14歳からの仕事道 (よりみちパン!セ 6)

著者 :
  • 理論社
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本棚登録 : 281
感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652078068

作品紹介・あらすじ

将来、じぶんはどうなるの?働くって、どういうこと?…この本には、「キャリア」というコトバは出てきません。でも、そんな疑問や不安にとことん向き合うための、ほんとうのキャリア教育の本。

感想・レビュー・書評

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  • 小学校高学年~中学生でも読める新書って感じの内容でした。でも、読むなら14歳より就活してる大学生から、社会人3年位の若い人の方がいいかも。
    以下ネタバレあり。

    忙しい、普通は、頑張れの3つを言わないようにしてるとか、壁にぶつかったら本気で乗り越えなくていいからウロウロしろとか(この時の壁の乗り越え結果が、あー、確かにと共感した)、学校止めたら規則正しく生活して、何でも良いから働け、働いても楽しいことなにもないかも、つまらないし、面倒くさいし、何のために働いてるんだろう思うことの連続だけど、とか、うんうんそうだよねっておもう記述がたくさんありました。
    一番共感したのは決断するとき、悩みに悩んで、後悔がないようにしっかり苦しみなさいというところ。私も、人生では間違った選択する事あるけど、真剣に悩んで出した結論は、あの時の自分はこの選をしたんだからこれしかなかった、と納得できると思ってます。

  • 自分のボスは自分という言葉がとても心に残りました。他にも悩んで後悔したことはないと思い、逆にあまり悩まなかったりするとなぜ?と後から後悔することが多いと思いました。心当たりがあったり共感できたりととてもためになったと思います。

  • 働くことは矛盾に満ちていて答えがない。
    自分のリーダーは自分と決める。

  • 読了

  • 学校や塾ではなかなか学べない「働くこと」についてわかりやすく教えてくれる本です。
    まだまだ仕事なんてって思うかもしれませんが、読んだ後、身の回りの世界が少し変わって見えてくるかも。
    私は20代でこの本を読み、もっと早く読んでいればと思いました。
    5年後の自分のために、オススメします。

  • これは、よりみちパン!セシリーズのなかでも、好きな本。働くことでむき出しになってくる自分の弱さを、見つめること。本書のなかではうろうろすること、と書かれていますが、そのしんどさから逃げないこと。仕事の内容がどんなものであっても、力を尽くして取り組むこと。ほんとうに、そのとおりやなぁと思う。

  • 通常の配架場所→3階開架図書
    請求記号→366.29//G34

  • 「就職」を意識するようになってきた年代に向けた、仕事についての大切なことを示した本。

    「組織のなかで働く」ことを前提にした内容が多く、なるほどと思えるところもあったのですが、どのような仕事、職場に就くかによって規範とする行動って変わるものだしなあ、この内容が正しいこととは限らないよなあ、などと疑問を持ちながら読み進めました。
    一所懸命考えて書類などを作るよりも、なにも考えずにいままでやってきたことを繰り返したほうが都合がいい、という仕事の仕方をよしとするところもあるし、ありがとうございました。といったら、なにがありがとうだ、なんて怒る人もいましたし。
    そういう仕事場の風土を見極める方法や、合わない場合はどうしたらいいか、みたいなことを考えてくれたら良かったのでは、と思ったりしたのですが。

    企業がフリーターを評価していないことについて、「現実なのだから、仕方ありません」と簡単に片付けられているのにも、ちょっとびっくりしました。
    著者がいかにも日本的な職場に溶け込んでいて、その経験をまず肯定するように書かれていると感じられます。

    若い人向けに仕事の作法をざっくりと教えるという意味ではやさしく書かれてあるし良いのですが、よく読むとその仕事のやり方はおかしいんじゃない? とも思えてくる。なんだか納得しにくい内容でしたね。

  • また働きだして苦しくなったときに読めば沁み込んでくるかもしれない。

  • 昨年(2011年)出版社が替わって増補版が出たということで、ちょうど14歳の息子に読ませるか、と思って読んでみたけど、14歳って、こんなつまらんことで悩んでないだろう?って思ってしまったけど、どうなの? 少なくとも自分の14歳は、もっともっと自由に、自然にいろんなことに興味を持って、自分の選択を信じて、なんの迷いもなく突き進んでいたけどな~。人生、仕事に迷った時に、この本を薦めるより、一緒に相談にのってやって、一緒に考えてあげれば済む。それくらい、極ごく当たり前のことが書かれている。

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著者プロフィール

1964年生まれ。88年、東京大学経済学部卒業。ハーバード大、オックスフォード大各客員研究員、学習院大学教授等を経て現職。博士(経済学)。
主著
 『仕事のなかの曖昧な不安』(中央公論新社、2001年、日経・経済図書文
 化賞、サントリー学芸賞)
 『ジョブ・クリエイション』(日本経済新聞社、2004年、エコノミスト
 賞、労働関係図書優秀賞)
 『孤立無業』(日本経済新聞出版社、2013年)
 『危機と雇用』(岩波書店、2015年、沖永賞)
 『人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか』(慶應義塾大学出版会、
 2017年、編著)
 ほか多数。

「2022年 『仕事から見た「2020 年」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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