ぜったいに飼ってはいけないアライグマ

  • 理論社
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本棚登録 : 49
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (149ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652071816

作品紹介・あらすじ

愛らしいキミがやって来たあの日からわが家の大惨劇ははじまった。それでもあなたは野生動物といっしょに暮らせますか。

感想・レビュー・書評

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  • アライグマそのものの野生云々は理解するし、当時はネットで「アライグマ 飼い方」なんて検索できないってのも分かるけれど、
    これ単純に著者が愚かってだけの話だよなあ。
    息子が猫拾ってきた件のとことか、アライグマ関係なくコイツダメだなってのが見て取れる。

    文を書く人だと聞いていたけれど、あまりにも読みづらい文章なので何かと思ったら東京生まれで大学中退するような児童文学作家ですか。

  • CMに触発されてアライグマを衝動買いしてしまった著者の、その後8年間に渡る流血の飼育実録。


    飼い方や飼育日記ではなく、飼ってはいけない!です。ほのぼのとした表紙やタイトルからなんだか内容が垣間見えてくるようで、思わず手に取ってしまいました。
    アライグマといえばラスカル!確かにアライグマが可愛らしく手を洗っているCMも見たような気もします。もこもこしていそうな丸い身体を抱きしめたり、追いかけっこなんかもしてみたいし、あの愛くるしい瞳で見つめられたらもうノックアウトでしょう。
    が、長い時をかけてペットとして品種改良を重ねてきた愛玩動物と違って、ほぼ野生のアライグマは凶暴且つ人にはなかなか懐くということがない。この8年間は、死ぬ前の数か月を除いてはほぼ流血の日々ののです。
    当然予想されることですが、捨てられたとみられるアライグマが日本各地で増加し、害獣と呼ばれるに至っています。アライグマには何の罪もないのに哀しいことです。
    著者は何度も言います。最後まで飼い主の責任、それは当たり前のことだと。最後に「災害時に一緒に連れて逃げられないような動物は、絶対に飼うべきではない」と。
    改めてペットを飼うことの責任と重さを考えされられました。

  • そーだよ!ラスカルに騙されるな!ラスカル、アニメでも凶暴じゃん。
    この作者ひどすぎ!こんなのよくかけるな。恥ずかしい。

  • タイトルに惹かれてかりてみましたが、<Br>なんとも考えさせられる小説だった。<Br>野生動物と人間の共存についてのお話と言っても過言では無いのかも。

  • "ラスカル"で有名なアライグマがその見た目とは異なりとても凶暴であることは実際にアライグマを飼ったことがあるアメリカ人の友人からいやというほど聞かされていたので、この動物の飼育は無謀であると言うことはよく知っていた。だから、よけい読んでみたくなった。<BR>著者は児童文学作家。アライグマが手を洗うCMにほだされ、アライグマ=ラスカルのイメージで衝動買いしたくちである。そこから始まる流血の日々。いかにアライグマが野性から抜け出せないかが綿々とつづられている。<BR>アライグマが著者の家にきてから半年間の騒動を描写するだけで本の前半は終わる。しかし、そこを読んだだけでも「ひえー、もうたくさん」という感じ。後半はペットとして日本に持ち込まれた野性の動物についての問題がまとめられている。今年はペットの蛇や爬虫類が逃げ出したり、野良アライグマが国宝を壊したりして大騒ぎになったが、それが今に始まったことではないのがよくわかる。この本が出版されたのは6年ほど前であるが、その時点ですでに捨てられたアライグマが群れをなして、あちこちで悪さをしていたそうだ。<BR>結局、このアライグマがペットとしてなついたのは、8年7ヶ月の生涯のうち、人間と同じ食事を与えられたため −言うことを聞かせるにはお菓子で釣るしかなかった−に内臓障害を起こし、その瀕死の状態から回復した後、わずか数ヶ月間だけだった。<BR>コミカルな表紙とは裏腹に、とてもまじめな本である。小学校3〜4年生なら読めるレベルなので、もし、お子さんが野性の強い動物を欲しがったら、まず、この本を読ませてみるのもいいかと思う。

  • まー素人にはムリだろーな。
    イモがカギだな。

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著者プロフィール

さとうまきこ・作:1947 年、東京に生まれる。上智大学仏文科中退。1973年、ベトナム戦争の脱走兵と少女の交流を描いた「絵にかくとへんな家」(あかね書房)で日本児童文学者協会新人賞を受賞。「ハッピーバースデー」(あかね書房)で野間児童文芸推奨作品賞を受賞。2005年「4つの初めての物語」(ポプラ社)で日本児童文学者協会賞を受賞。そのほか主な作品に、「わたしの秘密の花園」、「犬と私の10の約束 バニラとみもの物語」、「14歳のノクターン」(以上ポプラ社),「ぼくらの輪廻転生」(角川書店)、「9月0日大冒険」、「千の種のわたしへ ―不思議な訪問者」(ともに偕成社)、「ぼくのミラクルドラゴンばあちゃん」(小峰書店)などがある。

「2016年 『なぞのじどうはんばいき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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