まいごのしにがみ

著者 :
  • 理論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (63ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652203644

作品紹介・あらすじ

ぼくが道案内することにしたおじさんは死神だという。今の仕事が自分に向いていないという死神とのふれあいを通し「自分の好きなことって?」「自分の得意な方向って?」「社会の中の自分って?」をちらりと垣間見ていきます。

感想・レビュー・書評

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  • 子供の本に、死神かぁ
    と思うなかれ。さすが図書館司書が選んだ本(中身の見えない貸出イベントによる)。
    絵本を卒業した小学校低学年向けの本。
    時間があるなら親が読んでも。

    ある日「ぼく」が遊んでいると、小さな声で声をかけてきたおじさんがいた。
    死神だ。
    死神はとても優しくて、かわいそうになった「ぼく」は死神を道案内するのだが・・・

    物語は急に彼が死神であることを読者にわからせる。
    読んでいる私が「まさかまさか」となってしまう話の運び。
    でもこれじゃああんまりだ、と思わせたところでもう一度物語が転換する。
    子供向けだし?
    いやいや、だからこそくるりくるりと変わる物語。
    そして先生や親から言われる「優しい人であれ」と、大人のダブスタ「優しいだけじゃダメ」をどう組み合わせるか。
    いや見事だった。
    小さい頃からこう言う良質の物語に触れさせてあげたい。

  • 迷子の死神いたら案内できるかな?
    でもちょっとこのしにがみは心配になるほど、いいひといやしにがみなのだ。
    やさしすぎてどうもしにがみに向いてない。
    ラストに思わず破顔してしまう楽しいおはなしでした。

  • 絵本だと思って探したら児童書でした。
    でも死神とぼくとの出会いお互いの人生を変えるなんて素敵。

  • 題名を見てこわいのかな?と、思ったけどおっちょこちょいのしにがみさんがおもしろかったです。

  • ぼくが道を聞かれたのは、なんとしにがみ。
    こわくないし、実際すごくやさしい。
    なんてことのない話のようで、しにがみの人生(?)に感動してしまいました。

  • 2.3年。死神の道案内をすることになったぼく。優しすぎて仕事が上手く行かない死神と話をする中で、お互いに自分の持つ良さを見つけていく。
    優しい死神の設定はあるが、そこから得意分野を活かすという発想がとても面白い。

  • さいごのは、シニガミ?(^_^)

  • しにがみ優しかった。俺みたい(8歳10ヶ月本人談)

  • 8歳のお兄ちゃんにと借りてきたけど、6歳にはちょっと難しかったかな?

  • 「ぼくが道案内することにしたおじさんは死神だという。今の仕事が自分に向いていないという死神とのふれあいを通し「自分の好きなことって?」「自分の得意な方向って?」「社会の中の自分って?」をちらりと垣間見ていきます」。

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著者プロフィール

神奈川県生まれ。『糸子の体重計』で日本児童文学者協会新人賞(2013年)、『空へ』で日本児童文芸家協会賞(2015年)、『羊の告解』でうつのみやこども賞(2019年)『朔と新』で野間児童文芸賞(2020年)、『きみひろくん』でひろすけ童話賞(2021年)、『あしたの幸福』で河合隼雄物語賞(2022年)、『つくしちゃんとおねえちゃん』で産経児童出版文化賞(2022年)を受賞。そのほか、『かあちゃん取扱説明書』『二日月』『チキン!』『カーネーション』『ぼくんちのねこのはなし』『よそんちの子』など、話題作を多数発表している。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人。

「2022年 『バンピー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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