拝啓、父上様: SCENARIO2007

著者 :
  • 理論社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652079003

作品紹介・あらすじ

「前略おふくろ様」から30年。郷愁の町・神楽坂を舞台に、幻の父を求めて漂泊する若き板前の青春遍歴を描く、倉本聰最新シナリオ。

感想・レビュー・書評

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  • 先日、ツイッターのTLで、あれから10年経つんですねーって話題を見かけたおかげか、長年図書館で目に留まりつつ読む気は特に起こらずにいたこれが初めて読みたくなり、借りてきて読んだ。あっという間に読めた。
    読みながら脳裏に浮かぶのはドラマで観たいろんなシーン、いろんな話し声。シナリオ上では特に詳細が記されていなかったけど、今もよく覚えてるカット(一平が竹地ハイムに出かけた折、備え付けの浴室の空の浴槽の中に座り込んで何やら空想している姿)などもぐんぐん思い出し、それはドラマで観ていなかったらこうしてまた楽しめなかった部分だなーとうれしくなった。
    好きなドラマのシナリオ本が出版されて世に出ているというのは大変たのもしい事実に感じる。あれから一度も見返していなくても、表面上はすっからかんに忘れていても、一度じっくり楽しんだものは頭の中にちゃんと収められている。
    シナリオ本は記憶の呼び水になってくれる。
    おもしろかったです。

  • 神楽坂を舞台にしたドラマの原作本です。これが小説ではなく、まったくドラマの脚本のまんまのもの。なんで唐突にそんなものを読んだかというと、まあミーハーな理由もありつつ、いちばんの理由は単に職場が神楽坂だからっていう。ドラマ放映当時は商店街でずっとテーマソングが流れていたものでした。

  • リアルタイムで観てた倉本聰作品。黒木メイサさんの美しさや八千草薫さんの可憐さや松重豊さんの格好良さにハーっとなってた。関ジャニの横山さんの演技が上手でビックリした。DVD借りてまた見たくなった。

  • 東京の神楽坂の料亭「坂下」で一人前の板前を目指す一平が主人公である。時夫が見習いとして入ってきて一緒に住んだりと、面倒を見ることに。一平は父親が誰かを知りたいが母は教えてくれない。大女将のパトロンである政治家が亡くなり「坂下」の経営が危うくなる。一平は偶然会ったナオミに惚れるが、「坂下」の一人娘であるエリに好意をもたれていて、ややこしいことになる。様々な問題が起こり、それに振り回される一平の様子が見どころである。

  • 連続ドラマの原作。ニノが出てる作品なんだけど見てなかった。倉本聰らしいほのぼのとした感じが読みやすかったな。ニノがとてもその役にはまっていそうでドラマのほうも見てみよう

  • 未読。

  • 脚本です。

    あのときの二宮さんこうだったなぁとか思い出すと相当ニヤけるので注意。

  • 巨匠、倉本聰さんが二宮くんのために二宮くんのイメージで書き下ろしたシナリオ本。
    テンポがいい下町人情コメディーで、どこかホロリとさせる作品はさすが。
    ドラマの進展とともに読み進め、最終回を迎えた後、丸ごと読んでみようと思ってます。(2007.1.19記)

  • ドラマを再放送で全部みてから読みました。時間の都合でしょうか?でカットされた部分もチョコチョコあって、たのしめた。音楽の指定が細かいなあ、と思ってドラマと比べてみたら結構変更されていたり。ト書きにも注目ポイントがいくつか…

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著者プロフィール

倉本聰(くらもとそう)
一九三五年東京生まれ。脚本家・劇作家・演出家。東京大学文学部美学科卒業。『前略おふくろ様』『北の国から』『昨日、悲別で』『優しい時間』『拝啓、父上様』『風のガーデン』『やすらぎの郷』など数々のヒットドラマの脚本を手掛ける。七七年からは富良野を拠点に活動。

「2022年 『脚本力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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