バーティミアス ソロモンの指輪 (1) フェニックス編

  • 理論社
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本棚登録 : 326
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652079843

作品紹介・あらすじ

今から3000年前-エルサレムの上空を一羽の"フェニックス"が舞っていた。それは、絶大な権力をふるうソロモン王のもとで奴隷として働かされているバーティミアスの姿だった…。

感想・レビュー・書評

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  • このシリーズを初めて手に取ったのが2004年。

    http://d.hatena.ne.jp/lovelyplace923/20040508

    もう9年前になるんですね・・・長女がおなかの中にいた頃でした!



    分厚さに圧倒されて読み始めた記憶がありますが、それは最初だけ。

    面白さに夢中になり、新刊が発売になるたびに楽しく読んだのを覚えています。



    そのバーティミアスの外伝が出たと知り、早く読みたいと思いつつだいぶ時間が経ってしまいました。

    原書は1冊だそうですが、日本では3分冊になっています。



    今回のバーティミアスは若い!・・・と言っても2000歳くらいだけど(笑)

    ソロモン王の時代に召還されたバーティミアスの活躍が描かれます。

    だいぶ記憶が薄れていたけれど、最初に魔術師と妖霊についての解説が簡単に書かれていたので助けになりました。



    今回はまだ序章という感じですが、魅力的な登場人物がたくさん。

    謎の指輪の力を使って国を支配するソロモン王、その魔術師カーバ、カーバに使える不気味な妖霊アメット、シバの女王バルキス、シバの近衛隊長アズマイラなど今後重要な動きをしそうで楽しみです。



    続くヤモリ編、スナネコ編も一気に読めたらと思っています。

  • バーティミアスに番外編が出ていたとは!

    三部構成のようでしたので、図書館で巻数順に予約していたのですが、何故か先に2、3巻がまわってきてしまい、1巻が手元に来たのが2、3巻返却期限の前日16時前後と言うね!

    最初受け取った時に言えば良かったのに、その場では気づかなかったのでただただ待つことにしたんですけれど。

    3巻は貸出期間延長できたのですが、2巻は予約者がいて延長できず(ーー;)

    慌てて1巻読みました!

    そうそう、バーティミアスって様々な登場人物の視点で話が進行していくんですよね!この手法、結構好きです。

    バーティミアスが相変わらず、と言うかこれ、本編よりずっと過去、紀元前が舞台なのですが。とにかくバーティミアスがバーティミアスらしくて嬉しくなりました!お馴染みのライバル、フェイキアールも登場するし、古代史好きにはたまらない舞台設定なのでは。

    ソロモン王は逸話に事欠かない歴史上の人物ですが、確かに指輪を使い天使や悪魔を召喚してたと言う伝説が遺ってるんですよね!

    バーティミアスの起源はやはり中東なのかな?
    文明が栄えた場所に魔法あり、ならそりゃ始まりは中東か。

    史実があるから、展開どうなっちゃうの?!と思いつつ、飽きずに読めます。薄めなので、早ければ数時間で読めそう。私は半日かかりましたが。睡魔が酷くて…

    一番はやはりバーティミアス視点での進行が楽しいですが、他の面々のシリアスな三人称進行も全体を引き締めていて良いバランスだと思います。

    ヒロインらしきアズマイラがまだ好きになれてませんが。シバの女王も何か好きになれない…潔癖で高潔過ぎるからかも?

    では2巻読みます!

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「バーティミアスに番外編が出ていたとは!」
      今年になって出たんだ、私も読んでみようっと!
      「バーティミアスに番外編が出ていたとは!」
      今年になって出たんだ、私も読んでみようっと!
      2012/12/25
  • 今回も面白かった!
    生意気で、反骨精神たっぷりのバーティミアスは、相変わらずトラブルメーカー(笑)
    魔術師を出し抜こうとする駆け引きのとか、窮地に陥ったときの必死さとか、愛すべきキャラ。
    毒舌とユーモアにあふれる脚注もたっぷり。
    今回も訳が素晴らしく、翻訳であることを忘れる読みやすさで、一気読み。
    日本語版では、3冊に分かれてしまっているのが、残念。
    気になるところで終わってしまった。
    はやく続きが読みたい。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/post-22e4.html

  • (No.12-20) 「バーティミアス」シリーズの外伝です。

    内容紹介を、表紙裏から転載します。
    『今から3000年前、エルサレムの上空を一羽のフェニックスが舞っていた。
    それは絶大な権力をふるうソロモン王のもとで奴隷として働かされているバーティミアスの姿だった・・・・。』

    嬉しいな、バーティミアスとの再会!
    私は、本当はプトレマイオスに仕えていたときのことが知りたかったのですが、今回はソロモン王の話です。
    三冊に分冊されるとのことで、この巻ではまだ導入部の感じでした。

    中級レベルのジンなのに、態度はでかくて主人に何度懲らしめられても全くめげないバーティミアスです。二千歳のやんちゃ坊主だわ。
    バーティミアスの章では、欄外の説明(つぶやき?)もちゃんとあります。わたしはあれが大好きです。

    有名なソロモン王やソロモンの指輪、シバの女王が登場しますがなんだか好きになれない人達です。
    今回の主人公はシバの女王の近衛隊長・アズマイラらしい。隊長と言ってもまだ少女。バーティミアスって本編では子供に弱かったわね。多分ずっと以前からなんでしょう。

    アズマイラとバーティミアスがどんな冒険をするのかはこれからのお楽しみということで、とりあえず評価は真ん中にしておきます。

  • キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!バーティミアス!!楽しみ

  • バーティミアスが解放されたのにまたまた捕まった。そして建設現場で働かされることにどうなるのか気になる一巻です。

  • 私の厨二病の原点。ハリーポッターより当時は面白いと思っていた

  • 中学時代、みんながハリー・ポッターに夢中な中で自分はバーティミアスを読んでた。ひねくれものなのです。
    ファンタジーってなんでもあり感が苦手なんだけど、このシリーズは妖魔たちの不自由さがはっきりしてて面白い。
    注釈の手法も楽しい

  • 殺伐としてブラック、相変わらずいい感じ。

  • 今回バーティミアスとフェイキアールが同じ魔術師に呼び出されている。
    二人の掛け合いが楽しい

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著者プロフィール

イギリス、ベッドフォード生まれ。7歳から物語を書き始める。子どもの本の編集者をしながら自分でも執筆。「バーティミアス」三部作は世界的なベストセラーになる。著書に『勇者の谷』(理論社)、「ロックウッド除霊探偵局」シリーズ(小学館)などがある。現在は家族とともにハードフォードシャーに暮らしている。

「2021年 『スカーレットとブラウン あぶないダークヒーロー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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