- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784652202388
作品紹介・あらすじ
ひとりぼっちでくらすこどものつるは、ねむるのもしょくじもたたかうのもひとり。「おまえも、わしたちのなかまに入れてやるぞ」そのしるしをうける時がはじめてきました。こどくしか知らなかったつるが知った、だれかとともにあるあたたかさをえがいたお話です。
感想・レビュー・書評
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つるたちは、えさを食べたり眠ったり空を飛ぶときも家族そろっている。
きつねや犬から襲われないようにおとうさんとおかあさんが、かわるがわる目をさまして見はりをする。
つるの群れの中にひとりぼっちのこどものつるがいる。
誰もが守ってくれないので、夜もぐっすり眠れず、みんな決まったえさ場を持っているけど、追い払われてひとりでえさを見つけなければならなかった。
ざわざわと音をたてる葦の茂みで、近づいてくるきつねに気がつかず、飛びつかれそうになって…。
大きなおとうさんづるに助けられ仲間にいれてもらうことができた。
みんなから知らんぷりをされ、つるのきまりごとも知らずに突かれ追い払われて、かわいそうなこどものつるは孤独しか知らなかった。
だけど助けられて仲間として迎えられ、いっしょに空へと飛び立つ姿がなんともいえず、とても美しくて感動した。
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小学校の、とある国語の教科書に
椋鳩十の作品が掲載されています。
学習する時に作者の本を紹介しています。
紹介する本の一冊がこちらです。
椋鳩十の本、よいですよ。 -
「家族で行動する鶴たちの群れのなかに、ひとりぼっちで暮らすこどもの鶴がいました。ある時年を取った狐に狙われます。ひとりでたたかうなか、ある一家のお父さん鶴が向かってきました。ひとりぼっちでない初めての経験でした。」
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