたんてい」シリーズ、「きつねのクリーニングや」シリーズ(いずれも金の星社)「キツネのかぎや」シリーズ、「へんてこ宝さがし」シリーズ(いずれもあかね書房)、「風の陰陽師」シリーズ、「三国志」シリーズ(ポプラ社)などがある。

「2020年 『キャベたまたんてい こふん時代へタイムスリップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

三田村信行の作品

ツイートする