ポ-: 黒猫 (世界名作ショートストーリー 5)

  • 理論社
3.89
  • (2)
  • (4)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 30
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652201039

作品紹介・あらすじ

謎めいた作家エドガー・アラン・ポーのミステリ、ホラー、ユーモア、ファンタジー…多彩な7つの短編集。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 作品内容はもちろん素晴らしいけど、何よりよかったのは読みやすさ。すでに別の訳者による黄金虫や落とし穴と振り子を読んでいたが、その時は意味がよく分からなかった部分も今回は理解できたしこんなに興味深い話だったんだと改めて思った。
    作品としては黒猫や楕円形の肖像画などは初めて読んだ。どちらも不気味で神秘的な話で面白い。何故かジョジョの奇妙な冒険を思い出した。
    黄金虫は推理小説としてすごくいいでき。落とし穴と振り子は限られたシチュエーションで限られたギミックしかないのにここまで惹き込まれるのは流石。やはりポーは天才だ。

  •  怖いよ。

  • 表紙、佐竹美保先生の本気って感じでとても怖くて良い……
    やっぱり黒猫が怖いな…
    赤い死の仮面とかも、今のご時世だと怖いな…

  • 何よりもまず読みやすいのがすばらしい。

    あらためて読んでみてわかったけど、やっぱりポーって、昔の人らしい、ちょっともってまわった言い回しとか、ぐるぐるした書きぶりがあるのですね。だから読みにくいと感じていたのかも。千葉さんの訳は、そういうところをちゃんと残しつつも、すごく平明で理解しやすい言葉になっているので、すんなりと物語世界にひたることができた。

    「黒猫」「黄金虫」「落とし穴と振り子」は、久しぶりに読んで「そうそう!」という部分と「こういう話だっけ!」という部分が交錯するのが楽しかった。「落とし穴~」は、なんでいきなりこういう境遇になってるのか、記憶のなかで漠然としていたけど、異端審問という設定だったのか。(それでもよくわからないけど。)
    「黄金虫」は、表題の虫が、よーく読むとあまり関係ないんだね(笑)。忘れてた。

    なじみのない短編も、ちょっと小話ふうだったりして、みんなおもしろかった。すみずみまで楽しめる一冊。

    黒猫
    週に三度の日曜日
    楕円形の肖像画
    落とし穴と振り子
    スフィンクス
    赤い死の仮面
    黄金虫

全5件中 1 - 5件を表示

エドガー・アランポーの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×