麦ふみクーツェ

  • 理論社
3.75
  • (160)
  • (108)
  • (281)
  • (7)
  • (2)
本棚登録 : 814
レビュー : 143
  • Amazon.co.jp ・本 (441ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652077160

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • めちゃ分厚いです、この本。
    図書館で借りてきてビックリしました。
    初めだらだらと読んでたけど、途中から面白くなってきて。

    特に、盲目のボクサーが出てきた辺りからが面白かった。

    “はじめからわかってた、方向図なんてないって。目が見えようが見えなかろうが、人は地図のとおりに歩くことはできない。音の地図にかぎらず、それはたえずかきかえられる。予想もつかないついたてが突如としてあらわれ、足もとの砂がまたたくまに崩れおちる。そして、いくら風景がかわっても、ひとはその先その先へと、あるいていかなきりゃなんない。”

    • 円軌道の外さん

      いしいしんじは
      嘘のようなどこにもない物語を
      作り出すのが
      ホンマ上手い作家ですよね☆

      決して読みやすい文章ではないのに
      ...

      いしいしんじは
      嘘のようなどこにもない物語を
      作り出すのが
      ホンマ上手い作家ですよね☆

      決して読みやすい文章ではないのに
      読み出すと
      いろんなことが次々とおこる
      物語の魅力に
      引き込まれてしまってるし(笑)


      なんかシュールで
      ヘンテコな話が多いけど
      不思議な魅力を持ってる(^^)


      ひらがなの語感を
      大事にしてるところも
      好感が持てるし、
      自分がボクサーなので
      盲目のボクサーの登場には
      心躍ったなぁ〜♪


      あと音楽がキーになってたり
      歌を口ずさむキャラが多かったりも
      自分と似ていて
      ツボにハマるんスよね〜(^_^)v

      2012/06/27
  • 麦穂のひとふさ

    永遠の黄金

    極小の一粒から記憶の原までを

    貫くなつかしい音

    -----------

    古い思い出を掘り返してみたくなりました。

  • クーツェの麦踏がきこえてきそう。作品の空気感がたまらなく好きです。あったかくてやわらかくて、色と音がみえるようです。

  • いしいしんじの本を読むと、深い深い河の一部になったような、少し寂しくて少し素敵な錯覚に陥る。

  • 読了日:2018/04/19

    談話室で紹介いただいた一冊。

    身体の大きな主人公ねこ、
    数学に心奪われた父親、
    銀の杖を振り回す音楽団顧問祖父、
    四肢に障害のある用務員、
    時計の町に時計のない家で過ごす郵便局長の妹、
    目の見えないボクサー、
    玉虫色のスーツを着た詐欺師、
    15歳で止まったままの天才チェリスト、
    色盲のみどり色、

    現実と違うものを当然のように描く本は苦手だし、善良無垢のひとをだますような物語も嫌いだけど、
    たぶんこういうことはどこかにあるんだろうな、と思った次第。

  • 舞台を観にいくのでそのまえに読みたかった。音を大事にしたくなる作品

  • 不思議な世界観。くせになりそうな

  • 初読が2007年、2012年になってもう一度読み返した。

    子供向けの文学のようでありながら大人向け、ファンタジーのような現実のような、いろんな境界にある本って珍しくて、独特の読後感をもらえた。

    ひとつひとつ、他の作品も大事に読んでみたい作家さんに出会ったな、と思ったのは、村上春樹、小川洋子、川上弘美を知った頃以来で、相当久しぶり。

  • 主人公は吹奏楽をやっている。
    良い話なんかではないけど音楽の幸せがある。
    音楽は楽しい。

  • いしいしんじさんのことばの選びかたが心地よくて大好きです。
    なつかしいような、ふしぎな気持ちにさせてくれるお話。

全143件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

一九六六年大阪生まれ。作家。 現在、京都のミシマ社の「きんじよ」に在住。お酒好き。魚好き。 蓄音機好き。二〇一二年『ある一日』で織田作之助賞、二〇一六年『悪声』で第四回河 合隼雄物語賞を受賞。『ぶらんこ乗り』『麦ふみクーツェ』『ポーの 話』『 海と山のピアノ』(以上 、新潮社)『みずうみ』(河出文庫)など著作多数。

「2018年 『きんじよ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

麦ふみクーツェのその他の作品

麦ふみクーツェ (新潮文庫) 文庫 麦ふみクーツェ (新潮文庫) いしいしんじ

いしいしんじの作品

麦ふみクーツェを本棚に登録しているひと

ツイートする