日本という国 (よりみちパン!セ)

著者 :
  • 理論社
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本棚登録 : 568
レビュー : 100
  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652078143

作品紹介・あらすじ

近代日本のはじまりから、学歴社会の成立、戦後のアメリカやアジアとの関係、そして憲法改正から自衛隊の海外派遣まで、いまの日本を考えるうえで欠かせない基礎知識を、ひとつながりの見取り図としてやさしく提示する。中学生以上すべての人。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったー!
    日本とアジア、日本と米国、
    アジアと米国についてよくわかる。
    わかりやすい説明でとても
    読みやすい……!

  • 日本の近代史が全然わかっていない私…
    少しでもわかりたいと思って読みはじめましたが、読者に語りかける文体でとても引き込まれました。
    福沢諭吉が『学問のすすめ』を書いた意図、なぜ日本が戦後に経済大国として成功できたのか、初めて知ることがいっぱいでした。
    特に前半は、勉強とはどういうものなのか、新しい視点をくれるので、若いうちに読んでおきたかったなと思います。

  • 前半は明治維新で日本がなにを意図して変化してきたか、後半は戦後日本がどんな意図で変化させられてきたか。とってもわかりやすく書いてあった。史実+αがよくわかる。
    自分の受けてきた教育はこういう意図の上に成り立っていたのかと思うと怖くもなるし、見直すいいきっかけ。

  • 学校の授業で読んだ(2016)。だいぶ忘れたけど、

    福沢諭吉さんの学問のススメで「人の上に人を作らず、人の下に人を作らない」を読みながら、疑問があった。
    平等であることを主張しながら、"立身出世できないのは勉強しなかった自分のせい"といっているのは論理的におかしくないかという。[頑張って立身出世した人>そうしなかった人] 人の上に人いないっていったんじゃないですか、、勉強したくても、貧しくてできない人に”自己責任"とかあまりにもひどいと思うけど.. 勉強して立身出世しようとするにもかかわらず、自分の能力で乗り越えられないハードルがある。根源的か社会構造の問題。それを見落としているのでは



    脱亜論で、日本は外国人嫌悪(xenophobia)がすごくなったかもしれないとふと思ったことがある。よく分からないけど

    ほかは忘れちゃった(笑)

  • 今の日本がなんでこんな感じなのかを少し理解できた本。

  • 非常にわかりやすい語り口でありながら、内容は濃い。
    本書を読んだ中高生は、今度はちょいと「保守」の立場から日本を作ってきた歴史を述べた文章を読んでほしいな。

  • 自分のために、あと数年後の娘のために。
    図書館で借りたけど、購入して本棚に入れておきたいと思う本でした。
    (大抵買わないで、ブクログとノートに大量に書き写すんですが。←ブクログ現在引用書き写し中。ブクログには、ちょっとしか引用しないけど・・・。)

    最初っから、福沢諭吉のところから頭ガツンとやられました。
    ああ、自分は何て無学で、知らなくてはならないことを学ばずにいたんだろうと恥ずかしくなります。
    自衛隊のこと、
    靖国問題のこと、
    中学生向けの本らしいんですが、だからこそ平易な言葉、サル並みなワタシにも「すとん」と体の中に沁みこむ言葉で
    明治維新以降の日本のことがわかります。
    読んで良かったです。
    中学生になったら、ムスメにも読んで欲しいけど・・・その頃、娘は私の言うことなんて聞かないかな(笑。

    靖国問題は、今まで「参拝してもいいじゃん」と思ってましたが、この本を読んで、考えが変わりました。
    ・・・だからこそさらに、じゃあ何で「(あえて)参拝する」という方の意見が聞きたいです。そういう本が読みたいけど・・・過激な思想になるのかな?
    小熊氏のほかの本も是非読んでみたいけど、だからこそ、小熊氏とは意見が異なる方の本も読んでみたいと思うのです。
    これ読んで、どなたがオススメの本があったら是非教えてください。

  • 姪に読むよう引継ぎ。感想を聞いたら「わかるところとわからないところがあったけど、読み終わった」との素直な感想。感想というより読後感。
    ちょっと偏り過ぎてたかな。

  • 3時間ほどで一気に読んだ。ちょっと気になっていて、やっと図書館で見つけて読んでみた。中学生でも読めるように書かれているので非常に分かりやすい。日本の近現代がざっと見渡せる。まず福沢諭吉の考えを中心に、明治維新以降、日本がすすんできた道が書かれている。西洋諸国の一員になろうとして、近隣アジア諸国を侵略する方向にすすんでいく日本。第二次世界大戦後、憲法がどのようにつくられてきたのか、そしてどうしてその改正(改悪)が叫ばれているのか。中国や韓国から、どうしていまも日本批判がたえないのか。靖国参拝にはどんな問題があるのか。そのようなことがつづられています。一人の人物の考え方を鵜呑みにするわけにもいかないと思いますが、今まで断片的な知識としてしか頭になかったものが、一つながりになったような気分です。もう少し他の人の意見も聞いてみないといけませんが、今の日本のおかれた状況を考えるきっかけにはなったと思います。しかし、いずれの国でも、自分の利益しか考えない人がなんと多いことか。

  • これは、なんとも。いい本です。
    まさに「日本という国」が戦後どんなふうに歩んできたのか、どんなふうにしていまの日本ができたのか、わかりやすく教えてくれる。けっきょく、アメリカの手の中にいますよね、日本って。
    これ、すべての子どもたちにぜひ読んでほしい。読むのが早ければ早いほど、考えられるでしょう。
    事実に対する小熊さんの解釈については、賛否ありそうやけど、とりあえず大切なのは事実。考えるのは、そこからです。今回は古いほうを読んだので、増補版も読みたい。

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著者プロフィール

1962年東京生まれ。東京大学農学部卒。出版社勤務を経て、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。現在、慶應義塾大学総合政策学部教授。学術博士。主な著書に『単一民族神話の起源』(サントリー学芸賞)、『<民主>と<愛国>』(大仏次郎論壇賞、毎日出版文化賞、日本社会学会奨励賞)、『1968』(角川財団学芸賞)、『社会を変えるには』(新書大賞)、『生きて帰ってきた男』(小林秀雄賞)、A Genealogy of ‘Japanese’ Self-Imagesなど。

「2019年 『日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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