- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784652077559
作品紹介・あらすじ
薙刀の腕を生かして侍になり、名を上げたい。大いなる野心と夢を抱いて、月丸は比叡山から都に下った。十年ぶりに再会した幼なじみの蜘蛛丸は、平家の手先・禿の大将になっていて、仲間に入れと誘う。そんな折、月丸は美しい舞い女・蘭に出会い心惹かれる…。自分はどう生きるべきか。迷う月丸の前に奇怪な僧侶があらわれて言った。「龍を釣って、天下一の力を手に入れてみぬか」動乱の時代に惑う少年のファンタジー・アドベンチャー。
感想・レビュー・書評
-
コメント0件をすべて表示
-
これ続編あるのかなーっていう終わり方をしてるんですが、ないよね。2005年作品ですもんね。
比叡山のお寺から、ひとかどの侍になって姫君に見初めてもらおうと、師匠から「天狗斬り」と呼ばれる薙刀を譲られ、都におりてきた月丸。
幼馴染と再会し、平家の手先となるよう誘われ、美しい娘に惹かれ・・・・なんだ、単なる恋愛ものか・・とおもいはじめたら謎の僧侶があらわれ・・右手の皺・龍脈・・お、おもしろそう・・・でもやっぱり恋愛ものか。読みやすい文章ですし飽きることもないが、物足りない。後半というかラストにたくさん人物がでてきたんで、彼らとの絡みも読みたいものです。それが書かれてないので物足りないのかなー -
平安時代のファンタジー。
今とは違う暮らしを求めて比叡山を下りた月丸は幼馴染や奇怪な僧侶など様々な人に出会い、生き方を翻弄されてゆく。
「龍を釣って、天下一の力を手に入れてみぬか」
求めたものは天下一か、それとも別の生き方か。
少し話が散在していて、深みが足らない感じ。 -
絵がものすごく美しい。
源氏平家らへんが舞台。
深く入り込んで心情を語るという内容ではないが、物語的にはまあ普通かなと思った。
続く的な感じだけれども、多分続きは無い。
まだ、語りきれていない面があるような気がするけれども。
総評:絵が綺麗。話はあと一つ足りない。 -
昔、挿絵が丹野さん(←大好き!)だったので手にとって見た本。内容としては普通の子供向けファンタジー。平安が舞台でしたが、内容は・・・微妙。これ1冊で完結ではない感じが。要は消化不良。もし続編が出るなら豹頭丸を出してほしいが、たぶん出ても私は読まないv
-
後白河が死んでしまった。ありえん。
-
結構スラスラ読めて、普通に面白かったです。
世界観も私の好きなものだし。
でも、もう少し物語の深みが欲しかったです。 -
食い足りない。少年向けの体裁だからとは思わないけど、なんだか薄めすぎてる気がするの。キャラクターも、時代色も。もっと禍々しくあるべきだと思うんだけど。読み終わって「で?」って感想なのはちょっとさみしいよ。