優しい時間

著者 :
  • 理論社
3.87
  • (10)
  • (9)
  • (11)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 88
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652077580

作品紹介・あらすじ

父と子の対立と和解を描いて今日、富良野の森で。倉本聰久びさの長編シナリオ。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 倉本聰さんが15年ぶりに連続ドラマの脚本を手がけた「優しい時間」。
    そのシナリオが書籍化されたものだ。
    台詞のひとつひとつ、場面のひとつひとつに、実際のドラマの情景が浮かんでくる。
    文字として読んでも素晴らしい脚本だけれど、やはり俳優が演じてこそ息づく素晴らしさがある。
    また、実際の放送ではカットされてしまった場面や、台詞の微妙な違いなども読んでいて面白かった。
    こうして文字として見てみると、無駄な台詞がまったくないことに驚く。
    壊れてしまった父と息子の絆。
    必死に絆を取り戻そうと、やり直そうと、許しを請おうと懸命に生きる息子と、踏み出すだけの勇気をもてない父親。
    登場人物それぞれに対する人物造形。
    台詞を通して感じられる繊細な心理描写。
    やはり秀逸なドラマは秀逸な脚本があってこそ、という気がする。

  • ニューヨーク駐在経験もあるエリート商社マン・涌井勇吉(寺尾聰)。
     だが2年前、妻の事故死をきっかけに会社を辞め、北海道・富良野に
     移住して喫茶店「森の時計」を開く。
     一方、自分の運転ミスで母・めぐみ(大竹しのぶ)を死なせてしまった
     息子の拓郎(二宮和也)は、富良野からほど近い美瑛で陶芸を学んで
     いた。
     事故後、勇吉は息子に会おうとはせず、親子の関係は断絶状態に。
     だが「森の時計」の従業員・梓(長沢まさみ)と拓郎が、偶然知り合って
     …。
     今作は「父と子の絆の再生」がテーマ。
     断絶してしまった父子の心の雪解けが、北海道の雄大な大自然を背景
     に描かれていく。

     テレビで放映されてたときは全然知らなかったが、友達がすごく良かった
     と言うのでシナリオ本を読んでみることにした。
     配役も書いてあるから、そのイメージを頭に浮かべて読んだので、テレビ
     を見ているのとそうかわらなかったかもしれないけど、音楽もないし、
     やっぱりテレビの方が何十倍も良かったんだろうなと思えた。
     断絶した父親と息子の心の雪解け・・ってなるほどなあと思えたし、
     亡くなった母親役の大竹しのぶの役も不自然さがなくてテレビで見てみ
     たらもっと良かっただろうと思った。
     ただし、息子の恋人役の梓には違和感あり!
     ドジで純粋って・・・あまりにもわざとらしいって思えてしまった。
     実際テレビではどうだったのだろう・・・?
     シナリオでなく小説として書き下ろしてほしいと思う。

  • こころがふわっとあたたかくなる。ぜんぶ すべてがいとおしいとおもう。

    とても大切でだいすきなドラマのひとつ。

  • 美瑛、富良野などを舞台とした作品です。

  • 私の大好きなドラマのシナリオ本。

    読みながら、
    シーンひとつひとつが思い浮かんで、涙が出た。
    静かな、穏やかな、優しい時間が流れる本。

  • TV放映中のドラマ”優しい時間”のシナリオ本
    毎週一話完結のエピソードと 全体を流れる親子のドラマに家族みんなが釘付けになってみています。
    シナリオで細部も楽しみたい!
    <br>
    <a href="http://echoo.yubitoma.or.jp/weblog/Hoshi-/eid/105233/" target="_blank">シナリオ </a>

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

1935年東京都に生まれる。東京大学文学部美学科を卒業後、ニッポン放送入社。1963年に脚本家として独立。テレビドラマは『赤ひげ』『勝海舟』(以上、NHK)、『前略おふくろ様』『昨日、悲別で』(以上、日本テレビ)、富良野3部作『北の国から』『優しい時間』『風のガーデン』(以上、フジテレビ)など。2017年放送のテレビ朝日『やすらぎの郷』も大きな話題を呼んだ。映画でも『冬の華』『駅 STATION』等名作の脚本を執筆。『時計 Adieu lHiver』では監督も兼務した。1977年富良野に移住し、役者とライターを養成する「富良野塾」を主宰。26年間に育て上げた卒業生と創作集団「富良野GROUP」を立ち上げ、舞台公演を中心に活動している。また2006年より「NPO法人富良野自然塾」を主宰し、閉鎖されたゴルフ場を元の森に返す自然返還事業と、そのフィールドを使った環境教育プログラム活動を行なう。著書には『見る前に跳んだ 私の履歴書』(日本経済新聞出版社)、『昭和からの遺言』『ヒトに問う』(以上、双葉社)、『聞き書き 倉本聰 ドラマ人生』(北海道新聞社)、『北の人名録』(新潮文庫)などがある。

「2018年 『「北の国から」異聞 黒板五郎 独占インタビュー!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

倉本聰の作品

ツイートする