- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784652200575
作品紹介・あらすじ
よりさんは虫が苦手です。都会から飛行機で二時間、車で一時間の田舎に四人の息子を連れて越してきて、いやおうなく虫の世界に引き込まれます。オケラ、コウガイビル、電気虫、イライラ、やけど虫、オオマリコケムシ、圧倒的な虫の数々…。怪しく幽きファンタジー。虫たちはいのちを繋いでいく。
感想・レビュー・書評
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虫嫌いのよりさんが、いつのまにか虫と仲良く暮らしてる。かわいいお話でした。
セミノ丸、めちゃかわいいです。「ホウホウ、オ目ガ高イ。目ノ御馳走也ナア……。見ルト、ミントノ味ガ目ニ広ガッテ、スーット涼シクナル也ー」
秋山あゆ子さんの挿画も素敵でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
身近な虫にももう少し気を配ってみようという気になりました。
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都会で生まれ育ち、なじみのない虫が怖くて苦手な主人公。しかし、どんな虫なのか調べずにはいられない性格のせいで、周りからは虫好きと思われてしまいます。おせっかいな人々のおかげで、意思とは反対に虫と関わることが多くなっていって・・・。リアルでありながら、どこか幻想的な挿絵が、あたたかい文章と溶け合って、怪しい魅力を放ちます。
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前作よりも、子どもたちの成長にクローズアップされたお話が多くて、ちょっと涙が…。
私も「ズボラ筋」に違いない。 -
よりさんときびしんの別れ……せつないね……
子どもたちの成長もいいな~
前日譚も早く読みたいな! -
子どもたちの学年が一つずつあがり、夏から秋のお話。
二十四節気とともに今では忘れられた習慣が。半夏生でおそばを食べるなんて知りませんでした。
コウガイビルがそんなに大きいとも知りませんでした。一つ不満があるとするとナメクジがナメクジとしか書いていないことです。
イラストを見てもよくわかりません。九州にいる種類なのかしらん?うちにはチャコウラナメクジがわんさかいてフタスジナメクジも少しいます。
前作に比べて子供たちが主人公のお話もあります。そして最後は…。
虫のお知らせが本当になってしまうのでしょうか。もう少し続きが読みたい作品です。 -
書標2014.8
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シリーズの2巻を先によんでしまった。
1巻も読みたい。
児童書には珍しく、子ども達のお母さん"よりさん"が主人公。 -
よりさん、すてきな感性をもってていいなあ。
そんな風に生きていきたい。
前作と同様、いえそれ以上に一話一話が愛しいお話。
文章が優しくて、温かくて、心に沁みる。
あさひとダコタのお話が一番好きで、最後は思わず涙が溢れた。 -
連続短編集?
嫌いな虫の事を調べているのを、虫好きと勘違いされた
お母さんの話。
確かに都会ほど虫がいない環境はないです。
しかし彼らは適合している…。
という話かと最初の方思っていたのですが
どんどんと不思議な方向へ。
おかげで、本当にこの虫はいるのだろうか? と
考えてしまいました。
調べたら一発で分かるでしょうが、それはそれで
夢がなくなるような気がします。
現実の、ほんの少し横にある不思議。
突如がらりと変わるわけではなく
近所の人と語るかのように出てくる不思議。
しかし、ものすごく現実的だったのは
皮膚科のお医者さんの台詞でしょうか?w