優しい時間: SCENARIO2005

著者 :
  • 理論社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652077580

作品紹介・あらすじ

父と子の対立と和解を描いて今日、富良野の森で。倉本聰久びさの長編シナリオ。

感想・レビュー・書評

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  • こころがふわっとあたたかくなる。ぜんぶ すべてがいとおしいとおもう。

    とても大切でだいすきなドラマのひとつ。

  • 中学2年生の時にドラマを観た。すごく印象に残っている作品。確か、この本も読んだはず。
    19年経って、またふと読みたいなと思って、図書館で手に取った。
    当時も泣いたけど、やっぱりまた泣いた。
    心が洗われた感じがした。
    ドラマもまた観てみたいな。

  • 大好きなドラマ。
    雰囲気もいい

  • 倉本聰さんが15年ぶりに連続ドラマの脚本を手がけた「優しい時間」。
    そのシナリオが書籍化されたものだ。
    台詞のひとつひとつ、場面のひとつひとつに、実際のドラマの情景が浮かんでくる。
    文字として読んでも素晴らしい脚本だけれど、やはり俳優が演じてこそ息づく素晴らしさがある。
    また、実際の放送ではカットされてしまった場面や、台詞の微妙な違いなども読んでいて面白かった。
    こうして文字として見てみると、無駄な台詞がまったくないことに驚く。
    壊れてしまった父と息子の絆。
    必死に絆を取り戻そうと、やり直そうと、許しを請おうと懸命に生きる息子と、踏み出すだけの勇気をもてない父親。
    登場人物それぞれに対する人物造形。
    台詞を通して感じられる繊細な心理描写。
    やはり秀逸なドラマは秀逸な脚本があってこそ、という気がする。

  • ニューヨーク駐在経験もあるエリート商社マン・涌井勇吉(寺尾聰)。
     だが2年前、妻の事故死をきっかけに会社を辞め、北海道・富良野に
     移住して喫茶店「森の時計」を開く。
     一方、自分の運転ミスで母・めぐみ(大竹しのぶ)を死なせてしまった
     息子の拓郎(二宮和也)は、富良野からほど近い美瑛で陶芸を学んで
     いた。
     事故後、勇吉は息子に会おうとはせず、親子の関係は断絶状態に。
     だが「森の時計」の従業員・梓(長沢まさみ)と拓郎が、偶然知り合って
     …。
     今作は「父と子の絆の再生」がテーマ。
     断絶してしまった父子の心の雪解けが、北海道の雄大な大自然を背景
     に描かれていく。

     テレビで放映されてたときは全然知らなかったが、友達がすごく良かった
     と言うのでシナリオ本を読んでみることにした。
     配役も書いてあるから、そのイメージを頭に浮かべて読んだので、テレビ
     を見ているのとそうかわらなかったかもしれないけど、音楽もないし、
     やっぱりテレビの方が何十倍も良かったんだろうなと思えた。
     断絶した父親と息子の心の雪解け・・ってなるほどなあと思えたし、
     亡くなった母親役の大竹しのぶの役も不自然さがなくてテレビで見てみ
     たらもっと良かっただろうと思った。
     ただし、息子の恋人役の梓には違和感あり!
     ドジで純粋って・・・あまりにもわざとらしいって思えてしまった。
     実際テレビではどうだったのだろう・・・?
     シナリオでなく小説として書き下ろしてほしいと思う。

  • 美瑛、富良野などを舞台とした作品です。

  • 私の大好きなドラマのシナリオ本。

    読みながら、
    シーンひとつひとつが思い浮かんで、涙が出た。
    静かな、穏やかな、優しい時間が流れる本。

  • TV放映中のドラマ”優しい時間”のシナリオ本
    毎週一話完結のエピソードと 全体を流れる親子のドラマに家族みんなが釘付けになってみています。
    シナリオで細部も楽しみたい!
    <br>
    <a href="http://echoo.yubitoma.or.jp/weblog/Hoshi-/eid/105233/" target="_blank">シナリオ </a>

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著者プロフィール

倉本聰(くらもとそう)
一九三五年東京生まれ。脚本家・劇作家・演出家。東京大学文学部美学科卒業。『前略おふくろ様』『北の国から』『昨日、悲別で』『優しい時間』『拝啓、父上様』『風のガーデン』『やすらぎの郷』など数々のヒットドラマの脚本を手掛ける。七七年からは富良野を拠点に活動。

「2022年 『脚本力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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