僕は、そして僕たちはどう生きるか

著者 :
  • 理論社
4.03
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本棚登録 : 1727
感想 : 296
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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652079799

感想・レビュー・書評

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  • あー。これはちょっとだめだ。いくら梨木香歩さんでもだめだ。ジャンルがYAだったので手にとったけど、どうしちゃったんだろ。他の方が書いてましたけど、道徳の本でも目指してるの? って言葉にすごい頷ける。レイプとかAVとか不登校とか命の授業とか、なんか全部詰め込みすぎ。

  • 中学生がメインで進めるには、無理あるかな。

  • レビュー評価は高かったのですが、私は行間を読むのが苦手なので、この作品はダメでした!

    主人公の14才のコペル君は一人暮らし。
    そしてお友だちのユージンくんも一人暮らしの上に不登校
    この時点で設定に無理矢理感が有りすぎて。。。
    叔父さんのノボちゃんは子供っぽい染色家
    とんがった物言いのショウコさん

    穏やかな植物や動物に囲まれたお話なのかと思いきや、レイプや教育問題など種々詰まっている

    梨木さんの怒りを現した作品でしょうか?

  • 伝えたいことがはっきりと伝わってくる。
    すごくメッセージ性が強いけれど、キャラクターがあまりに出来すぎていて、物語として入り込めなかった。

  • 一人ひとりの悪意が悪意の形をしているとは限らない、悪意と認識されているとも限らない。

    直前に、瀬尾まいこさんの「温室デイズ」を読んでいて、正直、強く生きることが悪意への立ち向かい方だというのは切なすぎると感じていたから、梨木さんのこの作品を読んで更に息苦しくなった。

    コッコちゃんに起きた出来事の醜悪さは、インジャが遭遇した出来事の醜悪さを超える。
    前者の出来事に関わった人々が、自らの醜悪さに気づくことがないであろうことも、そして何よりも「自分」がその場にいたら、醜悪な行動をとりそうな恐れが苦しさを作りだす。

    テーマは難しくて、そういう意味でも
    「泣いたら、だめだ。考え続けられなくなるから」は心に染みた。

  • 子供も子供として大人並ななやみを抱えてますよ的な。にしても重たい。

  • 続きが気になって、というよりは腹が立って一晩で読み終えた本。遠まわしに梨木さんが言いたいこととか 具体的な事例とかがグイグイくる。ここまでするのだったらこんな導入みたいなお話わざわざつけなくてもいいのに。ぐるりのことを読んだ後にこれは読むべきじゃなかった。私の専門分野にかぶっているから余計嫌だ。確かに、分かりやすいし、大事なことだし、知らない人は知るべきことだし、これから も 私たちが気を付けていかなければならないことだ。でも、感情論と現在の理性だけで白黒つけていいほど 過去や世界は単純なものじゃないと思う。だからどうってわけじゃないけど、とにかく私の好きなお話ではなかった。今更衝撃もない。私は間違っていない人なんか嫌いだ。かれだから、こうで、素晴らしくて、醜いのに、そう全てが上手くいくことはないよ。かれが弱い人だとしたら、ほかの人も皆弱いから こうなっていることに言及してほしかった

著者プロフィール

1959年生まれ。小説作品に『西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集』『丹生都比売 梨木香歩作品集』『裏庭』『沼地のある森を抜けて』『家守綺譚』『冬虫夏草』『ピスタチオ』『海うそ』『f植物園の巣穴』『椿宿の辺りに』など。エッセイに『春になったら莓を摘みに』『水辺にて』『エストニア紀行』『鳥と雲と薬草袋』『やがて満ちてくる光の』など。他に『岸辺のヤービ』『ヤービの深い秋』がある。

「2020年 『風と双眼鏡、膝掛け毛布』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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