遊園地の妖怪一家 (妖怪一家九十九さん)

著者 :
  • 理論社
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本棚登録 : 98
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (149ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652201466

作品紹介・あらすじ

遊園地の中を怪しいやつがうろついている。観覧車に緑のクマ、コーヒーカップにピンクのウサギ、ジェットコースターに変身ロボットが乗っていた-。目撃情報をうけて、九十九さん一家が出動です!

感想・レビュー・書評

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  • ことりちゃんが遊園地を見守っていることを知って驚きました。
    さっちゃんとことりちゃんがいっしょに遊んだ遊びの歌が面白いと思いました。

  • 遊園地のドタバタアクション!そして、日本人の核心へ。いかしいかされる。共生。失われたもののちから。大切にすること。

  • どんなお人形でも、大切にすると心を持てるというのがいいなと思った。ぼくも、お人形を持っていて、大切にしているから、心を持っているかな、会話ができそう、とうれしかった。
    さとりのさっちゃんが、みんなが自由にしている間に、コトリちゃんと遊んだから、事件の解決に近づいた。さっちゃんとハジメくんはいつも活やくしてすごい。(小4)

  • 今回の、いい話だったな。
    この話に限らず、ママがもっと出てくれたらいいのに。

  • 子どもたちの守り神の小鳥地蔵。妖怪と勘違いされたけど、実は一人ぽっちになった子どもの側にいてくれたのです。みんなの周りにも、みんなを守ってくれる何かがいると思いますよ。

  • 今回は遊園地に妖怪が現れるって情報を野中さんと共に九十九さん一家が調査に行くお話。 
    当然ちゃんと調査しようとするタイプと遊ぶことしか考えていないタイプがいるわけで、園内を分かれて調べる時にはその辺を考慮したチーム分けに。
    しかし案の定無茶する連中は無茶をしちゃいますw
    でも、遊園地で遊ぶならさっちゃんとはちょっと面白くないかもしれない。 けど、おばぁちゃんとかアマくんはハメ外し過ぎて後始末が大変だし、やはりハジメくんが無難かな?

    そんなこんなで果たして遊園地に本当に溶解は存在しているのか! ハジメくんの弱点やおじいちゃんの巨大化のヒミツまでわかっちゃうよ

  • 怖い話は苦手なのですが、こういうちょっと不思議話は好きです。

  • 調査にきたはずなのに自由に動き回ってしまう一家の様子が楽しいです。

  • やっぱりいいなあ、富安陽子さん。
    夏の終わり、夕暮れの遊園地のほの切ないような華やかさの感じが何しろツボだ。妖怪たちのキャラクターや謎解きの巧みさ、行間ににじむようなユーモア。昔からの言い伝えや土地の持つ歴史、土地神様、お地蔵さんへのまなざし、そのやさしさ。何とも優しい読後感。

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著者プロフィール

1959年生まれ。1991年『クヌギ林のザワザワ荘』(あかね書房)で第24回日本児童文学者協会賞新人賞、第40回小学館文学賞を受賞、1997年「小さなスズナ姫」シリーズ(偕成社)で第15回新美南吉児童文学賞を受賞、2001年『空へつづく神話』(偕成社)で第48回産経児童出版文化賞を受賞、『盆まねき』(偕成社)により2011年第49回野間児童文芸賞、2012年第59回産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞、2021年『さくらの谷』(絵・松成真理子 偕成社)で第52回講談社絵本賞を受賞。絵本に「やまんばのむすめ まゆのおはなし」シリーズ(絵・降矢なな 福音館書店)、「オニのサラリーマン」シリーズ(絵・大島妙子 福音館書店)などがある。

「2023年 『そらうみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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