医学のたまご (ミステリーYA!)

著者 :
  • 理論社
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本棚登録 : 2756
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652086209

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りて読んだんですけど、あまりに衝撃的過ぎて、わざわざ買いました。
    こんなにも、本に心を惹かれたことは、ありませんでしたね。
    読んでない方は、すごくお勧めです。

  • 14歳の中学生の男の子が主人公のせいか、ジュニア向けの本棚に分類されている。が、すっかり大人歴の長い自分でも読み応え十分、泣かされもした。さすが海堂尊ワールドである。
    パパが素敵。高校生の佐々木くんが魅力的。カオルくんも成長したあかつきにはカッコいい男になりそうな予感。
    この男の子は「ジーンワルツ」「マドンナヴェルデ」で生まれた双子のひとり。そして佐々木くんは「モルフェウスの領域」に登場。
    いろんなエピソードが絡み合い「旧知の人」がどんどん増えていく感じ。

  • 横書きで理科の教科書みたいです。
    ここに出てくる薫クンは「ジーン・ワルツ」で生まれた双子の片割れ。

    田口・白鳥シリーズでもおなじみの単語もバンバンでてきます。
    中高生向けの小説として書かれたらしいですが、大人も十分楽しめます。

    章ごとに出てくる薫のパパ―世界的ゲーム理論の研究者 曽根崎伸一郎氏―のお言葉がわかりやすくてよいです。
    薫クンは学業は歴史以外からっきしだけど、そこそこ要領もよい呑気な子。
    そんな彼が権威主義的な藤田教授に左右され、大人の論理に揉まれ、しっかりと歩く。

    「ナイチンゲールの沈黙」で出てきたオレンジ新棟もあり。
    1階の救急センター(かつてのジェネラル・ルージュの根城)は潰れていますが
    2階の小児科は稼働しています。

    海堂シリーズを読んでいる方にはさらに楽しめると思います。

  • なんとなく取った本だけど
    面白かった(^O^)/

  • 2013年4月28日
    ジェネラルルージュの海堂さんが、子ども向けに書いたという本でした。

    カオルのパパの名言

    この世の中のたいていのことは、逃げることで解決する。立ち向かってエネルギーをムダ遣いするなんて愚の骨頂さ

    →カオルは「そのやり方は間違っているんじゃないか、と思っていた。そうやって直面するものから逃げ出してばかりだから、結局ママは双子の片割れ、忍を連れて家をでていってしまったわけだし。」だそうですが(^^;

  • 佐々木くんが良かった

  • 桜宮サーガ7冊目。
    中学生の男の子がひょんなことから大学で医学の研究をすることになる話。
    設定的にだいぶ無理だと思うけど面白かった。
    今まで読んだ桜宮サーガの中では一番未来の話みたいで、"東城医大が一度潰れた"とか気になるキーワドが多かった。
    一体何があった!?

    登場人物も幼くして片目を摘出した佐々木アツシが高校生になってたり、
    "地球儀"で登場した平沼(いじめっ子だとは思わなかった)と見覚えのある名前が多くて良かった。

    個人的に主人公の幼馴染の女の子が医学書を読んで詳しい理由が気になった。

    ラストの展開は少しスカッとしつつ悔しい。
    ゲーム学者の父親凄いな。

  • 巻末を見ると、中学・高校生向けに書いたとあったので(もちろん、面白くというか興味深く読んだことが最大の要因だが)娘に本を渡したところ、面白く読み進めているようである。カオルの今後の成長も書いてほしいな・・・

  • ヨシタケシンスケさんの表紙に、
    有名なミステリー作家さんの著作に惹かれて、
    中1になった息子にプレゼント。

    見事に「面白い!」とはまった息子に勧められて読んでみたら。

    うん、様々な社会現象も脳裏に浮かびつつ、フィクションとしてとても楽しめつつ、思春期ならではのあれこれもウンウンと頷きつつ。

    全然「普通の」中1ではなかったけど(笑)

    主人公が、他の有名なシリーズにも出てくるとのことで、そちらも息子に勧めてみたいと思います(^^)

  • おもしろかった。カオルとパパのやりとりがしみる。薫のママがパパについていけなかった理由も分かる気がするが、カオルとパパの関係は好き。薫はいつか忍と話をするのかな?忍がどんな子か気になる。

著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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