バーティミアス (1) サマルカンドの秘宝

  • 理論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (616ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652077351

感想・レビュー・書評

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  • 読むのに思ったより時間がかかってしまった。
    バーティミアスによる欄外の注釈がいい味出してるけど、その分読みづらかった。
    世界史をちゃんと知ってるともっと楽しめるのかもと思った。

    軟弱な魔術師の卵であるナサニエルと彼に召還された悪魔(妖霊)のバーティミアス。
    始めはナサニエルのミスを見つけようと必死なバーティミアスなのに、徐々に自分から進んでナサニエルを助けたりしている。面倒見のよさが微笑ましい。
    一方のナサニエルはずる賢い少年。自分が親だったら嫌だなーと思ってしまった。
    でも、正義・真実・愛などといった綺麗事で埋め尽くされた物語の主人公よりは味があっていい!

  • シーンが頭の中にイメージしやすい。
    ダレンシャンやハリーポッターが好きな人は読みやすいかも。
    しかしナサニエルが気に入らない 笑
    私としては完全にバーティミアス目線で読んでました。

  • 1・2・3巻読了済み。
    口が達者な悪魔と魔法使いの少年の物語。
    バーティミアスが良いキャラしてて愛着が湧く。

  • 自己顕示欲の強い少年ナサニエルと、何だかんだと言いつつ世話をやくバーティミアスのコンビが面白い。しかし出てくる人間がことごとく根性悪で、妖霊のほうがはるかにまし。

  • 主人公やなやつだなぁと思っていた記憶。

  • プラハの時代は去り、いまや魔術の中心はロンドン。魔術師たちは、政府の重要なポストを占め、帝国を牛耳っている。魔術師は貧しい家の子どもを弟子にして、悪魔を思いのままにあやつる技を、歳月をかけて叩きこむ。弟子は、親も生まれたときの名も捨て、帝国に貢献する日のために、ひたすら修行にはげむのだった。いま、ひとりの少年が師匠にかくれて寝室の床に五線星を描き、バーティミアスという悪魔を召喚した。彼は御年5010歳。まあ最高ランクではないが、由緒正しいベテランの妖霊である。妖霊界からロンドンの街へバーティミアスを召し出したむこうみずな少年の名はナサニエル。自分をはずかしめたエリート魔術師に復讐を誓っている。なにもかもが新鮮!文句なしにハマる物語が600ページにギッシリ。ファンタジー3部作の第1弾。
    原題:The amulet of Samarkand
    (2003年)

  • バーティミアスが、見た目と違ってなんか、いじらしいっゆうか、可愛いね。
    ナサニエルも、凄いんだか、マヌケなんだか、微妙。けっこう、いいコンビかも。
    まだまだ謎が多いので楽しみ

  • 2015/08/08

    ハリーポッターを超えた?とは思わない
    バーティミアスは憎めないいいキャラしてる
    最初のナサニエルは傲慢さが面白いけど後暴走しすぎ

    2作目に期待

  • 本書が刊行された当時、弟がはまっていて勧められた本。
    勧められたことは覚えていたのですが、結局今になるまで読まずにいました。
    うん、これは確かにおもしろい!

    舞台はイギリス・ロンドン、魔術師たちが政治を動かしていたころ。
    見習い魔術師のナサニエルは、プライドを傷つけられた腹いせに、こっそり悪魔を召喚して復讐を企てます。
    召喚された悪魔の名はバーティミアス。
    ナサニエルは自分に恥をかかせたエリート魔術師の持っている、サマルカンドのアミュレットを盗んでくるようバーティミアスに命じますが…。
    ちょっとした企みから発した事態はどんどん大きくなっていき、思わぬ方向へころがり始めるのです…。

    なかなかナサニエル少年を応援する気持ちになれなくて、最初はちょっと抵抗がありました。
    権力に対する野心が強く、自惚れも強いナサニエル。
    頭はいいのだけれど、なかなかむこうみずなところもあり、ハラハラさせられるのです。
    だけれど、思わぬところでずる賢くなりきれない部分があったりするところが人間くさくて、好感がもてました。
    バーティミアスとの関係も、最初は主人と仕える者だったのが、冒険を通してそれ以外の絆も生まれてきて、後半は目が離せませんでした。

  • かつてこんなに主人公を愛せない作品があったろうかと思う。主人公の少年の傲った性格がいちいち癇にさわった。しかしそれが作者の意図であるようにも思われる。バーティミアスと言う悪魔に批判的な真意を語らせることで、「悪魔の言うこと」と言う逃げ道をつくりつつ、実はその皮肉こそが核心をついていたりする。

    本作はYAファンタジー作品だが、英国作品らしい、多分な毒や皮肉が含まれている。人間達よりも、彼らに「悪魔」と呼ばれこき使われている妖霊達の方がずっと懸命に動き回ったり、合理的だったり、気持ちの良い性格だったりと、好感がもてるのだ。

    ただ、いくら作者の意図であれ、主人公を愛せないと言うのは、読者にとって苦痛に他ならない。そのためか、読み進めるのにかなり時間を要してしまった。少々比喩表現、情景描写がわかりにくい部分も。映像として頭に浮かべるには結構な想像力と理解力がいる。

    ところで英国って一人称の作品がやっぱり多いですよね。一人称は嫌いじゃありませんが、説明過多が目立ってしまったりしますね。

著者プロフィール

イギリス、ベッドフォード生まれ。7歳から物語を書き始める。子どもの本の編集者をしながら自分でも執筆。「バーティミアス」三部作は世界的なベストセラーになる。著書に『勇者の谷』(理論社)、「ロックウッド除霊探偵局」シリーズ(小学館)などがある。現在は家族とともにハードフォードシャーに暮らしている。

「2021年 『スカーレットとブラウン あぶないダークヒーロー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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